1.言うことを聞かないのは「自信の無さ」の裏返し
大人も子どもも、行動し続けることで成長しますが、行動し続けることが難しい子ども達がいます。
ママたちにとっても悩み事の上位にくる「子どもの反抗期」。
大人がアドバイスしても
「できない」
「無理」
と言ったり、
「できてるし」とわざ反抗的に答えたり、
質問しても答えてくれなかったり。
口ごたえばかりで行動しないように持っていく子っていませんか?
小学3年生くらいになると「ギャングエイジ」なんて呼ばれたりする「中間反抗期」がやってきます。
この時期、子どもは言うことを聞いてくれませんよね。
長年ピアノを教えていると、「来た来た!ギャングエイジだ!」なんて思いながら
言うことを聞かないこの年齢特有の反抗的態度をちょっと面白がって見ています。
時期が過ぎれば落ち着いてくるので、一時的な反抗期なんです。
でも、反抗的な態度の裏には「自分に自信が持てない…」問題を抱えている子も。
そのような、言うことを聞いてくれない子は、大人のアプローチを変えることで、素直に自分の目標に向かって頑張り出すことができるんです!
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2.教室に通うTくんも「言うことを聞かない子」だった
私の教室にも自分で行動を止めてしまうような発言や行動を続ける生徒さんがいました。
その生徒さんは小学3年生の男の子で兄2人、妹11人の4人兄妹です。兄2人はラグビーに力を入れていて、体格が良く溌剌としています。妹は待望の女の子で母親にとっては特別な存在の様です。
そんな中、 T くんは痩せていてひ弱な印象。2人の兄に対してコンプレックスを感じている様子。妹に対しても何かを感じている様子でやたらと妹にちょっかいを出しています。自分に自信のない子なんだなと思っていました。
そんなTくんですが、コンクールに参加すると言い出し、コンクールに向けてのレッスンが始まりましたが、私の言うことはちっとも聞かない子でした。
私のアドバイスを受け入れて実行できる自信がなかったのだと思います。
課題曲を弾けるようになったT くんは、いよいよ曲を深める作業に入ることになりました。でも T くんは「間違えないで弾けたら完璧!」と思い込んでいる様子で、私の言うことは聞いてくれません。
私が T くんの演奏を聴いた後に何かアドバイスしようとしたら T くんはグチャグチャとピアノを鳴らし始め、私の話を遮ります。私が何も言わずにピアノを弾き始めると、やはり T くんはグチャグチャとピアノを鳴らして私の弾くピアノを聴こうとしません。
「クイズです!」と言って、短いフレーズを2回違う風に弾いて聴かせて「どっちが好き?」と尋ねると、「わからない」と言います。「じゃあ、こんな風に弾けるかな?」と誘導すると、「弾けてるから弾かない」や「無理」と言って弾いてくれません。曲は一向に深めることができません。
こんな事では、コンクールに出ても逆に自信を失うだけではないのか?T くんに自信を持たせてあげることができるのだろうか?私は不安になってきました。
どうすれば自信を持ってもらえるようになるのでしょうか?
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3.短期間で 言うことを聞かなかった子が反抗的な態度を緩めた関わり方
子どもに自信を持ってもらうために、ほめることは大切です。
でもほめるだけではなかなか自信には繋がりません。
それは、不安を抱えて自信が持てなくなってしまっているからかもしれないからです。
褒める前に、
この子は不安があるのかな?
どうすれば不安を取り除いてあげられるのかな?
この視点で子どもをよーく観察することが大事です。
私はTくんの不安要因について考えてみました。
そして、Tくんの不安要因にはコンクールまでの見通しの立たない不安があるかもしれないと思いました。そこでまずTくんとコンクールまでの道のりを考えることにしました。
私とTくんはコンクール本番までのスケジュール表を眺めながら、「今 T 君はどんな状況にあって今からどんな演奏に変えていかなければならないのか?」を話しました。
スケジュール表はA4の紙を横向きに使い、左半分の上の方にはイベント名と目標を、その下にはイベント当日までの日にちを書き並べます。そして、日にちの横にどんな事ができるようになったら良いか?話し合いながら書き込んでいきます。
右半分には左側に書いた目標を達成するために「家でどんな練習をするか?」を話し合いながら決めて書き込みます。
Tくんに「ここはどうなってたい?」「ここはどうなってた方が良いかな?」「じゃあ、お家でどんな練習すれば良いかな?」などを聞きながらスケジュール表を埋めていくと、Tくんは先の見通しがついてきて少し安心したのか、今までは何を聞いても「わからない」ばかりを言う子だったのですが、私が「どんな風にコンクールで弾きたい?」と訊ねると、T くんはとても小さな声で「上手に弾きたい」と言ってくれました。
T くんからそんな言葉を聞いたのは初めてでした。私は「Tくんすごいじゃん!ちゃんと自分の気持ちが言えたね。そうだよね、上手に弾きたいよね。今ちゃんと言えたんだからきっと上手に弾けるようになるよ!」と言いながらスケジュール表の目標を書く欄に「上手に弾く」と書き込みました。
その日のそれからのレッスンはそれまでのレッスンに比べて、T くんの「上手に弾きたい」気持ちが伝わってくるようなレッスンとなりました。
T くんが参加するコンクールまで残り約3週間ですが、「今自分は目標地点までのどこにいるのか?」をT くんと確認しながら、先の見通しを持って曲を深めていきたいと思います。
いかがでしたか?
ただ反抗的で言うことを聞かないと思われる子も、実は「自信のなさ」から引き起こされた言葉や態度だったりすることもあるんです。
それをお母さんや身近な大人がよーく観察して不安を取り除く声掛けやサポートをしてあげる。
すると、お子さんの本音が聞けて、本来持っている力を発揮できるようになり、自信を持って物事に取り組めるようになりますよ!
そしてこのTくんはさらに驚きの変化を続けるんです。
続きは次の記事の投稿で!公開をお楽しみに!


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