発達凸凹キッズがなんでも母親のせいにする理由は3つ!おうちで解決できるステップも3つです!

朝の支度をを促してもダラダラして時間切れ…時間通りに行かなきゃいけないとわかっているのにダラダラして間に合わず「ママのせいで遅れる!」と八つ当たり。そんな発達凸凹キッズの脳を3つのステップで育て、子どもの不安も解消できる方法お伝えします!

1.「ママのせいで遅れる!」朝の八つ当たりはなぜ?

発達凸凹キッズの子育てをしていると、こんな経験したことありませんか?
朝、登校準備を促しているのにダラダラしていてなかなかやらずに結局時間切れ…

そして「ママのせいで遅れる!」「遅れるならもう学校に行かない!」
と人のせいにしてくる。

ママにしたらイライラもヒートアップしてしまうのではないでしょうか…?
実は、こんな様子がみられるのは限られたおうちだけで起きていることではないんです。

発達の特性とそこから来る経験(記憶)がダブルで子どもの実行力にブレーキをかけているんです!

お子さんも本当は「学校に行く用意をしないといけない」「時間通りに行かなければいけない」ことは頭では理解しています。
それなのにやらずに八つ当たりしてしまうのは…

◆ダンドリよく動くのが苦手
◆不安(ネガティブな記憶)
◆感情のコントロールが苦手

この3つの理由が大きく影響しています。1つずつ見ていきましょう。

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2.発達凸凹キッズの行動が止まってしまう3つの理由

◆ダンドリよく動くのが苦手

凸凹キッズは集中がそれてしまったり興味のないことに取り組むのが苦手という特性があります。
だから、大人が思ってる順番やペースで動かそうと思ってもスムーズにいかないのです。

◆不安(ネガティブな記憶)

凸凹キッズは学校でもうまくできなくて先生に怒られたり、お友達から指摘されたり…
自信を失ってしまう場面が多いです。

学校が”つらい”場所になってしまっていることが多いんです。
子どもにとって「失敗体験」をしに行くことになりかねないのです。

だから学校に行かないといけない、と頭では理解していても、記憶が行動にブレーキをかけてしまうんです。

つまり「行動のチカラ」をのばすよりも、この不安に先に対応して頂きたいのです。

不安(ネガティブな記憶)を取り除いてあげることが行動のチカラを伸ばす入り口になるんです!

◆感情のコントロールが苦手

結果的に、

学校に行かないといけないだけど学校に行きたくない
学校に行かないといけないだけど思うように準備が進まない
学校に行くのも不安だ、楽しくない

こんないろんな思いが渦巻く中、感情のコントロールができずに、その不安や、ふがいなさ、などを
「ママのせいだ‼」
という言葉でママにぶつけてきたりするのです。

ママは、そんな発達凸凹キッズの気持ちに理解を示しながらも、実は、子どもが「感情的」になっている状態を早めに落ち着かせてあげて欲しいのです!

なぜなら、感情的になっている時は、考えたり・動く指令を出す脳が活動をストップさせてしまうからです。

でも、どうしたら落ち着かせてあげられるの?と思いますよね?

それについては、次にご説明しますね!

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3.複数の課題にもママがおうちで対応できるようになる3つのステップ

ちゃんとやらないくせにうまく行かなかったり、遅れたりすると、ママのせいにしてしまう
こんな「人のせいにする」ケースは複数の課題がからみあっています。

順に3つのステップを踏んで脳を発達させてあげましょう!

①過去のネガティブな記憶を書き換えてあげる

お家で、ネガティブ記憶が残りやすく不安の強いお子さんに、お母さんが授けてあげたい力があります。
それは「叱られたことを忘れるスキル」「気持ちを言葉で語るチカラ」です。

おすすめの方法は、学校の写真を見ながらお気に入りの1枚を選んでもらう方法

実はネガティブな記憶は、ポジティブな記憶を上書きすることによって忘れやすくなります

それには学校での楽しい生活をイメージできることが大切です。学校での楽しかった想い出がある写真を見ることで、言葉で語るよりイメージしやすくなります。

ポジティブな情報があるだけで、不安や恐怖を引きずらずに、怒られた出来事をケロリと忘れて「そんなことあったっけ?」と前向きになる子もいるんですよ!

また「その写真のどういうところが好きなの?」など、お子さんの気持ちを聞いてみましょう。
これは、自分の気持ちを言葉にする練習になります。

そうするとお子さんが学校であった「良いこと」を話してくれるようになるのです!

「そっか~、校庭で休み時間にみんなで遊ぶのが楽しみなんだね」など、お子さんの気持ちに寄り添うことで、不安も減らせるようになります。

②行動できる体験を積ませ脳に定着させていくこと

脳の発達は「行動量」に直結しています。不安が増し、動けなくなって行動量が落ちてしまえば脳は発達しません。ですから、子どもの行動量が低下しない会話を心がけます。

動き始めたらそれをしっかり肯定する!
途中でやめても取り掛かったことを肯定する!
やろうとした姿勢を肯定する!

だからといって、行動させなきゃ!と、発達凸凹キッズのエネルギーが落ちている時に「あれしろ」「これしろ」はNGです!

必要なことは
「苦手」に注目する子育て習慣を手放すこと。
「得意」を認め自信をつけさせてあげること。
これだけです。

お母さんがガミガミを封印し、当たり前のことを肯定していきましょう。

・朝、起きてきた
・ご飯を食べた
・使った物を片づけた
・歯を磨いた

こういった、当たり前でもできていることを見つけて褒めてあげてくださいね。

こうやって行動に対しての肯定を続けると、肯定された行動は次第に定着していきます。そうすれば不安が強い発達凸凹キッズも自信を持ってできることが増えていきます。

③感情のコントロールができるようにしてあげること

感情のコントロールができないお子さんが、無気力だったりイライラしていたら、ストレスがたまりすぎて感情が爆発してしまう前に、お家でできるケアをしてあげて欲しいのです!

まずはお子さんがイライラしやすい(感情がコントロールができない)場面とそうでない場面をしっかり観察しましょう!

そして、穏やかに過ごせる時間帯や場面をみつけて親子の会話によってお子さんを癒していくのです。

会話をする時は、まずは親の意見は言わずに保留にしたまま話を聞くことがポイントです。

なにかを「させよう」とするよりも、少し脳を落ち着かせる癒しの会話をして欲しいと思います。

この3つのステップを踏まえながら、ママが対応を変えていくと、お子さんのコミュニケーションのスタイルも変わってきます。

家でしっかり関わり合いを整えておけば学校での出来事に対して自分の気持ちを整理したり言葉にして伝えたりできるようになります。

まずは家でしっかり「感情のコントロール」ができる状態になっていることがとても大切です。

このようにステップを踏めば、家でママが対応を変えるだけで、発達凸凹キッズの不安を和らげ、行動を促し、感情をコントロールができる状態にすることができます。

新学期まであと2カ月あまり。 まだ間に合います!今こそママが対応方法を身に着ける時ですよ!

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執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケ―ショントレーナー)

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