私もADHD!?カッとなりやすい母親でした。
わが子の言動にイラっとすること、ありますか?
発達の特性があろうがなかろうが、子どもとバトルになることは、どのご家庭でもあるかもしれません。
ですが、やはり発達凸凹の子どもとの生活は、予想できない子どもの言動に振り回され、イライラしたりバトルになる方が多い傾向にあります。
私も注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの息子の言動に振り回されていた母親です。
子どもが怒りっぽくて些細なことでキレるので、その都度、私も大声で𠮟りつけたり、ときには取っ組み合いになることもありました。
子どももカッとなりやすいのですが、負けじと母親である私も子どものこととなるとすぐにカッとなっていました。
子どもの発達の問題にばかり目を向けながら、自分自身も発達障害の特性が実は色濃くあるなぁと感じている方も一定数いらっしゃるのではないでしょうか。
実は私自身、発達について深く研究していく中で、発達の特性がかなり強くあるんだなと、大人になってようやく気づきました。
今でこそ、どう伸ばしていったらいいか、どう対策したらいいかを考えることができるようになりましたが、それまでは「特性だからしょうがない」とか、「私はダメな親だ」などと自己評価はかなり低いものでした。
お互いの気持ちが伝わらなくなる親子バトル
そもそも、子どもがすぐ怒ることをどうにかしようと口うるさく言って、子どもの行動は変わっていますか?
親子バトルに発展したり、子どもとの関係性が悪化することはすでに経験済み。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
親子バトルに発展してしまう原因と、バトルによって引き起こされるリスクを考えてみましょう!
親子バトル〈子どもの立場〉
お母さんが何度も言い続けたり、親子バトルを続けていても、子どもの言動は変わっていきません。
なぜなら、「負の強化」と言われる、怒られたり、何度も注意されたことを繰り返してしまうという脳の特性があるからです。
お母さんが注意すればするほど、子どもの怒りは続いてしまうのです。
親子バトル〈お母さんの立場〉
お母さんが感情任せに怒っていると、子どもに本当に伝わってほしいことが伝えられないということ、ありませんか?
一度叱り始めると、その勢いで関係ないことまで口に出し、最初に叱り始めた内容からかけ離れてしまうのです。
また、そのときの気分で話してしまうので、話していることに一貫性がなくなります。
お母さんも衝動性が強いため、感情を制御することができず、イライラを爆発させてしまうのです。
自分が一体何に怒っているのかわからなくなってしまい、怒りとともに、そんな自分に対する嫌悪感や情けなさも感じてしまいます。
そのため、「私が母親じゃなければ…」と、母親としての自信をなくしていきます。
ADHDだからといって諦めてほしくない理由
大人であるお母さん自身がすぐにカッとなるのに、子どもに「怒るな」と子どもにばかり変化を求めるのは、やはり違うと思うのです。
親子の穏やかな対話ができるようにならなくては困る場面というのがこれからたくさんあります。
子どもが幼い頃と比べて、進路のこと、人生のことなど、大切な話をしたいときに、対等に話ができる親子関係でいたいですよね。
わが子の10年後、20年後のことなんてどうでもいい、なんて親はいないはずです。
まず変わるのはお母さんから。子どもが変わっていくのは、それからです。
ADHDの母親は3文で伝えよう!
ADHDタイプのお母さんは、次から次へといろんなことに気づき、ポンポンと言葉が出てきてしまうことで親子バトルに発展してしまうことがあるかと思います。
そんな頭のキレのいいママへのオススメは「3文で伝える話し方」です!
①言いたいこと、結論をまず言う
②その理由を言う
③だから…ともう一度結論を伝える
この順番で話すだけで、落ち着いて話をすることができ、言いたいこともきちんと伝わります!
日常の生活の中でこんなことありませんか?
「そろそろごはんを食べよう」と何度も声をかけてるのに、ゲームをやめられず、ママもだんだんイライラしてくる…!
そんなとき「さっきから言ってるでしょ!いつもそうやってすぐやめないで…うんたらかんたら…」と関係ないことまで怒ってしまう。
…こんなシチュエーションこそ、3文で話してみます!
①言いたいこと=「ごはん食べようよ~」
②その理由=「ママ、おなかすいて倒れちゃいそう~」
③もう一度結論=「だから一緒に食べようよ~」
ママがこの3文以外の言葉を話すことで、子どもにしてみたら余計な言葉を言われてイラっとするのです。
思ったことや自分が感じたことをパッと話してしまうママには「頭の中で①②③を考えてから声に出す」という習慣をつけていくといいですよ!
自分が本当に言いたいことは何なのか?が明確になり、子どもに伝わりやすく穏やかな会話ができるようになっていきますよ!
執筆者:津森あかね
(New Mammyアンバサダー★★)
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