不登校になってYouTubeばかり…勉強しない発達凸凹キッズが勉強に目覚めるコツとは

子どもが不登校になって全然勉強しないと心配ですよね。ゲームやYouTubeばかり見ていたりするとイライラしてしまうことも。無理に勉強させようとしていたら赤信号!簡単な声かけで学ぶチカラを育てる勉強方法がありますよ!
 

1.不登校になって全然勉強しない…と焦っていませんか?

一年の始まりに、不登校の子どもの将来について思いを馳せるお母さん。

不登校の子どもが勉強しないとお悩みではありませんか?

・学校に行けないと勉強が遅れてしまう
・不登校でも将来は大学に行って欲しい
・将来困らないように勉強させないと

こんな風に不登校の子どものことを心配しているお母さんはたくさんいるのではないでしょうか?

しかし、勉強して欲しい、どうやったら勉強できるようになる?と考えれば考えるほど、子どもは嫌がって壁を作っているように感じていませんか?

そして、そんな子どもを見ているとどんどん焦りを感じてしまう…

実は、子どもが勉強しない問題は、お母さんの価値観と今の子ども達に必要な学ぶチカラのギャップを知って、肩の力を抜くと解決できますよ!

まったく勉強しなかった不登校歴4年の子どもが、自ら勉強するようになったおウチでの子どものチカラの伸ばし方をお伝えします!


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2.今は、学歴だけあってもどうにもならない時代⁉

私達親世代は、「勉強して学力を上げていい大学に入りいい会社に就職をするのが勝ち組!」という価値観の中で育ってきました。

もちろん、皆が皆、大学に入るわけでも大企業に入るわけでもないのですが、やっぱり「いい大学」「いい企業」に入った人の話を聞くと羨ましく思ったりしますよね。

昔は、「学歴さえあれば安泰」ということが常識の世の中だったのですね。

ですが、学歴にばかりこだわって勉強してきた若者が就職して絶対に成功できたかというと、そうではなく、どんなに学歴が高くても挫折したり、社会性が身についていなくてうまくいかなかったり色々な問題を抱える人だっているんです。

更に、今は少子化が進み、若い人の人口が減り、若手は売り手市場。

大学側や企業側は学力ではない視点で若者を選ぶ時代になってきました。しっかり学べる若者、自分の意思を持って活躍できる若者が欲しいのです。企業に属さないで起業する若者だって出てきています。

学歴さえあれば就職までなんとかなる時代は終わったんです!


学校を意識すると、ついつい「◯年生だから〜ができないと」とか、「〜くんは〇〇塾に行って〇〇高校受験する」とか、周りと比較してしまって、自分の子どものできないところにものすごく目がいってしまいます。

これが、お母さんにとって辛い気持ちになる原因です。

今の時代、オンライン化もとても進み、勉強したかったらいつでもどこでも学べる時代です!

不登校になっておウチでお母さんが取り組むべきことは、勉強させることではなく、子どもが将来自分の考えを人に伝えるチカラ、わからないときに調べるチカラ、自分のやりたいことをやってみるチカラを育ててあげること!

机に向かってカリカリ勉強するだけでは身につかないチカラを、不登校でおウチで伸び伸びしながら、遊びながら育ててあげることができますよ。

3.YouTube三昧だった不登校キッズに悩んだ過去

我が家の中学2年生の息子も不登校です。不登校になって4年が経ちました。

息子は、ギフテッドの傾向があったり、不安の強さ、読み書きの苦手さ等、色々ミックスされているため、今はオンラインのフリースクールに在籍しながら、家で好きなことをして過ごしています。

息子が不登校になってから、私が頭を悩ませたのは「1日中YouTubeを見ている」ことでした。最初は、本当に嫌な感情が渦巻いていました。

工作をしたり、一緒にカードゲームをしたりする息子を見るのはまだいいのですが、YouTubeを見て笑う息子を見るのが苦痛だったのです。

「こんなYouTubeなんて見ていたら勉強がどんどんできなくなる」
「将来大丈夫なの?」
「不登校のとき勉強しなかったという元不登校さんもいるけど、こんなに勉強しない子いないんじゃない?」

私の心の中は、常に「どうやってYouTubeから息子を引き離せるか」ということ。

その頃は、息子がYouTubeで面白いといって見ているものや、興味を持って調べていることに対してしっかり共感することはできていませんでした。

YouTubeを見る時間を決めて、時間を守ってもらえるようにネット以外に興味を持てることを必死で探したりもしました。

けれど、今の時代、何かを調べようとすると使いたいのはネット。更に、わかりやすく情報を得られるのはYouTube!

「YouTubeには勝てないな…」と思い始めたとき、ちょうど発達科学コミュニケーションの講座で、「お母さんの関わり方次第で、ゲームやYouTubeを使って子どもを発達させてあげられる」ということを学びました。

そこで、YouTube時間を管理することを手放し、好きなときに、好きなだけ、「YouTube見たらいいじゃん!」というスタンスにシフトチェンジすることにしたのです。

4.勉強してほしいときは考えるチカラを育てよう!

それでは、全然勉強しない、YouTube見放題の不登校の子どもにどのような関わり方をしたら学習習慣がつくようになるのか、お伝えしますね。

まず、勉強をしたいと思う気持ちの源は、「なんでだろう?」と疑問を持ち考えることです。

ただ漠然と受け身でゲームをしたり、YouTubeを見たりしているだけでは、考えるチカラが育ちません。

けれど、お母さんの一声で、子どもとのどんな会話でも、考えるチカラをつけてあげることができるんです。

そんなマジックワードは、

「どうして?」

です!

子どもが何か楽しいこと、興味のあることを喋ってきてくれたら、

「どうして〜なの?」
「なんでそうなったの?」

と、聞いてあげる。

そうすることで、子どもは「どうしてかな?」と考える思考パターンが身につき、どうしてなのか調べよう、考えようという習慣もついていくのです。

我が家でも、例えば、「フォートナイトのアイテムがもらえるイベントが明日の夜中にあるんだ!」と息子が話してきたら、「へ〜そうなんだ!」で済ますのではなく、「どうしてそのアイテムがほしいの?」「なんでそんな夜中なの?」と質問します。

そうすると、アイテムのかっこよさを説明してくれたり、時差のある外国のイベントだから、日本では夜中になるとか、どのくらい離れた場所だから何時間の時差があるとか、調べるという行動が生まれます。

そんな積み重ねで、普段の生活の中で、疑問を持ち、調べ、考える習慣が身につき、学校のカリキュラムには沿っていなくても勉強することができるようになります。

「自分で調べる力がついてるねぇ。」
「学ぶって楽しいよね。」

と、声かけしていくうちに、

「僕は学ぶのが好きなんだ‼」

と思ってくれたら儲けもの。

もっと知りたい。もっと学びたい。という気持ちが生まれ、勉強もするようになっていきますよ。

勉強も、遅れているからといって、「〇生のところからやりなおしだよ!」と、子どもの意欲を下げるようなプレッシャーは与えないようにしましょう。

学んでいくうちに、「ここがわからないから、ここをやり直そう」という風に、子どもが気づいていくことが大事です。

まったく勉強できていないお子さんを見守るのは、どうしても心配が募るもの。

我が家もそうでしたが、今では自分のペースで、自分のタイミングで毎日コツコツ30分程は勉強し、疑問に思ったところが出てきたときには納得するまで調べたり、話し合ったりしてあっという間に時間が経ちます。

「あれ?今日は1時間半も勉強したんだね!」ということもあります。

勉強嫌いの子には、「なんでだろう?」の視点を持たせてあげる声かけで、いつの間にか勉強している習慣をつけさせてあげましょう。

執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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