発達障害・アスペルガー傾向で不安が強く初めてのことが苦手なお子さんはいませんか?学びは経験を積んでこそ!初めてのハードルを低くして楽しく乗り越える我が家の声かけと対応をお伝えします。 |
【目次】
1.初めてのことにビクビクしてしまう発達障害・アスペルガータイプの子ども
大人になると、たくさんのことを経験するとたくさんのことを学べるということがわかり、『経験に勝るものなし』を、身を以て体感します。
あんなことも、こんなことも、もっとすれば良かった!と思ったことはありませんか?
だからこそ、子どもにはたくさんの経験をさせてあげたいというのが親心。しかし、発達障害・アスペルガータイプの不安が強く初めてのことが苦手な特性を持つ子どもが、
最初の場面で、
どんな感じになるのか
どんな感じになるのか
どんな発言が出るのか
お母さんはもう掴めてしまいませんか?
『イヤだ〜!やりたくなーい!』と言ってグズグズになる…そうなると、お母さんは『早くして!大丈夫だってば!』と声をかけてしまいがちです。
そんな場面が続くと初めてのことを自然と避けるようになり、子どもに負担を掛けるのも本人は辛いだろうし、余計な労力を使わなくていいかな…と過ごしてしまうかもしれません。
でも、幼少期はフォローできるけど、集団生活が始まれば子どもだけで初めての経験や体験することになる…
結局、一番困るのは我が子であるということに気づくのです!
2.避けては通れないハードルは低くすることで乗り越えよう!
子どもが集団生活で困ってしまうのは親として辛いですよね。ここは意識を変える必要があります。
理由は、他の子ども達がどんどん経験を積み学んでいる間に、発達障害・アスペルガー傾向の子どもの不安が強く初めてのことが苦手という特性をそのままにして過ごしていると経験が少なくなる分、学びも少なくなるからです。
では、どうすればいいのでしょうか?
初めてというハードルを低くして、子どもが少しでもワクワクするように心がけることです。
本当は乗り越えられることであっても、子ども自身が初めての経験が怖いものとしてハードルを高くしているのだと思います。
3.我が家の場合 〜夏の海水浴編〜
今年の夏は、子どもに五感をフルに使って自然を感じる経験をして欲しかったので海に行きました。
しかし、波が怖くて全く近寄らず、砂と遊んでいる我が子。海までがんばって来た意味はあるのかな?と思ってしまいますが…
せっかく来たのだから海で遊ぼうよと無理強いすると、海は嫌な思い出の場所というネガティブ情報が蓄積されるだけ。
海で思いっきり楽しんで遊んで欲しいと思うのは親の思い。でも、子どもにとっての『楽しみ』は、どんなことか、どの程度なのか親は分かりません。
だから、目的のハードルを低くして子どもが五感を使って自然を感じてくれれば良し!としました。
子どもへは、笑顔で穏やかな優しい声を意識して声かけをしました。
『海って広いね〜、見てごらん♪いつも図鑑で見ている水平線ってあれのことだよ〜』
『海と空の境目がわかるよね〜、海に来ると見られるんだよ〜』
我が子は『へぇ、そうなんだね!あっちが地平線?』と興味深く話を広げていました。また、大きなヤドカリを獲ってとても喜んでいました。海に来ないと獲れないからです。
一緒にいる家族には、
『○○(子どもの名前)無理強いはさせないでね』
『○○(子どもの名前)なりに楽しめば十分だから』
と伝えました。
波が怖いと感じたのも子どもの感覚です。怖いという感覚を得られたことは、ホンモノに触れられたからです。それだけで十分な学びです。
子どもの行動を観察して目的のハードルを低く設定すると、子どもは自分でワクワクを見つけていきます!
今年の夏は波が怖くて海には入れなかったのですが、波のないホテルのプールで遊ぶことができました。これだけでも進歩です!
お子さんが初めてのことが不安でイヤだー!やりたくなーい!が続いたら、一度ハードルを低くしてみてくださいね。
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