HSPキッズの「疲れやすい」を落ち着かせて行動力を引き出す声かけ!

繊細で敏感すぎるHSPタイプの子どもは、学校では疲れやすく登校しぶりや不登校につながる原因にもなりやすいです。HSPキッズの疲れやすさを解消するのは、繊細さんの得意な脳をたくさん働かせてあげること!おウチでのコツをお伝えします!
 

1.学校で疲れすぎてしまうのはHSPだから?

周りの子は気にしない些細なことを感じ取り、同じ出来事でも、落ち込みやすかったり、傷付きやすかったり…

その感じ方が極端すぎて、「疲れた〜」「学校に行きたくない…」と言う。

そんなお子さんが心配ではありませんか?

周りと比べてしまい、自己嫌悪を感じることや、周りに合わせようと無理をして生きづらさを感じやすくなる性質を HSP( 人一倍敏感な人) といいます。子どもの場合はHSC(人一倍敏感な子)とも言います。

 最近は書店にも HSP に関する書籍が多く並んでいたり、SNS等でもHSP という言葉を目にすることも増えてきました。

今回は、このHSCさん、繊細さんの「学校しんどい〜」対策についてお届けしますね。

2.HSPキッズの脳の中ってどうなってる?

お子さんのこんな発言に、お母さんは動揺していませんか?

「疲れた…」
「いきたくない…」
「学校こわい…」など。

HSCさんにとって、どうして、学校や集団が、そんなに疲れる場所なのか?なんでこんなに敏感になってしまうのか?

それは、「脳がフル稼働している」からなのです。

ひといちばい敏感なセンサーで作動し続けているのでたくさんの情報や刺激を受け取ってしまいヘトヘトになってしまいます。

 ・たくさんの情報を受け取りすぎてしまい 脳の処理が追いつかない

そしてそれだけでなく


・アウトプットすることが苦手

という一面も持ち合わせているからです。

自分の言ったことで、相手がどう思うか、傷つけたりしないか…そんな思慮深さがが繊細さんのアウトプットの障壁になってしまうのです。

だから、HSCさんの脳の中は、いつも大渋滞を起こしている状態なのです!

3.登校しぶりで泣いて怒っていた子が3ヶ月で改善!

講座を受講してくださったHSCタイプのお子さんのママからこんな声をお寄せいただきました。
(小学校4年生の男の子のママより)

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登校しぶりのある子だったので、4年生に進級してから学校に行けるか心配していました。不安が強くて自発的には動けない子なので、私は、いつも先回りして、

「これして」
「あれして」
「早くしなさい」
「それやめなさい」

と、たくさんの指示をしていました。

だけどそんな対応をすればするほど、

息子は泣くし、怒るし、

「自分にはできない」
「自分はバカだ」

とパニック状態になっていきました。

そんな息子が、私が講座を受講して3ヶ月で、朝、学校に行く準備を自分でするようになり、苦手な発表や当番のしごとの日も「こうやってやったらきっと大丈夫!」と自分で練習してから家を出発するようになりました。

私は、発コミュに出会う前は、子どものことが心配で先回りをしては指示ばかりしていましたが、それが「言いすぎ」になっていて子どもを困らせていたんだと気づきました。

ただの命令や指示よりも、『子どもに「喋らせる」といいよ』と学んだので講座での学びをさっそく家で実践しました。

すると、自分で考えて動ける場面が増えていきました!


ーーー

こうお話してくださいました。

4.繊細な子には言い過ぎをやめて問いかけてあげよう!

私たち大人が良かれと思って、あれこれ伝えていることも量が多すぎたり、難易度が高かったりすると、子どもの脳の処理が追いつかずそれがストレスになります。

ストレスが多くなると「疲れたー」が出やすくなるので、それを軽くしてあげる関わりにシフトしてみましょう!

思慮深いところがあるのがHSCさんの良さでもあるので、言いすぎSTOPで、「考えさせてあげる」ワンアクションをしてみませんか?

例えば、お子さんが宿題の家庭学習をしていたら、うまくまとめられなくて「もうやりたくない〜」と半泣き状態になっているとしましょう。

まずは、子どもの気持ちを受け止める。→「そう思ったんだね!」

次にもうワンアクションを追加!→「どうしたらいいと思う?」

もし、お子さんが答えられなかったら、選択肢を与えて選んでもらうところから考えさせてあげてもOK!

何か一つ決められたら行動をし続けられる声かけを→「次は何しよっか」「他にもある?」

こんな風にして、お母さんの投げかけを聞いて、
 ↓
自分で考えて言葉にする!

こんな脳のインプットとアウトプットをスムーズにしてあげる関わりで、ストレス軽減!行動力のUPに繋がっていきます!

 子どもに考えさせることに不安を感じるお母さんもいるかもしれません。ですが、HSPさんは他人軸ばかりで生きていくと繊細さゆえの困り感が解消されていきません。

繊細さがのびのび発揮されるように、ぜひ、たくさん考えさせてあげてお母さんからも「それいいね!」の言葉を伝えてあげてくださいね。

執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 

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