勉強嫌いの発達障害・ADHD中学生にお困りではないですか?勉強がわかないから塾へ入っても「塾に行きたくない!」とサボりがち!実は塾にはいろんなタイプがあります。お子さんに合う塾選びをして勉強の苦手意識を払拭しませんか?
【目次】
1.塾に行きたくない!勉強嫌いな中学生はなぜ塾に通うのか?
2.勉強嫌いなADHD中学生の長男は塾をサボってばかり!
3.嫌ならいつでもやめてよし!「塾はお守り!先生は友達!」
1.塾に行きたくない!勉強嫌いな中学生はなぜ塾に通うのか?
中学生が塾に通う理由として我が家のように成績が不安だというきっかけが多いようです。
割合として、中学生の2人に1人は塾に通っているといっても過言ではありません。
中学校では、小学校と異なり定期テストの結果が成績を大きく左右ことから、学習面で不安を感じる子どもが多いことがうかがえます。
これは、日本の集団教育方針が影響しています。
わからない子はそのまま置き去りの状況で、学習が進んでしまうからです。
塾に通う理由として、学校の授業についていくことが目的となってしまっているのです。
塾に通うメリットとして
●高校受験に向けて対策をおこなえる
●内申点アップにつながる
●塾講師に進路の相談ができる
●勉強に集中できる環境が手に入る
●学習習慣を身につけられる
デメリットとして
●塾に通うための費用がかかる
●通塾に時間がかかる
●塾に行くことが目的となってしまう可能性がある
がありますね。
もちろん自分で勉強できる子なら通わせる必要はないのですが、発達の特性から親のサポートも必要になりますよね?
勉強についていけない=学校にいきたくないとなってしまうのではないか?という不安もあります。
ただ、塾と言ってもいろんなタイプのものがあるので、その子に適した勉強方法を探すのが一番です。
我が家が選んだ塾は次の通りです。
2.勉強嫌いなADHD中学生の長男は塾をサボってばかり!
私には、勉強嫌いな注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の中学生の長男がいます。
宿題はドリル系のものはやるのですが、自主学習は全く手をつけず困っていました。
◆①集団塾(教師1人:生徒15人) 1日3時間 週2回
そこで小学6年の冬休みに学習習慣をつけようと集団塾に入りました。(塾で英検受験できるため)小学校在学中は楽しく通塾していました。
しかし、中学生活が始まると塾へ遅刻したり、「塾にいきたくない!」と言い出すようになってしまいました。
中学生になると小学生とは生活パターンが変わり、部活、塾、友達つきあいなど不安と緊張を抱えやすいです。
また集団塾は、週2回で1回3時間授業だったので、部活の後の塾は長男にとってかなり負担だったようです。次第に登校しぶりまでみられるようになってしまいました。
登校しぶりになってしまうと学校の勉強についていけないのではないかと思い、ますます塾へ行くしかないと思ってしまいませんか?
私も長男もそう思っていました。
なぜなら、学校の授業は大人数。塾の方が丁寧に教えてもらえると思っていたからです。
しかも自宅では勉強は全くしなかったので、余計に塾へ通わせるしかないと思い込んでいました。
「塾が嫌だったら、まだ1年生だしやめてもいいんだよ。そのかわり部活はちゃんとやろうね。」と天秤にかけ知らず知らず長男を追い詰め私は毒親になっていたのです。
長男は、「塾をやめたらもっと成績が下がるから。塾には行きたい。」と返答しました。
◆②個別指導型(教師1人:子ども2人)1回80分 週1回
実は集団塾に通っていた長男の塾のノートを確認したら空欄ばかりでした。
静かに塾で過ごせていても上の空で、息子はただただ3時間過ぎるのを待っていただけだったのです。
ADHD傾向の長男は負けず嫌いというプライドがあって、人前でわからないことを聞けない状況だったのです。
そこで今度は個別指導の塾を探すことにしました。生徒2人に対し先生1人で1教科80分、褒めて伸ばすタイプの塾を見つけました。
1ヶ月体験授業を受け、本人に確認する「前の塾よりいい!楽しい。やりたい。」といい、通うことにしました。
しかし、慣れてくると30分以上の遅刻は当たり前。ときには「塾の宿題をやっていないから休みたい。」ということもありました。
「お金がかかっているんだからね!行かないならやめてよ!」と強く叱責してしまったこともありましたが、ちょうどそのころに発達科学コミュニケーションの上級講座を学びはじめ、私の常識が変わり声かけを変えたら、息子の行動も変わってきたのです。
3.嫌ならいつでもやめてよし!「塾はお守り!先生は友達!」
発達に問題がなくても中学生は勉強に部活動に忙しいですし、ホルモンのバランスも乱れから疲れやすいのです。
学校から帰ったら、ゆっくりする時間も必要ですよね。私たちも仕事から帰ったら一息つきたいときがありませんか?
まずは、長男の学校の時間割からの帰宅時間と1週間のスケジュールを見直しました。
どのくらいの休息が必要か観察し、塾の時間を変更してもらいました。
そして、遅刻しても塾へいけたら、「塾に行ったんだね。」と認めて文句はいわないように塾はお守り!と割り切るようにしました。
また、気が合う英語の塾の先生とは授業がおわるとゲームや話をしたりして帰ってくるようになりました。
塾の先生は大学生が多く、学校は先生と生徒(上下関係)ですが、塾だと友達感覚(対等関係)を築けるので円滑なコミュニケーションにもつながります。
「○○先生と僕は仲良しだから!」
長男は塾へ行くのが楽しくなり、時間にも間に合うようになってきました。
そして、長男とこまめに塾に通い続けるかどうかを確認しいつでも教科を減らしたり、やめることができるよって伝えていると…
得意な英語だけ塾に通うと長男が選択をしました。(本当は数学や理科をやらせて点数をアップさせたいのですが…)
答えは子どもが持っていたのです。
このような斬新な選択ができたのは発コミュのおかげです。
このように発コミュを学ぶといろんな角度で物事を考えられます。発コミュで我が子に合った方法を見つけませんか?
発達凸凹中学生の子育でのヒントをお伝えしています
執筆者:神田久美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)