話しかけても無視!聞こえてるのに返事をしない子どもの心理と声かけのポイント

何を話しかけても無視!返事をしない子どもに対し、高学年だししょうがないと思っていませんか?返事をしないのは無視しているわけではなく、ママの声が脳に届いてないのかもしれません!耳に届けるのではなく、脳に届ける声かけのポイントをお伝えします!

話しかけても無視!返事をしない子どもにイライラ!

子どもが小さかった頃は、

「ママ見て~」「ママ来て~」「ママ一緒に遊ぼ~」

また…なんて思ってしまう程に、1日に何度も子どもからラブコールを受けていたのに、いつの間にか、 話しかけても無視!

近づけば「近っ」と距離を置かれてしまう

反抗期に入ったお子さんを持つお母さんは「あんなにママ大好きっ子だったのに~!」と悲しくなってしまいますよね。

わが家の当時小5の息子もそうでした。

「宿題は?」…無視。
「ごはんだよ」…無視。
「そろそろゲームやめたら?」…無視。

反抗も悲しいですが、そもそも返事をしない子どもになってしまいました。

素っ気ない態度や返事をしているならばまだしも、子どもがママの声に完全無視となると、何度も同じ言葉をかけ続け、次第にヒートアップしていき…

「聞こえてるでしょ!?返事くらいしなさい!」 と怒りモードで言ってしまうこともしばしば…。

ただ穏やかに会話をしたいだけなのに…。

私の問いかけに、子どもは全然返事をしなくなっていました。

「なんでママばっかり!?」は卒業!
思いどおりにならないと人のせいにして怒る
子どもに必要な対応がわかります!
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返事をしない子どもの心理と脳の状態

なぜ何度も何度も言ってるのに返事をしないのでしょうか。

子どもの心理としてはママの存在は「返事をしなくても大丈夫な人」と思っているところがあるのです。

これは決して、親のことを下に見ているとかそういうことではなく、たとえ返事をしなくても、自分に対し愛情がなくなるわけではない、という信頼のもと、返事をしなくてもいいという心理が働くのです。

子どもからの信頼があるのかと思うと、少し安心しますし、気が楽になりますよね!

では話しかけても無視をしたり、返事をしない子どもの脳の状態はどうなっているのでしょうか。

実は、ママの声かけに返事をしないのは、実は、本当に聞いてないということがあるのです。

あんなに何度も言ってるのに!?と思うかもしれませんね。

実際、お子さんには音としては聞こえているけど、言ってることを理解するというところまで至ってないということがあります。

「宿題は?」とお母さんに言われ、「宿題しないと~」「今日の宿題何だっけ?」などと、宿題に関する行動を考えるところまでは至らず「しゅ・く・だ・い・は」という音が聞こえただけ、という状態なのです。

それでは返事をしないのもうなずけますよね。

また、子どもが小さい頃は、「ママ、ママ」と、子どもがママの近くにいることが多いのですが、成長とともに、親子の距離が自然と開いていきます

勉強もゲームもスマホも、自室でやっていたり、同じ部屋にいてもママの隣にピッタリ座っているなんてことはほとんどありませんよね。

距離が離れると、ママはどんな声で声かけをするでしょうか?

そうです。声のボリュームが大きくなってしまいます。

子どもは大声で言われると、扁桃体という感情を司る脳のエリアが興奮し、そこに脳の働きが集中してしまいます。

そうすると、話を聞いたり、理解する脳の活動がストップしてしまいます。

叱っているわけではなく、ただ声をかけているだけなのに、子どもの脳がママの声を自然と無視してしまい、結果として子どもが返事をしないことになっているのです。


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返事をしない子どもへの声かけのポイント

では、どうしたら返事をしない子どもが返事ができるようになる声かけ。つまり、子どもの脳に届く声かけになるでしょうか。

ズバリ! 近くに行って声をかけます!

ゲームをしている子どもに、遠くから「宿題は?」

キッチンから隣の部屋の子どもに向かって「ごはんだよー!」

ではなく、少し面倒かもしれませんが、子どもの近く、ドアの近くまで行って声をかけます!

子どもの視界に入ってから話しかけると、尚いいですね!

私が子どもの頃、自室にいる時に、階段下から母に大声で「お風呂入りなさーい!」と言われ、なんだかイラッとした経験があります(^^;

ぶっきらぼうに返事をしたり、もしかしたら返事をしないで無視をしたこともあったかもしれません。

そんな経験ありませんか?

人は、大声を出そうとするとき、勢いよく息を吸って声を出しています。

ですから、うっかり大声で言おうと勢いよく息を吸ってしまったら、その息を「ふーっ」と吐きだし、穏やかに子どもに話しかけてあげてくださいね。

1回で子どもが返事をしなければ、何度でも近くに行って声をかけてあげます。

私は、階段を上がることが面倒だな…と思ってしまうめんどくさがりなのですが、「これも運動♪」と前向きに捉えて、階段を上がってます!

「話しかけても無視!?」「聞いてるの!?」とイライラしないで子どもと会話が始められるようになりますよ!

執筆者:津森あかね
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

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