年長の息子が朝起きた瞬間から癇癪を起こしていた毎日
朝起きた瞬間から癇癪が始まる――
そんな朝が続いていませんか?

わが家の注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向、年長の息子も、まさにそうでした。
目を覚ました瞬間、ママが隣にいないと 「ママきてー!」 と怒鳴るように呼びます。
慌てて隣に行っても、すでに機嫌は最悪。
何も言っていないのに怒っている様子で、「いったい何に怒っているの?」と戸惑う毎日でした。
一度癇癪が始まると、落ち着くまで40〜50分ほどかかります。
朝は幼稚園の準備でただでさえ時間がありません。
それでも息子の機嫌が回復するのを待つしかありませんでした。
時計を見ながら焦る私。
準備は進まないまま時間だけが過ぎていきます。
本当は優しく声をかけたいのに、余裕がなくなり ついきつい言葉になってしまうこともありました。
「また今日もこんな朝か…」
そんな気持ちで一日が始まることが、 私にとってもつらい時間になっていました。
良かれと思っていたその声かけ、
実は癇癪を長引かせているかも?
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朝起きた瞬間からの癇癪はなぜ起こる?子どもの脳に起きていること
それは、朝の癇癪には、子どもの脳の状態が関係しているということです。
ADHD(注意欠陥多動性障害)傾向のある子どもは、 朝の脳がまだ十分に目覚めていない
「低覚醒」
という状態になりやすいと言われています。

つまり
・頭がぼんやりしている
・体がすぐに動かない
・考える力が働きにくい
という状態です。
大人でも、寝起きでぼんやりしているときに急かされると 気持ちが追いつかずイライラしてしまうことがありますよね。
子どもも同じで、脳がまだ目覚めていない状態で急に行動を求められると混乱してしまうのです。
さらに子どもの脳は、安心感が不足していると感情が不安定になりやすいと言われています。
安心できる経験が少ないと、脳は不安やイライラを感じやすくなります。
つまり息子は怒っていたのではなく、安心できる状態が整っていなかった のかもしれません。
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年長さんの朝の癇癪だからこそ今関わり方を変えたい理由
年長の時期は、子どもにとって大きな節目の時期です。
幼稚園生活の集大成を迎え、その先には小学校入学という大きな環境の変化が待っています。
環境が変わると、子どもは新しい生活やルールに少しずつ適応していく必要があります。
もし朝の癇癪が続いたままだと、
・朝の準備が進まない
・親子でイライラしてしまう
・「朝はつらい時間」という記憶が残る
という状態が続いてしまうかもしれません。
ですが子どもの脳は、関わり方によって安心を感じられるようになると言われています。

安心できる経験が増えることで、感情を落ち着かせる力や考える力も少しずつ育っていきます。
だからこそ、今のうちから安心の土台を育てていくこと が大切なのです。
年長さんの朝起きた瞬間からの癇癪を変えた夜の安心の関わり
朝起きた瞬間から癇癪を起こす子どもには、朝の対応ではなく夜の関わり方を変えます。
やり方は、 寝る前の時間に、その日ママが嬉しかったことを子どもに伝えます。
例えば、わが家の場合、
「今日、妹におもちゃ貸してあげてたね」
というように、子どもの行動を具体的に言葉にしていきます。
すると、 夜寝る前に
「ママに受け入れてもらえている」
という安心の記憶を積み重ねることができ、 子どもの朝を変えていくことができるんです。
この関わりを続けていくうちに、我が家の息子の様子が少しずつ変わってきました。
2ヶ月ほど経つと、朝起きたときに私が横にいれば機嫌よく起きられる日が増えてきました。
さらに4ヶ月ほど続けると、起きたときに私が隣にいなくても癇癪を起こさなくなってきたのです。

もし今、朝の癇癪に悩んでいるなら 朝を変えようとする前に、 夜の関わり方から見直してみてください。
寝る前の小さな安心の積み重ねが、子どもの朝を穏やかに変えていくかもしれません。
執筆者:西野まこ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーションアンバサダー)


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