不登校の子が友達とうまくいかないのは性格の問題ではありません。コミュニケーションを正しく教えるほど孤立してしまう理由と、ズレても関係を続けながら自分で調整できるようになる関わり方を実体験から解説します。
1.不登校の子が友達と関われないのは「教え方」の問題かもしれない
お友達が好きなのに
どんどん孤立していく…
結果、自信がなくなり、
学校に行くことも
人と関わることも
億劫になってしまう。
「どう関わればいいの?」
そう悩んでいるママはとても多いです。

ですが、ここで一つ考えてみてほしいことがあります。
本当に足りないのは“正しいコミュニケーション”でしょうか?
実は逆で、
正しく教えようとするほど、子どもは人との関係から離れていくことがあります。
不登校の子が友達と関われない原因は「教え方」ではなく、コミュニケーションの経験の順番にあります。
2.コミュニケーションがズレる子の正体
コミュニケーションがズレる子は、
能力が低いのではなく、
「やりとりの成功体験が不足している状態」なんです。
子どもの脳は
・安心できる関係
・予測できるやりとり
・楽しく続く会話
この3つが揃うことで発達していきます。

ですが
・注意される
・修正される
・正解を求められる
こうした関わりが続くと
脳は防衛モードに入り、
「間違えないこと」が優先されてしまいます。
つまり、
・コミュニケーションのズレは経験の問題が大きい
・「人と関わると疲れる状態」になってしまっている
ということです。
この状態で
「正しく話そうね」と教えても
うまくいかないのは当然です。
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3.友達が好きなのに孤立していった息子
小学校2年生のママから、こんなご相談をいただきました。
「友達とのコミュニケーションが独特で、
好きなこと、喋りたいことばかり話してしまう。
相手の状況を見ながら話せない。自分はコミュニケーションを取りたいけど失敗しちゃって、
家で自分の空想の世界にとじこもるようになりました。家でどう私が関わったらいいのか迷ってます」
実は、私もまったく同じ悩みを抱えていました。
私には、中学生の頃不登校となった息子がいます。
不登校になる前、学校からは頻繁に電話がかかってきて
トラブルの報告を聞く日々。
私は友達トラブルを起こした息子を連れて
相手のお友達のお宅へ謝りに行くこともありました。
その頃は「正しく教えればできるようになる」と思っていました。
「その言い方はダメ」
「順番を守りなさい」
「どう言ったらいいと思う?」
と繰り返し伝えていました。
ですが現実は
・トラブルは全然改善しない
・子どものイライラが増える
・「うるせえ、あっちいけ!」
関係はどんどん悪化していきました。
必要だったのは
正しさではなく、「一緒に話したい、聞いてほしい」と思える関係が続く経験だった
ということに気づいたのです。
不登校になり関わりを変えたことで、息子は少しずつ変化していきました。
<不登校中>
・店員さんに質問できる
・美容師さんと雑談できる(1対1)
<学校復帰後>
・先生の話を聞ける
・わからないことを質問できる
・興味がないことにも顔を出せる
<新しい環境>
・新しい友達ができる
・関係が続く
・後輩に相談される存在になる
・学園祭でリーダーシップをとる

息子のコミュニケーション能力は
親子関係の中での経験の積み重ねで育っていきました。
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4.「直す」ではなく「環境を作る」という関わり方
では、どう関わればいいのでしょうか。
ここで大切なのは、
声かけではなく環境です。
・ズレても否定されない
・違いに気づける
・それでも関係が途切れない状態
話し方を直す → ❌
やりとりを続ける → ⭕
話し方を正しく直そうとすると、
お子さんは失敗したと思って話すことをやめてしまうのです。
だから、お子さんがズレた話し方をしてきても
「なになに?」
「聞かせて?」
「へーそうなんだ」
と受け止めてみるところから始めてみてください。
(単発で終わらせずに、繰り返してみてくださいね)
そのとき、チェックして欲しいのは
お子さんはどんな表情をしているか?です。
その変化こそが
「このやりとりで良かったんだ」
と気づく、最初のステップです。
ズレたままで大丈夫なの?
そう感じる方もいるかもしれません。
ですが
今その瞬間、ズレたままでも問題ありません。
なぜなら、コミュニケーションの力は
その場での正しさではなく、
相手との関係が続く中で何度も繰り返すことで成長が起きるからです。
関係が続いていれば
子どもは
「伝わらなかったかも」
「もう一回言ってみよう」
と自分で考え始めます。
この
自ら調整して相手に伝えようと思えることこそが、本当のコミュニケーションの土台です。

この力が育つことで子どもは
人との関係の中で考え、選び、動けるようになります。
まずは今日、お子さんの話を「直す」前に
そのまま受け取ることから始めてみてください。
そのやりとりの中に、すでに成長の種は埋まっていますよ。
よくある質問(FAQ)
Q. 子どもの話し方がズレているときは、その場で直した方がいいですか?
その場で直そうとすると、子どもは「失敗した」と感じて話すことをやめてしまうことがあります。まずは受け止めて、ズレても関係が切れない経験を積むことが先です。その安心の積み重ねが、自分で調整する力につながっていきます。
Q. ズレたまま受け止めると、間違ったコミュニケーションが身についてしまいませんか?
すぐに問題になるとは限りません。コミュニケーションの力は、その場で正すことよりも、相手との関係が続く中で何度もやりとりを重ねることで育ちます。関係が続いていれば、子どもは「伝わらなかったかも」と自分で気づき、再び伝えようとするようになります。
Q. 家で親ができる最初の関わり方は何ですか?
まずは「なになに?」「聞かせて?」「へーそうなんだ」と、お子さんの話をそのまま受け取ることから始めてみてください。大事なのは内容を評価することではなく、話したい気持ちが続く環境をつくることです。
Q. どんな変化が出てきたら、関わり方が合っていると考えていいですか?
お子さんの表情が少しやわらぐ、自分から話す時間が増える、会話が途中で切れにくくなるなどの変化が見られたら、一つの良いサインです。小さな変化でも「やりとりが続いているか」を見ていくことが大切です。
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執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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