先生へのお願いが伝えられない…。
中学に入り、親が学校に行く機会も減り、子どもから先生へのお願いが上手く伝えられないことありませんか?
その予定が数ヶ月先のことでも、今、伝えておかないといけないこともありますね。
親が電話をして直接伝えたり、お手紙を渡したりすることは出来ますが、できれば親が出て行かずに、子どもから先生に直接お願いをしてほしいですよね。
発達障害・グレーゾーンっ子は、話の裏を読んだりすることは得意ではありません。
発達障害・グレーゾーンの息子は学校とは別のところでスポーツを頑張ってます。
通っている中学には、そのスポーツの部活はありません。
今回、中学校から出させてもらえる大会に出場したいのですが、出場するには担任の先生から校長先生にお話しをしてもらって校長先生の許可が必要になってくるのです。
息子には、
「大会に出場できるように先生にお願いしておいてね」
と伝えておきました。
数日が経って、
「先生にお願いした?」
と聞いたところ、
「まだ先の大会なのに、何をお願いすればいいかのかわからないので伝えられなかった」
と言われてしまいました。
発達障害の子が、苦手なことは?
発達障害の子は、「行間を読む」とか「言葉の裏を読む」など、言葉には表されていないニュアンスを読み取るのが苦手な場合があり、相手に上手く伝えられないことがあります。。
“今”を生きているので、時間の管理が不得意で、先を見越したスケジュールを組み立てるのが苦手だったりします。
息子も、私が言った内容「大会に出場できるように先生にお願いしておいてね」の言葉に隠れている
・担任の先生が校長先生に話をして許可をもらう時間。
・大会出場向けての学校側の段取りを組む時間。
・大会に引率する先生の手配。
が含まれるので、早めにお願いをしないといけないということが理解できませんでした。
なぜ今、「伝えられない」をマスターすることが大事なの?
これから、学年が上がれば上がるほど、先生にお願いしないといけないことが増えていきます。
発達障害グレーゾーンっ子が今から上手に伝えることをマスターしておけば、先生とのコミュニケーションがとりやすくなリます。
さらに大人になるにつれ社会に出てからも、目上の人に自分のお願いを上手に伝えることが必要になっていきます。
お願いが伝わり、相手が快く動いてもらえる経験を積むことは、自信にもつながります。
親子で考える、先生へのお願いを〇〇する方法!
そこで伝えたい内容を、一つ一つ具体的に分解して、どのように伝えるかを、子どもが考え、親子で確認しました。
さらにその言葉の裏に潜んでいる意味も考えてもらいました。
例えば、我が家の場合は、「大会に出場したいということを先生にお願いする」ということを
・学校外でスポーツをやっている。
→頑張っていることをアピール!
・学校から出られる大会に出場したいことを伝える。
→中学校からしか出られない、先生も早めに動いて段取りを確認してほしい!
・担任の先生から校長先生にお願いしてほしいと伝える。
→校長先生の許可によって、担任の先生が大会の説明会に行ったり、大会の引率ができるようになる。
お願いする内容を分解することで、具体化され子どもがイメージしやすくなります。
息子自身も言葉の裏に隠れている意味を理解して、先生にお願いしやすくなります。
先生へのお願いが自分から伝えられたことが、成功体験となり、
自信につながりますね。
発達障害グレーゾーンっ子に「何をお願いすればいいかのかわからないので伝えられない」と言われたら、内容を具体的に分解する!ぜひ試してみてください。
執筆者:池田 さちえ
(New Mammyアンバサダー★)
自分の願いを上手に伝えられる子に育てるヒントがあります。
▼無料メール講座の登録はこちらから