学校の休み方がわかれば不登校はこわくない! 将来の不安や先生の登校刺激に負けないママの観察力

学校に行かせるか休ませるか悩みませんか?不登校になるかも…という不安や先生の登校刺激に負けない「観察力」を手にしたら、子どもの背中をおすタイミングとエネルギーチャージが必要な休むタイミングをつかめ、学校の休み方がわかるようになりますよ。

1.学校への苦手意識が登校しぶりや不登校につながる夏のはじまり

運動会などの春のイベントがひととおり終わったこの時期、登校しぶりの回数が増えてきて、行かせるべきか休ませるべきか悩まれていませんか?

頭が痛いと言うから休ませたら家では元気に過ごしていたり、学校に行って具合が悪くて保健室に行っても熱もなくて教室に戻されたり…

ママや先生から見ると「甘えているだけ」「サボっているだけ」に感じたり「このまま不登校になるのでは」と不安になったりしますよね。

学校が辛くなっている子の「体調が悪い」は心因性の理由の場合も多いです。

内科的にみたら風邪も引いてないしインフルでもないしコロナでもありません。登校しぶりは 心が悲鳴をあげて脳がネガティブな状態です。

行動や思考をコントロールすることができないよーと「がまんの限界」を訴えている合図なのです。

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2.先生との話し合いで見つからなかった登校しぶりの解決策

私も息子が中学で登校しぶりをしていた時、最初は学校の休ませ方なんてわかりませんでした。

「具合が悪くなったら保健室に行っておいで」

と、とりあえず学校は休ませないほうがいいと思って対応していたのです。

すると、学校の先生に念のため病院に行くように言われました。もちろん異常はありません。

私「内科では、特に何もないといわれましたよ」
(私の心の叫び「内科の問題じゃないんですけど!」)

先生「そうですよね、僕もなにもないと思ったんですよ」
(サボりだと言いたいようです)

こんな不毛なやり取りを学校と繰り返している間に、息子のコンディションはみるみるうちに悪化し不登校になってしまいました。

そうなってからの対応は正直めちゃくちゃ大変でした。

無気力状態で、笑顔がなくなってしまった息子を見て…

「どうしてもっと早く対応してあげなかったんだろう」と悩みました。登校しぶりがはじまった初期の対応が何よりも大切ということを私は身を持って体験したのです。

3.これはSOSかも?登校しぶりで行かせるか休ませるか見極める3つのポイント

登校しぶりの時に行かせるか休ませるか…最初の見極めのポイントは3つです。

◆自己肯定感はちゃんと回復していますか?
◆イライラせずに穏やかに過ごせていますか?
◆ママの声かけでサクッと動ける状態になっていますか?

まずはこの「三大基本」ができているかが大切です。

それができていないなら学校に行くか行かないかより先に、お子さんの発達が加速する正しいコミュニケーションをマスターすることが最優先です。

この基本があれば「あれ?いつもの声かけがうまくいかないぞ?」というときに「子どものSOSだ」と気づくことができます

いつもの声かけがうまくいかない、というのは、

学校から帰るとイライラしていて声をかけると「うるさい!」と返ってきたり

「宿題いつやる?」などの声かけをしても「知らない!」と言われたり。

このように、普段の会話は穏やかにできているのに、学校の話題になると途端に様子がおかしいなと感じたら「SOSかも?」と考えてみてください。

お子さんの発達が加速するためのコミュニケーションは、パステルジャンプでたくさん記事を配信しています。この記事の最後におすすめが載っていますので、ぜひ読んでくださいね。

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4.学校の休み方がわかるようになる!学校がつらくないかを知るためのチェックリスト

三大基本をもとに、より具体的なチェックリストを作成してみました。

このチェックリストを使うことで、子どもが学校に行けるように背中を押していい時期なのか、無理させずに休ませることが必要な時期なのかがわかる観察力を手に入れることができます。

□いきしぶりが増えている
□朝、荒れることが増えた
□今までできていたことをやらなくなってきた
□学校から帰ると荒れることが増えた
□体調不良を訴える
□夜眠れないor朝起きられないことが増えてきた
□遅刻早退が増え始めている

いくつチェックがありましたか?
こちらのチェックは先生には見えない日常の項目も少なくありません。
2つ以上のチェックが入るなら…お子さんは学校でたくさんのつまずきを感じている状態です。

お子さんが不登校や登校しぶりの時は焦ってしまうお母さんも多いと思います。

けれど学校の先生がなんと言おうと子どものことを誰よりもわかってあげられるのはお母さんです。

どうか学校に行かせることだけに固執せずに、学校を休ませてあげてエネルギーを回復させたり、宿題や課題の量を調節できないか先生に相談したり、お子さんの不安や発達のつまずきの解消を先にやってあげることを考えてくださいね!

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執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

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