ママの褒め言葉、子どもに伝わってる?発達障害の子どもに意外と伝わる間接褒めテクニック!

 

ママが褒めているつもりでも子どもたちには案外伝わっていないと言う経験はありませんか?褒めても相手に伝わっていないと意味がないですよね。この記事では直接褒めるよりも伝わる間接褒めのテクニックをご紹介します。
 

【目次】

 
 

1.自分では子どもの良いところを知っているのに伝わらないイライラママでした。

 
 
 発達凸凹キッズは興味本位からお友達にちょっかい出したり 言葉足らずなために手が出たりというように集団の中でトラブルを起こしがちですよね。
 
 
そのためにママたちは常に目を光らせ、いけないことをしたら叱るという対応を取ってしまいがちだと思います。
 
 
私も常に息子の行動を見張ってちょっと弟に手を出したり、おもちゃを投げたり、いけないことをするとすぐに注意する、そしてそれが続くとガミガミと𠮟る…
 
 
まさにイライラ・ガミガミママでした。
 
 
 
 
自分では子どものいいところたくさん知っているし、意味もなくそんなことをする子ではない。
 
 
そうわかっていても保育園で問題を起こしてくるたびに、帰ってから注意したり なんでやったの?と問い詰めたりそんなことが日常茶飯事でした。
 
 
自分の中ではわが子を褒めて伸ばすということをモットーにして子育てしてきたつもりだし それを常に心がけていたのですが実際は全然褒めることができなくなっていました。
 
 
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2.なぜ褒めているのに発達障害の子どもには伝わっていないの?

 
 

◆褒めることがなぜ大切なのか?

 
 
「褒めて伸ばしてくださいね。自己肯定感を高めます。」
 
 
これらの言葉は耳にタコができるほど聞いてきたことだと思います。
 
 
私は十分褒めています!というお母さんもいるのではないでしょうか?
 
 
しかしそれは本当に伝わっていますか?
 
 
実はいくら褒めていても、叱ったり注意したりする方が多ければ子どもにはその褒めは伝わっていないのです。
 
 
不等号で表すと 褒める>注意する という割合にならない限り子どもたちにはその褒めは半減して伝わってしまっているのです。
 
 
 
 

◆なぜ褒めは伝わらないの?

 
 
なぜ褒めが伝わらないかというと、注意などの否定の注目は割増しで伝わり、褒めなど肯定的な注目は目減りして伝わるからです。
 
 
日本人は褒められても謙遜する文化があると思うのですが、それがなおさら褒めを伝わりにくくしています。
 
 
また褒めた後に小言を言っても褒めの効果がなくなってしまいます。
 
 
「上手にできたね。次もこうやってやろうね。
 
 
「お片付けしてくれたね。毎日やってくれればいいのに…。
 
 
このように褒めた後にいらない小言を無意識につけてしまっている方、意外に多いのではないでしょうか。
 
 
しかしこれでは褒めの効果は半減してしまいます。
 
 
いらない小言は心の中にしまって褒めて終わることを意識するとぐっと褒めが伝わりやすくなりますよ。
 
 
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3.褒めがしっかり伝わる間接褒め

 
 
それではどうやって褒めればしっかりと伝わるのでしょうか?
 
 
意外とうれしく効果絶大なほめ方。間接褒めをお伝えしたいと思います。
 
 
それでは早速、褒め方のコツをお伝えしますね。
 
 
これは直接本人を褒めるやり方ではなく第三者を通して間接的に褒めるやり方です。
 
 
その子が頑張っていたことやほめるべきことをやっていた時ママが褒めるのと合わせて、ママが第三者にそのことを報告しながらさりげなくほめるのです。
 
 
たとえば、
 
 
「今日は運動会の練習でダンスを頑張っていたって先生が言ってたんだよ。」
 
「さっきね、○○君が自転車一人で乗れたんだよ」
 
 
という風にママがパパに報告すると言ったような感じです。
 
 
その時必ず本人がそのことを聞こえる距離で、聞ける状態になっているときに話しましょう。
 
 
大人でも「あなたのこと○○さんがほめていたよ」と間接的に聞いたりすると直接褒められるよりうれしいですよね。
 
 
それと同じでママが第三者に話しているのを間接的に聞かせることによって「今日頑張ったことすごいことだったんだ!」という風に感じて自信がつきますし、喜びが何倍にもなります。
 
 
また、一つの出来事で二人に褒めてもらえて一石二鳥です。
 
 
もちろん報告する相手はパパでも、おじいちゃんおばあちゃんでもだれでもOKです。
 
 
こんな風に褒めてもらえることによって「もっと頑張ろう!」という気持ちと「自分は出来る」という自信をつけることができます。
 
 
 
 
自信がついてくれば行動力がだんだんとついてきます。
 
 
行動することは脳を発達させる大切なキーポイントです!
 
 
たくさんの褒めが子どもたちに伝わってママと子どもたちがより良い関係を築き、行動することでどんどん発達を加速させることができますよ。
 
 
皆さんも子どもに褒めが届いていないように感じたら、このテクニックを使ってみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:神保早苗
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
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