発達障害・グレーゾーンの子どもが苦手を克服するための意外な対処法

 

みなさんは、お子さんが苦手としていることに対して、どのような対応をされていますか?発達障害・グレーソーンの子どもの苦手克服はひと筋縄ではいきませんよね。そんな時ちょっと視点を変えてみませんか?苦手を克服できる意外な対処法をお伝えします!
 

【目次】

 
 

1.発達障害・グレーゾーンの子どもの苦手克服でやりがちなこと

 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)・グレーゾーンの子どもは、本人の特性上、うまくいかないことや苦手なことが色々とありますよね。
 
 
お母さんとしては、苦手なことがどうしても目について、苦手を克服させたい(克服させねば!)と思う方が多いのではないでしょうか。
 
 
そんな時、どんなアプローチをしますか?
 
 
例えば、算数の計算問題が苦手という場合、どういう対応をしますか?
 
 
多くの方が、計算ドリルをひたすらやらせるなど苦手なことにダイレクトに注目しがちだと思います。
 
 
しかし、発達障害・グレーゾーンの子どもの場合、こういった荒治療は向いていないことがあります。
 
 

 
 
そこで、発達科学コミュニケーションでは、
 
 
「苦手なこと・嫌いなことに注目するのではなく、得意なこと・好きなことに注目する。」
 
「得意なこと・好きなことを伸ばすことで自然と苦手な部分も一緒に成長していく。」
 
 
ということをオススメしています。
 
 
苦手を克服させたいのに、真逆の得意に注目するってどういうこと?
 
 
事項では、我が家の事例を交えて解説します!
 
 
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2.我が家の事例 ~サイクリング~

 
 
我が家の息子は、現在小学2年生で発達障害・グレーゾーンの傾向があります。
 
 
息子は、自転車に乗れるようになったのは早かったのですが、自転車に乗ることが億劫なのか、積極的に自分から乗ろうとはしませんでした。
 
 
無理やり乗せるのもなんか違うし、本人がその気になるのを待つしかないなと思いつつモヤモヤしていました。
 
 
そうこうしているうちに小学2年生になり、ママチャリの後部座席に乗せて私が自転車をこぐのもしんどくなってきました…。
 
 
そんなある日、お友達が新しい自転車を買ってもらったことをきっかけに、息子が突然。
 
「僕もカッコイイ自転車がほしい!」
「お姉ちゃんからのお下がり自転車は女子っぽいからイヤだ!」
 
と言い出しました。
 
 
私は「え。誕生日でもないのに新しい自転車を買うなんて…」と躊躇しましたが、息子は何日も何日も訴え続けました。
 
 
そこで、「本人がやりたいと思っている時が脳が一番成長するチャンス!」なので、思い切って新しい自転車を購入しました。
 
 
子どもの「やりたい!」は突然やってきますね。
 
 

 
 
自転車購入後、とても嬉しかったようで、自ら「自転車の練習する!」と言い出しました。
 
 
そこから怒涛のサイクリングブームが始まりました。
 
 
週末は1日2時間以上、平日も私が仕事から帰宅したあと18時半から暗闇の中で1時間のサイクリング…。
 
 
正直しんどいときもありましたが(笑)、息子の「やりたい!」「好き!」という気持ちを大事にしてなんとか付き合っていると、息子に面白い変化が現れました。
 
 

3.サイクリングを通して息子に起きた変化

 
 
まずはじめに、サイクリングを通して息子の自転車の運転技術があがりました。
 
 
これは当然ですよね。(運転技術については、また別の記事で紹介したいと思います。)
 
 
ここからが重要なのですが、運転技術の向上につられて、息子に面白い変化が現れました。
 
 
それは「自ら新しい場所に行く」ということです!
 
 
息子は、本来新しい場所(知らない場所)が苦手です。
 
 
さらに、本人の特性上、ルーティンを好むのでサイクリングの初めのころは毎回同じ目的地、同じルートを走っていました。
 
 
保育園時代も、登園の際に同じ道を通ることにこだわりがあったくらいです。
 
 
そんな息子が、サイクリングをしていたある時
 
「自転車で行ったことがない町に行ってみたい」
「通ったことがない道を通ってみたい」
 
と言い出したのです。
 
 

 
 
自転車に乗りながら、「今度はこっちの道を通ってみよう」と自ら初めての道を通ったり新しい場所に行ってみたり。
 
 
なんと冒険心が出てきたのです!これにはとても驚きました。
 
 
そしてこれが、まさに苦手克服の第一歩なのです。
 
 
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4.意外な対処法 ~得意なことや好きなことを伸ばしてあげる~

 
 
新しい場所が苦手な子どもにあれこれ説得してみたり、無理やり連れて行くなどして行けるようになればいいのですが、発達障害・グレーゾーンの子どもの場合、そう簡単にうまくはいきません。
 
 
逆に、そういった荒治療は余計に悪化させることもあります。
 
 
そういうときは、一旦視点をかえてみましょう。
 
 
苦手なことと直接関連がなさそうな事柄であっても、まずは子どもの得意なことや好きなことに注目してそこを伸ばしてあげるのです。
 
 
すると、得意なことが成長するのに引っ張られて苦手なことも伸びてくる、苦手なことが自然とできるようになってくるのです。
 
 
脳が一番成長するのは、得意なことや好きなことをしている時です。
 
 
それをうまく活用して、苦手も含めた脳全体の底上げをしているようなイメージです。
 
 

 
 
実はその数ヶ月後、息子は学童を転籍しました。
 
 
学童では以前から色々と問題があったので、私としては別の学童に移りたいと考えていました。
 
 
しかし、息子本人が「新しい場所は怖い。緊張するから嫌だ。」などと言って転籍を嫌がっていたので、1年近く様子を見ていました。
 
 
サイクリングをしていた時期から数ヶ月後のある日。
 
 
息子が自ら「僕、今の学童辞める。思い切って別の学童に行ってみる。」と言い出したのです。
 
 
もちろん色んな要因が絡んでいるとは思いますが、サイクリングでの効果(新しい場所にチャレンジすること)も少なからず影響しているのではないかと思いました。
 
 
おかげさまで今は新しい学童で楽しく過ごしています。
 
 
大人はどうしても子どもの「苦手」に目がいき、苦手をなんとかしたいと思いがちです。
 
 
でも、時に視点を変えて「得意」や「好き」からアプローチして、苦手も含めた脳全体を成長させてあげるということも意識してみてはいかがでしょうか。
 
 
苦手克服につながる面白い変化が現れるかもしれませんよ!
 
 
 
 
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執筆者:おぐらまりこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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