そろそろ夏休みも
終盤に入ってきましたね!
この時期は終わっていない宿題に
親子で焦りが出てきたり
学校が始まるのが近づいてくると
ちょっと不安な様子を見せる
お子さんもいます。
夏休み明けは
行き渋りが起こりやすいんです。
夏休みの終わりがみえて
気持ちがザワザワしはじめた
この時期だからこそ
宿題をやらせるより
大事なことがあるのです。
最後の時期に楽しく過ごせたら
夏休み全体が良い記憶になります。
最後がネガティブなものに
なってしまうと、
夏休み全体がネガティブな記憶に
なってしまいます。
人の記憶は最後の方が残りやすいのです。
ましてやゆったりIQっ子は
楽しいポジティブな記憶より、
ネガティブな記憶を強く残しやすい
特性があります。
ですからこの時期は
なるべく楽しく過ごしてほしいのです。
とはいえ、今から出掛けたり、
わざわざ楽しいことをする時間もないですよね。
こんな時にオススメなのは
夏休みの楽しかったことを
アウトプットさせることです。
昨日我が家でもやりました!
食事中、皆が集まっている時に、
「今年の夏休みは
本当に楽しい夏休みだったね!
この前は○○温泉に泊まったよね!
そのときやった卓球たのしかったね!
夏祭りにもいったよねー、
初めての金魚すくいたのしかったね!」
と、記憶をさかのぼりながら
思い出話をしつつ
「何が楽しかった?」
というように質問して、
家族それぞれ何が楽しかったのか
話してアウトプットしていきました。
お出かけの記憶などは
エピソード記憶、といって
自分の体験したことと結びついている
記憶です。
ゆったりIQっ子は
記憶力が弱いことがあるけれど
このエピソード記憶は
覚えていられることが多いです。
また、記憶をさかのぼって
思い出すことは
ゆったりIQっ子は低めのことが多い
ワーキングメモリを鍛えることにもなり
脳の「記憶を思い出す機能」を
鍛える効果もあるんです。
それぞれ記憶に残る
面白かったポイントが違うので
思い出に「卓球」を上げる子もいれば
「ホテルの食事」という子もいます。
そこからまた話題を掘り下げて
「ホテルの食事は何が一番おいしかった?」
と聞いたりして、
楽しい話をしていきます。
みんなでワイワイ話をすることで
「あ、そうそう!それもやったよね!
あのときああだったよね!」
と、忘れていた楽しい記憶が
もう一度よみがえるのです。
楽しい記憶を思い出して
話したり聞いたりして
覚えていることが増えていきます。
とてもたくさんの
「楽しいこと」を話してアウトプットできて
子どもの顔がぱっと明るくなっていくのがわかりました。
会話の終わりは
「今年の夏休みは
たくさん楽しいことできたね!」
と、この一言で締めくくると
子どもの記憶に
「今年は
たくさん楽しいことができた
夏休みだった!」
というポジティブな記憶が
上書きされます。
夏休みの最後に
楽しいポジティブな記憶で
上書きしてあげると、
夏休みは楽しく過ごせた、
という成功体験の記憶になりますね。
新学期にも学校に行ける
元気がでてきます。
今日は日曜日ですから、
家族がそろう夕飯のときにでも
楽しい記憶を上書きする会話を
やってみてくださいね!