頑張ってもうまくいかない思春期の親子関係を変える唯一の方法とは

本やネットで思春期の子育てについて調べても、なかなか自分の子育てがうまくいかない…ということはありませんか?思春期にはまず、親子関係を良くすることが先決です。子どもの脳にしっかり届き、親子関係が良くなる声かけ方法をお伝えします!

思春期の子育ては巷の情報だけでは解決しない!

思春期になった途端、頑張っているのに子育てがなかなかうまくいかない。

そんなとき…

自分の声かけが下手だから子育てがうまくいかないんだ!と思春期を乗り切るマニュアル本を思わずポチりたくなったりしますよね。

また、ネット上にもたくさんの情報が溢れかえっています。

検索すれば、自分の悩みを解決する方法が見つかるんじゃないか!?と、困っているママほど夜な夜なネットサーフィンをしてしまいがちです。

けれど、どの本を読んでも、どんなネット記事を読んでも結局のところ、

『思春期の問題、反抗期の問題はなるべく寛容な気持ちでスルーして』

と、どれも回避のみを推奨しており、根本的な解決策はないものばかりです。

 だから、ほとんどのママさん達は、

『思春期になったらもう手遅れ』

という話をまるで本当のことのように受け止めてしまうのです。

日々の声かけが子どもには全然届いていない⁈

どんなに本を読んだりネット記事を検索したとしても、寛容な気持ちで見守るしかないの…?

と、具体的に何をしていいかわからないことが多く、がっかりし、実際には子どもに対して自分の理想を押し付けてあれこれ声かけを自己流で行わざるをえない。

そんなケース多いです。

実は声かけの内容の問題以前に、そもそもその声かけが脳に届いていないことが原因であると言えます。

それもそのはず!

私たちは子育てを習ったこともないまま親になり、脳の構造や、脳がどうやって情報を受け取っているか知らずにいます。


つまり、英語を習ったことがないのに、英語圏に行って、なんか伝わらないな〜と思いながら英語を話している。

まさにそんな状況と同じです。

そのために、なんでわからないの‼︎と怒りたくなったり、頑張っているのに空回りしたりしてしまっているのです。

脳に届いていないから、毎日一生懸命言い聞かせても、あの手この手を使っても子どもの関係がよくならないのです(涙)

だからこそ、聞かせるのではなくまずは、脳に届く仕掛けを作る必要があるんです!

思春期の子どもとの親子関係は修復可能?

なぜ私が、脳に届く仕掛けを作る必要性を強く言っているかというと、私の過去の体験が大きく影響しています。

私は、発達凸凹いわゆるグレーゾーンといわれる、息子の子育てにずっと悩んでいました。

外に行けばトラブルばかり
家では親子バトルの毎日…

取っ組み合いの喧嘩をしながら、言うことを聞かせる!

そんな最悪な親子関係でした。

その方法がもう限界だと感じるようになったのは、息子が中学2年生になったあたりでした。

このままではいけないことはわかるものの、本を探しても、ネットで検索しても、小さな子の情報ばかりで、

もう手遅れなのか…
私たちは心通じ合える親子関係にはもうなれないのか…

そんな絶望的な気持ちになっていました。

そんなとき、息子が学校で大きな問題を起こし、そのことをきっかけに学校側から、

「迷惑がかかるから、しばらく来なくていいです!」

謹慎を言い渡されてしまいました。


  


そのときに私は、思い知ったのです。

周りの人が息子に何かをしてくれることはもうない。

息子の人生を諦めたくなかったら、自分が何とかするしかない!

そう気づきました。

子どもに変わってほしいときの肯定するテクニック!

子どもに言っても言っても動かない。そんな毎日があるのであれば、

子どもに言うことを聞かせよう!
子どもを動かそう!

とするのではなく、子どもが勝手に動くようになる仕掛けが必要となります。

思春期は手遅れという常識をくつがえして、思春期になっても子どもの脳をしっかり育てるような仕掛けを作っていくんです!

ずばり、子どもの脳に届く声かけ。

必要なのは、これだけです!

具体例をお話しますね。

先日、私の講座を受講して下さっている生徒さんから相談を受けました。

その生徒さんの息子さんは、負のパワーを内にためてしまう傾向がある中3の男の子でした。

「家中のボールペンを全て折ってしまいます…」

「鉛筆も片っ端から折ってしまいます…どうしたらいいでしょうか?」

とのことでした。

そのママにやっていただいたことはたった1つのことです。

それは、私が息子にやったことと同じです。

思春期凸凹っ子を育てなおせる唯一の方法は、

『肯定の注目」を『否定の注目』よりも多くすることです!

そして、その注目したことを言葉にして伝えればいいんです。

「え〜それだけですか???」と思ったあなた。

これが難しいんです!

なぜなら、これはお母さんがやっている量ではありません。

お子さんが感じている量になります。

ですから、思春期は特に、肯定の注目と否定の注目を8:2に整えることから始めてください。

思春期凸凹っ子は、お母さんが8:2のつもりでやっていて、ようやく6:4ぐらいに感じられるようになっています。

できていないことに目を向けることは「否定の注目」になります!

ですから、「〇〇して!」と、できていないことをやらせようとする声かけは、思いきってやめていきます!

ちなみにわたしは、発コミュを始めたときに、10:0で完全に否定しない!という1ヶ月を過ごしました。

短期間で思春期の子どもが素直になる!

切羽詰まって息子の全てを肯定した効果は抜群でした!

3週間で、反抗暴言がピタッと止まりました。

家中のボールペンを全て折りまくっていた彼も、ママの声かけが変わった途端、

「1ヶ月でたったの1本もボールペンを折らずに過ごせました!」

と報告してくださいました‼︎

この子にとっては、天と地がひっくりかえるほどの変化と成長があったのです。

子どもを育て直したいママは、

・脳に届く声かけにシフトチェンジする!
・肯定と否定のバランスを整える!

これが思春期からの育てなおしの基本です!

人生を変えたい!という方は、是非やってみてくださいね!

執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

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