「足が痛い」と言う子どもは仮病?幼稚園に行きたくない本当の気持ち

子どもが「足が痛い」と言って幼稚園に行きたがらないとき、仮病では?と疑ってしまうことはありませんか?実はその言葉の奥に、子どもの本当の気持ちが隠れていることがあります。幼稚園に行きたくないときの子どもの心の仕組みと、関わり方をお伝えします。

「足が痛い」と言って幼稚園に行きたくない朝

前日の夜、息子がぽつりとこう言いました。

「足が痛い」

触っても腫れや傷はなく、歩くこともできます。

それでも息子は小さな声で

「痛い」

と繰り返していました。

翌日は幼稚園のマラソン練習の日でした。

朝になっても息子は暗い表情のまま、なかなかッドから起き上がろうとしません。

「まだ痛い…走りたくない」

そうつぶやく息子に、私は聞いてみました。

「マラソンで走るのが嫌なのかな?」

すると息子は、黙って頷きました。

どうやら本当は幼稚園に行きたくない気持ちが隠れているようでした。

その日は幼稚園を休むことにしました。

すると、さっきまで沈んでいた表情が嘘のように明るくなり、家の中で元気に遊び始めました。

良かれと思っていたその声かけ、
実は癇癪を長引かせているかも?
わが子に合う関わり方をチェック
↓↓↓

子どもが「足が痛い」と言うときに隠れている本当の気持ち

正直に言うと、その日は私にもやりたいことがありました。

できれば幼稚園に行ってほしい。

そんな気持ちがあったのも事実です。

発達科学コミュニケーションを学ぶ前の私なら、

「足が痛いなんて言っても、どうせマラソンが嫌なだけでしょ」

そう決めつけて、なんとか登園させようとしていたと思います。

そして休ませたあと元気に遊び始めたら、

「ほらやっぱり仮病じゃん」

とイライラしていたかもしれません。

でもそのとき私は、本当にそうなのだろうか?と立ち止まりました。

子どもはまだ、自分の気持ちを整理して言葉にする力が十分に育っていません。

「行きたくない」
「嫌だ」

そんな気持ちがあっても、それをそのまま言葉にすることが難しいことがあります。

そんなとき子どもは、

・体が痛い
・お腹が痛い
・具合が悪い

といった形で、自分の気持ちを表現することがあります。

息子の言葉も、あとから振り返ると、こうつながっていました。

足が痛い

走りたくない

マラソンが嫌

幼稚園に行きたくない

「足が痛い」という言葉は、 心のSOSのサインだったのかもしれません。

宿題・お風呂・寝かしつけ…
毎日のイライラバトルは卒業できる!
ワーママ専用・夜の怒りグセ解決法
↓↓↓

幼稚園に行きたくない気持ちを受け止めることが大切な理由

子どもが気持ちを表現したとき、

「そんなこと言わないの」
「頑張って行こう」

と大人が否定してしまうと、子どもは、

「気持ちをわかってもらえない」
「本当のことは言えない」

と感じてしまうことがあります。

幼児期は、 自分の気持ちを安心して表現できるかどうかを学ぶ大切な時期です。

自分の気持ちを受け止めてもらう経験を重ねることで、

・自分の気持ちに気づく力
・言葉で伝える力
・安心して挑戦する力

が少しずつ育っていきます。

だからこそ、子どもの言葉をすぐに否定するのではなく、 その奥にある気持ちに目を向けることが大切なのです。

「足が痛い」「幼稚園に行きたくない」と言う子どもへの関わり方

そこで私は、息子の気持ちを受け止める関わりを意識してみました。

まず

「幼稚園に行ってほしい」

という自分の気持ちをいったん横に置きました。

そして息子にこう声をかけました。

「足が痛くて走りたくないんだね」

すると息子の表情が少しやわらぎました。

さらに

「今日は幼稚園、行きたくないのかな?」

と息子の気持ちを言葉にしてみると、

息子は小さく

「行きたくない」

と答えました。

私は

「そっか、嫌だったんだね」

とその気持ちに寄り添いました。

この日は幼稚園を休み、家で好きな遊びを楽しみました。

以前なら

「休んだのにこんなに元気なんて」

と腹を立てていたかもしれません。

でもその日は、息子の気持ちを受け止めながら一緒に過ごしました。

すると次の日から、息子は元気に幼稚園へ。

マラソン大会にも参加し、最後まで走りきることができました。

子どもの言葉の奥には、まだ言葉にならない気持ちが隠れていることがあります。

もしお子さんが

「足が痛い」

と言ったとき。

その言葉をただの仮病と決めつけるのではなく、 その奥にある気持ちに少し耳を傾けてみてください。

子どもは、気持ちを受け止めてもらえた安心の中で、 また次の一歩を踏み出していきます。

執筆者:西野まこ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーションアンバサダー)

毎日の癇癪を卒業したいママへ
▼無料メール講座の登録はこちらから