1.間違えることが怖い不登校キッズや発達障害・グレーゾーンキッズ
間違いは、できればしたくないと誰でも思いますよね。不登校キッズや発達障害・グレーゾーンキッズの中には、失敗を過度に怖いと感じてしまって動けなくなっている子が多いです。
しかし、実は間違いは能力を伸ばすチャンス!
「どうしようかと考える」その時脳の活動は増えて、学習効果が高まることが科学的にわかっています。脳のネットワークが育ちやすいのです。
だから、脳の活動量が下がりがちな不登校キッズや発達障害・グレーゾーンキッズにこそ脳が育つ“間違い”体験を積ませてあげたいのです!
ところが、不登校キッズや発達障害・グレーゾーンキッズは失敗するのが怖いと思って、チャレンジしない子が多い。
チャレンジしない=行動量が下がる=発達のチャンスを失っている
…ということ。
なぜ、それほどまでに後ろ向きになってしまったのでしょう。
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2.子どもが失敗を恐れるようになる言葉がけ、やってしまっていませんか?
不登校キッズや発達障害・グレーゾーンキッズが失敗が怖いと感じるようになってしまった原因、それは、今までの人生のなかで
「ちゃんとできること」
「成績がいいこと」
「先生に褒められること」
を求められすぎていたから。
私も、昔、息子に無意識でこんな声かけをしてしまっていました。
「テスト、●点取れてよかったね!」
「今回のテストは●番だなんて偉いね!」
「発表会、完璧に演奏できたね!」
「サッカーの試合、やっと勝てたね!」
これらは、一見、褒めているように思えるかもしれませんが
この褒め方が、実は間違いを恐れる子を育ててしまっていました。
そう、結果ばかりを評価する声かけになっていたのです。
結果ばかりを褒める声かけは、不安の強い子、自信のない子は「できる子であること」を求められていると解釈して「できないかもしれない自分」を恐れて、チャレンジの最初の一歩すら踏み出さなくなってしまうんです。
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3.子どもの思い込みを変えて「“間違い上手”な子」に変身させましょう!
もしお子さんが
「どうせ俺なんて」
「やったって無駄だし」
なーんて発言をよくするなら…
まず、子どもを取り巻く私たち大人が子どもの結果ばかりを褒めるコミュニケーションをストップしてみませんか?
大人の言葉で子どもの思い込みは大きく影響を受けます。
私たち大人がやってあげたいのは、失敗したことを叱ることではありません。
例えば、テストで悪い点数を取ってきたとしても
「ここはできたね」
「ここができるなら、こっちもできるよ」
都いったふうに、できているところだけを発見し伝える。
やろうとした努力やその努力によって生まれたほんのちょっとの変化を見つけてあげることです!
それがおうちの中で浸透してくると子どもたちはそれまでの「間違ったらダメ」という思い込みから「間違っても大丈夫!」と気づき、新しいチャレンジをはじめます。
学年があがって
中学に進学して
高校に進学して
人生がすすめばすすむほど、新しい経験もするし新しい壁もでてくる…。
最初から必ずうまくいくわけではないです。
じゃあ、できそうもないからチャレンジしない子と、うまくいくかどうかわからないけどチャレンジしてみる子と、どっちが成長のチャンスがたくさんあるかは分かりますよね…??
不登校になる子や発達障害・グレーゾーンの子に多いのが、本当はやればできるのにチャレンジしなくなった、というお母さんの声。
間違いは何度してもいい!
不登校を卒業したおうちのママがやっていること、その1つが完璧を手放して間違いを受け止められる親子の会話をしたことです。
周囲にいる大人の言葉がけで、失敗が怖いという気持ちを軽くしてあげることができるのです!
今までの肯定の声かけを少し見直してお子さんを「間違い上手な子」にしてあげませんか?
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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