HSPキッズが学校生活のストレスでイライラし話が聞けない時に、ママの言葉を届ける『〇〇作戦』

学校から帰ると不機嫌でイライラ。こちらの声かけに返事もせずに部屋に引きこもる。そんなHSPキッズにどうやって話をしようか、と悩んでいませんか?学校生活に疲れきってイライラしているHSPキッズに、上手に言葉を届ける『〇〇作戦』をお教えします。
 

1.HSPキッズは学校から帰るとなぜ機嫌が悪いのか 

学校から帰ると 

・不機嫌でムスッとしている 

・何を聞いても返事をしない 

・部屋にこもって出てこない 

HSP(Highly Sensitive Person:ひといちばい繊細な人)キッズにそんな様子はありませんか? 

HSP些細な刺激に敏感で、五感で感じたものや、人の感情にいたるまで、多くの情報を受け取ってしまいます。感覚過敏をもっていることもあり、学校という集団生活の場では、我々が思うよりも疲労しています。 

また、脳の特性上、不安回路が強いので、勉強やお友達との関りなどでうまくいかないことがあると、グルグル思考で不安を増強させ、必要以上に気にして、気持ちの落ち込みをひきずる傾向があります。 

学校から帰るとヘトヘト。感情のコントロールができずにずっとイライラ不機嫌で、こちらの声かけにも反応しなかったり、部屋に閉じこもったりするのです。 


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2.学校生活でのストレスでイライラし、素直に話を聞けないわが家の娘 

わが家にはHSP気質の9歳の娘がいます。 

聴覚過敏があり、教室のざわざわした音が苦手 

また、先生が他の子を叱る様子を見て怖がったりする様子があります。 

ネガティブ思考も強く、友だちの些細な言動に傷つき、泣きながら帰ってくることも。 

そんな娘は、学校生活がとても疲れる様子で、帰ったらゴロゴロしながら、ゲームをしたり、YouTubeをしたりして自分を癒すことが習慣になっています。 

だいたい約束の時間には、ゲームやYouTubeを終えることができるのですが、授業や友だちのことなどで、嫌なできごとが加わると、気持ちの切り替えが難しくなり、約束の時間にやめられなくなることがありました。 

この状態になると、どんなにこちらが話をしようとしても、うまく言葉を届けることができません。 

「どうしたの?」 
「学校でなにかあったの?」 

と聞いてみても、返事はありません。 

「疲れたよね」 
「毎日頑張っているよね」 

と声をかけてみても、 

「疲れてないし」 
「全然頑張ってないし」 

とあまのじゃくに。 

心配して声をかければかけるほど、頑固になって機嫌が悪くなってしまいます。 

そんな時は、本人が落ち着くまでそっとしておくのがベスト』と考えて放っておくと、それはそれで『お母さんはわたしのこと、どうでもいいんだ』と捉えて、傷つくのがHSPキッズの難しいところです。 

娘が落ち着いたタイミングで『お母さんは気にしていたんだよ』ということを伝える声かけをしてやりたい。 

しかし、場合によっては夜中になるまで部屋にこもってしまう娘。 

娘がわたしの言葉を聞いてくれるようになるまでずっと待っているわけにもいかず、「どうやって思いを伝えようか」と悩んでいました。 

そんな時に思いついたある方法を試すと、娘が素直にわたしの気持ちを受け取り、翌日には、学校で嫌だったできごとを話してくれるようになりました。 


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3.伝えたいことをタイミング良く伝える『〇〇作戦』! 

その方法とは、娘に伝えたいことをメモにして届ける『メモ作戦』です。 

学校でのできごとなどには触れず 

『今日もお疲れ様。よくがんばったね。』 

ねぎらう言葉だけメモに書いて、食卓の上に置いておきます 

娘がそのメモを見る時は、気持ちを自分で切り替えて、イライラが少し落ち着いた状態で部屋から出てきた時です。 

感情が高ぶってイライラしていた時には届きにくかった言葉も、このタイミングでならスッと娘の中に届いたのでしょう。 

翌日にはスッキリした表情で、「メモありがとう!昨日はごめんね。今日はちゃんとゲームやめるからね。実は、昨日学校で」と、自ら学校生活でのできごとを話してきてくれました。 

それからというもの、わたしは娘の様子を見て、娘がイライラマックスの時には無理に声をかけることをやめました。 

そのかわりに、娘に一言メモを書くようにしました。 

例えば、前日夜更かしして起きてこなかった時には 

『おはよう!お昼ご飯はサンドイッチの予定だよ!』 

と書いたり 

イライラして弟への当たりがきついときには、 

『これ食べてリラックスしてね!』 

とメモにお菓子を添えてみたりしました 

そうすることで、わたしは娘のイライラを増強させることなく、ねぎらいの言葉を伝えることができるようになり、娘も自分が落ち着いたタイミングでメモを見ればいいので、親子で精神的にとても楽になりました。 

今では娘も、わたしの真似をして、わたしが忙しくてイライラしている時には、伝えたいことをメモにして渡してくれるようになり、メモはわが家の生活の中で普通に取り入れられるようになっています。 

この『メモ作戦』を活用することで、わが家では感情が高ぶっている時にはそっと見守り伝えたいことをタイミング良く伝えることが、親子でできるようになりました。 

いかがですか?『メモ作戦』を有効に活用して、親子のコミュニケーションを円滑にしてみてくださいね! 

執筆者:小林ほなみ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 

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