発達障害の子の育児をもうやめたい!ママの自己肯定感の育て方

ADHD、ASDなど発達障害凸凹の育児に追われ、しんどい気分が積み重なっているママいませんか?もう仕事も育児もやめたい、投げ出したい…そういったときには、まずママ自身に試してみてほしいことがあります!
 

【目次】

 

1.育児や仕事の対応に追われ、もうなにもかもやめたい気分だった1年前

 
 
毎日、育児に仕事に頑張っているのに、なんか報われないと感じる時、ありませんか。
 
 
私は、注意欠陥性多動障害(ADHD)と自閉症スペクトラム障害(ASD)の特性を合わせ持った発達障害凸凹傾向の小学生2年生の息子と保育園に通う3歳の娘を持つ会社勤めのワーママです。
 
 
働くママなら皆経験すると思いますが、常に日々慌ただしいですよね。
 
 
私自身も、朝から慌ただしく、日中は次から次に発生する仕事に追われ、帰宅後も育児に振り回され、疲れる日々…。
 
 
自分のことは何もできなくて、なによりそんな自分にイライラ…という生活を送っていました。
 
 
「残業ができない分、仕事は、他のスタッフ以上に取り組まないと!」と意気込む。
 
 
けれども、保育園のお迎え時間になったら、他のスタッフより先に退勤するので、結局なんとなく引け目を感じたり…
 
 
帰宅後は、仕事は置いておいて、「子どもと向きあいたい!」と想いは持っている。
 
 
けれども、つい終わっていない仕事の事考えてしまったり、なんか空振り…
 
 
仕事においても、育児においても、今日はあれもできなかった、これもできなかったと逆に落ち込む日々でした。
 
 
 
 
当時の息子は、癇癪がひどく、頻繁に癇癪が勃発していました。
 
 
ひとたび息子の癇癪が起きれば、その当時の私は、ベストな対応が分からず、最終的に私もイライラ感情を息子にぶつけていました。
 
 
そんな日々を過ごすうちに、毎日頑張っているのに、なんかうまくいかない…。
 
 
もう仕事も育児もやめたい、投げ出したい気分で、毎日モヤモヤしている日々。
 
 
しかし、発達科学コミュニケーション(以下、発コミュ)で発達科学について学んでいくうちに、息子に変化もあったのと同時に、私自身が、気持ちが楽になっていったのです。
 
 
もちろん、癇癪が軽減されるなど、息子の変化があり、私の負担が軽減されたというのもあります。
 
 
しかし、息子にも私自身にも使える気持ちに対応する方法を学んだことで、息子も私も以前に比べて穏やかに過ごせるようになっていたのです。
 
 
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2.ADHD、ASDなど発達障害凸凹傾向の子どもの育児はなぜツラく感じてしまうの?

 
 
ADHD、ASDなどのそれぞれの特性に関わらず、発達障害凸凹傾向の子どもの育児は、大忙し!
 
 
定型発達の子どもよりも困りごとやトラブルが多かったりするなど、大変なことが多いのです。
 
 
これらは発達障害凸凹傾向の子どもの脳の発達において、まだ発達途中の未熟な部分があるためです。
 
 
そうはいっても、子どもが頻繁に癇癪を起こす・友達とうまく遊べない…そういったツラい思いをする子どもを側で見ていると、心が痛みます。
 
 
けれども、子どもだけがツラいのではありません!ママだって、ツラい!
 
 
困りごとやトラブルが多かったりするなど、それだけママだって、対応しなければならないおとが増えていきます!
 
 
親子ともに傷つき凹む経験が積み重なってくるのです。
 
 
癇癪を起こしたり、トラブルを起こした子どもは、大人に怒られたり叱られたりして、自信をなくしていきます。
 
 
それとともに、ママだって、気持ちが落ち込みます。
 
 
こんな一生懸命、育児に取り組んでいるのに、もうどう対応したらいいか分からない。
 
 
もうやめたい…私の育て方のせいだと、ママも自信を失ってしまいます。
 
 
発達障害凸凹の子育ての困りごとは、子どもの脳の発達に未熟な部分があるのが原因です。
 
 
決して、ママが悪いわけではありません。すべての原因をママが背負いこむことはないのです!
 
 
 
 
発達障害凸凹傾向の子どもを育てているママは、困りごとやトラブルが多い分、頑張っているのにうまくいかない…という小さな凹む体験が蓄積しやすいのです。
 
 
このパステル総研の土台となっている「発達科学コミュニケーション」は、ママのコミュニケーションにより子どもの発達をぐんぐん加速させ、子育ての悩みや困り事などを減らしていくメソッドです。
 
 
子どもの発達を加速させるためには、ママが子どもにどんな声かけをしたり、どう接したりするかが大切です。
 
 
日ごろの子どもの行動に注目して、ママがその行動を肯定(褒めたり、笑顔を見せるなど)してあげることにより、子どもの行動の変化を促します。
 
 
けれど、ママが凹んだり、自信を失って、育児がしんどい気分のときだとどうでしょうか?
 
 
自分自身が凹んでいる気分のとき、消極的な行動になってしまったり、低いテンションになってしまったりしますよね。
 
 
ついつい、子どもに対してため息ついたり、トゲトゲしい声色になってしまったり…。
 
 
だからこそ、ママ自身にも試してみてほしいことがあります!
 
 
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3.ささいなことでOK!その日の小さな成功体験に目を向けよう!

 
 
困りごとやトラブルが多く、頑張っているのにうまくいかない…という小さな凹む体験が蓄積。
 
 
すると、「なんでうまくいかないことばかりなの!」という気分になりますよね。
 
 
そういうときは、子どもではなく、ママ自身が意識して「その日できていること=小さな成功体験」に目を向けましょう
 
 
あれもできなかった、これもできなかったという日であっても、意識して振り返ってみると、できていることをいろいろ見つけることができます!
 
 
例えば、
 
 
●子どもにいつもよりはイライラしないで済んだ
 
●怒ってしまったけど、その後に子どもに素直に謝れた
 
●今日は、絵本の読み聞かせを1冊読めた
 
 
など、他の人から見たらささいなことでいいのです!
 
 
誰かを見せるわけでも発表するわけでもありません。
 
 
あくまでも、自分自身にとって「その日できたこと」であれば、OK!
 
 
叱られたり失敗したりする回数が多く、マイナスな体験が蓄積させた子どもには、成功体験が大事ですが、それは子どもだけに限ったことではありません!
 
 
ママにとっても、成功体験を重ねて、自信をつけて前向きな気持ちになることは大切です!
 
 
 
 
ママは、子どもとのコミュニケーションによって、子どもに成功体験を積み重ねてあげることができます。
 
 
しかし大人であるママは、子どものように誰かが作り出してくれるわけではありません!
 
 
大人になると、上司も同僚など周りから褒めてもらう機会って減ってきます。
 
 
だからこそ、まずは自分自身にマルを付けてあげるのです。
 
 
ママ自身が小さな成功体験を積み重ねて、少しずつ自信をつけてポジティブな気持ちになっていくことが大切です。
 
 
自信がつくようになると、ママ自身の自己肯定感が高まってきます。
 
 
毎日繰り返しているうちに、凹んだりする日があっても、「今日はこの部分はできていた」など、自分の1日の行動のポジティブな部分にも目が行くようになります。
 
自信がつくと、ママ自身も何か考動してみようという意欲が湧いてきます。
 
 
日々、育児や家事、仕事にさまざまな場面で頑張っているママ。
 
 
すぐに一気に気分が上がるわけではないかもしれません。しかし、ボディブローのように確実に効いてきます。
 
 
この記事を読んで、自分自身の成功体験に目を向けてみようかなという気分になったママ、まずはそのことにマルを付けてあげてくださいね!
 
 
 
 
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執筆者:なつきみき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
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