ピリピリしている発達凸凹受験生への声がけで関係悪化
2学期も数ヶ月過ぎ、学校の楽しい行事も終わり、受験ムードになってきましたね。
受験生の母として、受験するための手順、健康管理と、ソワソワドキドキする日々をお過ごしだと思います。
勉強について口出しすることも出来ない年頃。ちゃんと勉強をやっているのか?進捗状況は大丈夫なのか?ちゃんと布団をかけて寝ているのか?過保護になりそうなくらい不安に駆られていませんか?
我が家にも、高校受験を控えた、中学3年生の発達凸凹の息子がおります。
本人よりも、受験生の母として私の方が、気持ちがヤキモキしていますが、焦りを心の中にしまっておくように心がけている日々です。
発達の特性を持っている子なので、発達コミュニケーションを学ぶ前の私だったら過干渉に口出しをしていましたが、今はすべて任せているので、本人を信じるしかありません。
中学3年生は、学校の課題・塾の宿題、さらに自分ですすめなければいけない受験勉強と、やることがたくさんあります。
いつどれだけの時間を使って勉強をすれば次のテストに間に合うのか?スケジュールを立てるのが苦手です。
さらに1つのことに集中してしまうと、他のことを忘れてしまうところがあります。
先日、塾からの連絡で、宿題をやっていないことが分かりました!
「なんで?やってないの!!」
とイライラしましたが、その感情のまま息子に話をしても、
「うるさい!口出しするな!」
とバトルになるだけで親子の関係も悪化していきます。
大事な時期に親子関係の悪化は避けたいものです。
受験生の母としてそのまま放置するわけにはいかないので、どう対応すればよいか悩んでしまいました。
思春期ってどんな感じ?
思春期とは、子どもが大人へと成長するための移行期間を指します。8歳頃から17、18歳頃までの時期になります。
思春期は大人になる成長過程
思春期になると、自分の中の子どもの部分と大人になろうとしている部分がせめぎ合いで不安定になります。
子どもにとってももどかしい時期で、イライラしやすく反抗的になったりします。
一番身近な母親とのかかわりよりも、友達や信頼のおける先輩とのかかわりに重きを置きます。
家庭以外の周囲の影響を受け、反抗しながら、だんだんと大人になっていくのです。
発達障害グレーゾーンの子を理解しよう
発達障害グレーゾーンの子は、一度にたくさんのことをこなすことが苦手なことがあります。
やらなければいけないことがたくさんあると、どこから手を付けたらよいか、優先順位をつけて、ダンドリ良く計画を立てるのが苦手なところがあります。
それは、受験生としての自覚が本人にあっても、サボっているわけでもなく、まだ発達途中で未熟だということをお母さんとして理解してあげましょう。
実体験!受験生の母が伝え方を変えると素直になる!?
人生初の受験で、目に見えないプレッシャーと戦っている中学3年受験生に、ガミガミと尖った声がけするのでは、火に油を注ぐようなものです。
では、塾から「宿題をやっていない、忘れた」と連絡が来たとき、どうやって声をかけたら穏やかな会話になるのか、受験生の母の私が実践して成功した体験をお教えしますね。
たった3つの○○を意識する
お母さんの感情は横に置いておいて、まずは子どもに話をしてもよさそうなタイミングで話しかけます。
第一声が大事!笑顔で、ゆっくり・優しくの3つのことを意識して話かけます。穏やかにです。
「塾から、”宿題、やってない・忘れた”と連絡きているけど、どうしたのかな?」
そうすると、お母さんは怒ってないんだなという、雰囲気もつくれて、
「たくさんプリントがあって宿題もたくさん出るから、やるの忘れちゃった。」
息子も素直に本音を話してくれました。
「そっか、やるの忘れちゃったんだ。」
と事実だけを受け止めます。
そこで畳みかけるように話をすすめてしまうと、お母さんの感情が湧き出てしまうので、一呼吸おいてから、
「じゃあ、忘れないようにするには、どうしたらいいかな?」 と、また笑顔でゆっくり優しい口調で話をします。
息子も考えて
「今度からプリントを教科毎にファイリングするよ」
と、どうしたら忘れないかを考えて答えてくれました。
笑顔で、ゆっくり、優しく話す、3つのことだけ?と思うと思いかもしれませんが、最初から、怒り口調で怖い顔で話かけたら、誰だって、戦闘態勢になってしまいます。
受験生には、不要なストレスはかけたくないですね。
さらに、息子が自分でどうすればいいかまで考えたことを、褒めてあげました。
伝えにくいことは、スマホでメッセージを使おう!
お母さんはこうしてほしいけど…と直接話をしたら、反抗して絶対にやらないだろうなということは、スマホのメッセージを活用します。
直接の会話だと、どうしても、お母さんの感情が入ってしまい、子どもが、
「どうせ、お母さんは、こうさせたいんでしょ。」
と言葉の裏の感情を読み取って反抗するからです。
やるかやらないかは、本人に決定権をあたえて、お母さんの意見だけ伝えることができます。
中学3年受験生の母は、子どもと良好な関係で受験当日を迎えたいですね。参考になったら嬉しいです。
執筆者:池田 さちえ
(New Mammyアンバサダー★★)
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