引きこもり中学生が外で運動するようになり活動量がアップした!ママのご褒美大作戦

中学生の我が子が引きこもりになり体力が落ちてそうで心配。だけど、何を提案しても「やだ!」「行かない」と言って動かずゲームばかりしてしまう。ご褒美をうまく使うことで子どもが楽しく動き出すとっておきの作戦をお伝えします。

1.引きこもり中学生の活動量を増やしたいけど動いてくれない

我が家の引きこもりの息子は中学1年生。小4から行き渋りが始まり、無理やり学校に行かせるような日もありました。

息子が楽しく学校にいける道を探し、5年生で少人数制の学校に転校もしました。

しかし、息子の問題は転校しただけでは解決するものではありませんでした。

気持ちを新たに中学へ進学しましたが、1ヶ月半で息子が不登校となりました。

医療や公的機関の相談所、スクールカウンセラーなど頼れるところは全て活用しましたが、今後の未来が見えませんでした。

そこで、発達科学コミュニケーションを取り入れることにしたのです。

肯定的な声かけを続けることで親子関係はよくなりました。イライラも減り、感情のコントロールが少しずつできるようになっていて、嬉しく感じていました。

しかし、家の中での行動量、ましてや外へ行くことなんてまれで、体力が心配でした。

また、同じ部屋で同じものを見る生活では、刺激が少なすぎて、普通の人でも鬱々としてしまうものです。

イライラは減っていましたが、弟に当たるなどの悪態もまだまだ残っていました。

どうにか、ゲーム以外のことに興味を持って外の世界に出てくれないかなと思っていました。

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2.「行きたい!」と思って行動したら体力がないことに気づく

家ではいつも、いろんなことを話してくれるようになっていた息子。

引きこもり中にオンラインで繋がったお友達や、1ヶ月半だけ通った中学校でできた友達と繋がっているゲームの話などを話してくれていたあるとき、

「スカイツリーに行ってみたいな!」

と息子が言いました。

発達障害というものを理解していなかった三年前だったら、発達科学コミュニケーションに出会っていなかったら、

「学校も行ってないのに、好きなことばっかり言って!」と思っていたかもしれません。

しかし、もちろん、

「いいね!行ってみよう!お父さんと相談して日程決めるね!」と言い、早速、スカイツリー観光に行きました。

とても楽しく出発したのですが、片道2時間の途中、電車の中で、息子が辛そうなことに気が付きました。

顔には血色がなく、気持ち悪い様子でした。

昼夜逆転ぎみだった中学生の息子は朝食を取れない体になっていたので、いつも以上の運動量に対応できず、エネルギー不足になったのだと思います。

途中下車をして、栄養ドリンクを飲んで復活したのですが、夕方になると、
「足が痛い。」「疲れた。」「もう、帰ろう。」と、

弟二人より明らかに体力のない様子でした。

そして、それを一番息子本人が感じていました。

私は、「ずっと動いてないからかなり体力落ちてるな。そろそろ運動始めないと!」と心の中で思いながらも、

「動き出せば、体力なんてすぐ戻るから大丈夫だよ!」と息子に声をかけました。

3.家の周りを走ったら一周10円のご褒美

発達科学コミュニケーションの勉強会で、「行動を促すためのご褒美は有効だ」ということを教わりました。

また、誘うときのポイントも指導してくださり、

「できるかどうかは別として、家の周り1周したら10円っていうトライやってみない?」

誘いました。

何に関しても続かない中学生の息子ですが、「自分の体力のなさ」を実感していたので、何時だったら自分が走る気持ちになれるのか考えて、色々試していました。

結局、お父さんに声をかけて、一緒に夜走っています。

実践の際に気をつけたポイントがいくつかあります。

一つ目は、目標を「一週間に3回」とすることで、完璧主義の息子が、「一回お休みしたから、もうやらない〜」を回避しました。

二つ目、先のことをイメージする力が弱い息子なので、ご褒美は走ったその後すぐに渡して、行動とご褒美を一致させるように気をつけました。

三つ目、雨の日は筋トレに変更するなどして、「絶対にこう!と考えずに、臨機応変に対応して良いんだよ〜」の考えのインプットも心がけました。

四つ目、例えば、2周を目標に走りはじめたが、1周で終わったとしても、「面倒だと思っても、走ったんだね!」肯定の声かけに努めました。

家の周りのランニングだけでは楽しくないので、ボーリングやキャッチボール、公園での鬼ごっこなど、引きこもりから抜け出すために積極的に誘いました。

今までは断られることが多かったのですが、家から出る機会が増えました。

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4.楽しく外の世界を感じる機会を増やしていこう

行動範囲が広がり、家族で出かけるチャンスが増えたことで、弟たちと遊ぶ機会も増え、今まで歪んでいた兄弟関係もよくなりました。

体を動かすことで、人との繋がりに喜びを感じるホルモンが分泌されたり​、イライラを抑えたりやる気をアップさせる脳の働きが発達すると言われています。

中学生の息子も弟の存在を認めることができるくらい優しくなったり​、以前より穏やかに過ごせるようになったりしています!

運動の量を増やしてきた効果を感じています。

「次のスキーは、パウダースノーで滑ってみたい!」「スケートも行かない?」など、次々とお出かけリクエストをするまでになりました。

私一人の力では、ここまで息子を変えることができなかったでしょう。

家族が協力してくれたおかげだと感じています。

ゲーム以外の興味が見つかり、お出かけも億劫ではなくなり引きこもりも解消されつつあります。

これからも家族でチーム一丸となり、運動量アップを目指し、楽しく外の世界を感じる機会を増やしていき、息子の有意義な進路選択に繋げていきたいと思っています。

執筆者:沢木十和子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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