小学校入学前あと半年、年長さんのお母さんは何かと心配ごとが増えてくる時期ですよね。何から手を付けていいのか、どこまでやればいいのか不安なお母さん、親野智可等先生著『7歳までに学力アップ』を読んで準備をスタートしましょう! |
【目次】
1.『7歳までに学力アップ』の概要をレポートしちゃいます!
2.親野智可等先生が語る、小学校入学準備の基本的な4つのスタンス
3.毎日やってますか?お勉強の準備で一番効果が高い○○○
4.聞くだけで、発達凸凹キッズの子育て上手になる!親野智可等先生の講演会
1.『7歳までに学力アップ』の概要をレポートしちゃいます!
9月に入りました。年長さんのお子さんを持つお母さんはいよいよ小学校入学を強く意識し始める時期かもしれません。
9月に入ると、自治体によっては就学相談がスタートしたり、就学前健診のお知らせが届いたり…夏までの、ランドセル購入でウキウキした気持ちとは一変!
うちの子、本当に大丈夫かな?という不安が大きくなっている方もいらっしゃるかもしれません。
そんなお母さんにぜひ読んでいただきたい一冊をご紹介します。
親野智可等先生著、「7歳までに学力アップ!勉強ができる1年生にしてあげよう」です!
幼稚園・保育園と小学校が大きく異なるのが、この「勉強」です。
小学校は勉強する時間が大部分を占めています。勉強が苦手になると、学校で過ごす時間の大部分がつらい時間になってしまいます。
小学校の授業にスムーズについていけるように準備したいけれど、どこまで準備したらいいんだろう?と悩んでいらっしゃるお母さん。23年間学校の先生をされていた親野先生が、明確な答えを教えてくださる一冊です。
タイトルを読むと、お勉強のことがしっかりわかる本なのかな?と思いますよね。でも違うんですよ!
この本は生活習慣やお友だちとの付き合い方、お家での親子のコミュニケーション、果ては先生とのやりとりなど、小学校に入るまで・小学校に入ってからの子どもの生活すべてが網羅されています。
小学校準備は何から始めよう?と思っているお母さんに、まず読んでいただきたい一冊になっています。
2.親野智可等先生が語る、小学校入学準備の基本的な4つのスタンス
具体的な小学校準備の前に、一番大切なことをお伝えします。
それは、親がどんなスタンスで準備を進めていけばいいのか?ということです。
ただでさえ発達が気になる我が子。小学校に入学したら次から次へと困りごとが出てくるかもしれない…でも少しでもスムーズに小学校生活を送ってほしい!
きっとお母さんはこう思っていらっしゃいますよね。
真剣にこう思うお母さんがやってしまいがちなのが、「小学校入学トレーニング」!
幸か不幸か、今は小学校入学のためのハウトゥ本がたくさんありますよね。ネットでも簡単に情報検索できます。
頑張り屋のお母さんほど、こういった情報は十分すぎるぐらいキャッチされていませんか?
その結果、
ひらがなをしっかり書けるように!
足し算・引き算ぐらいができるようになっておかないと…
着替えも準備も自分でできるようにしないと!
ひらがなをしっかり書けるように!
足し算・引き算ぐらいができるようになっておかないと…
着替えも準備も自分でできるようにしないと!
と思って子どもに教える…これを私は「トレーニング」と呼んでいます。
このトレーニングのすべてが悪いわけではありません。だって実際に必要ですよね。
でも、トレーニングは「子どもの立場」に立つことがなによりも大切なのです。
親野智可等先生によると、入学準備で一番大切なのが、
親があせらないこと!
周囲と比べないこと!
無理に教え込まないこと!
子どものペースに合わせて進めること!
周囲と比べないこと!
無理に教え込まないこと!
子どものペースに合わせて進めること!
この4つだそうです。
年長さんのお母さん、どうですか?
他のお友だちができているのに我が子ができていない…!と周囲と比べてしまうと焦ってしまいます。その結果、子どものペースを無視して「やりなさい!」と教え込む。
これが一番よくないパターンです。
子どものペースを無視して親主導で進めてしまうと、どうしても「どうしてできないの?」と子どもを責めたり否定したり、「これができないと1年生になれないよ!」と脅したり…
これを続けてしまうと、子どもが小学校入学に対して不安を抱いてしまったり、勉強や小学校って面白くないな~と感じてしまったりします。
入学準備のためにトレーニングするのなら、子どものペースに合わせて、子どもが楽しく進められることが鉄則です。できないことに関しては、ある程度目をつぶって割り切ることも必要です
親野先生の4つのスタンスを言い換えると、
・親がドーン!と構えて、
・我が子だけを見て、
・親子で楽しく、
・子どものペースでゆっくり進める。
・我が子だけを見て、
・親子で楽しく、
・子どものペースでゆっくり進める。
この4つを入学準備のモットーにしましょう!
パステル総研でも、入学準備に関する情報を多数配信しています。
パステルキッズを育てる方なら一度は検討する、就学相談についてはこちらから
入学までの具体的な準備についてはこちらから!
3.毎日やってますか?お勉強の準備で一番効果が高い○○○
入学準備のモットーをお伝えしたところで、小学校に入って一番気になると言っても過言ではない、お勉強の準備についてお伝えします。
今の学習指導要領では、1年生に入ってからひらがなを学ぶように設定されています。ですから、本来であればお勉強に関してはゼロの状態で入学してもいいわけです。
でも、それで大丈夫?というのはお母さんたちの共通認識ですよね。親野先生によると、今はほとんどの子どもが文字学習をしてから入学してくるそうです。
ですから、子ども自身が友だちと比べて「できない…」と焦ったり、自信を失くしてしまったりしないように、ひらがなを読めて、自分の名前を書けるようになっておくといいそうです。
でも1学期は、ゆっくりみっちりひらがな学習をやるスケジュールとのこと。あまり不安に思わなくてもよさそうです。
親野先生によると、課題は2学期以降!学習スピードが上がり、カタカナと漢字を同時に学習していくそうです。当然覚える量は多くなり子どもの負担は大きくなります。
特に、読む学習と書く学習を同時に進めることが子どもの負担を増大させている、と親野先生はおっしゃっています。
子どもは読む→書くの順番で文字を学習していきます。ひらがなについても、読めるより前に書けた子はいないと思います。
でも、学校ではこの順番を無視してカタカナと漢字の読みと書きを同時に教えていくそうです。確かに大変そうですよね…
ですから親野先生は、カタカナ・漢字についても、書く学習がスタートする前に、おうちでたくさん「読む機会」を作ることを推奨されています。
その最もよい方法が「読み聞かせ」なんだそうです。みなさん、毎日やってますか?
親野先生によると、読み聞かせは親子が触れ合える大切な時間。それに加えてたくさんの文字に触れて文字学習ができるだけではなく、語彙を増やし、知識を増やし、考える力がつくとのこと!
国語だけではなく、すべての教科にいい影響があるそうです。
どんなに忙しくても読み聞かせの時間を必ず確保するように強く訴えられていました。
子どもが大きくなるにつれて、自分で本を読めるようになり「読み聞かせ」の機会はだんだん少なくなってきてしまうかもしれません。
でも読み聞かせにはこんなにたくさんの効果があります。まずは1日1冊からでもいいので、しっかり読み聞かせの時間を確保したいですね!
4.聞くだけで、発達凸凹キッズの子育て上手になる!親野智可等先生の講演会
パステル総研では、そんな親野先生をお招きして講演会を開催することになりました!
本やウェブで読むのももちろんいいのですが、実際にお会いすると本で読むよりも何倍もの気づきを得ることができます!
ぜひ、講演会にもご参加くださいね。残席わずかとなっております。お早めにお申し込みください!
「親の気持ちが楽になれば子どもが幸せになる親力講座」
▶︎日時
9月14日(土)13:30〜15:30
▶︎場所
アルカディア市ケ谷 私学会館
〒102-0073 東京都千代田区九段北4丁目2−25
https://www.arcadia-jp.org/access/
▶︎費用:無料
今回の講演会では、あの人気トレーナーや総研記事でお馴染みのあのリサーチャーも参加予定です。ぜひ、交流してみてくださいね。
ぜひワクワクを体感しにきてください!みなさんにお会いできることを楽しみにしております。
▼▼お申し込みはこちらから▼▼
発達凸凹キッズの小学校入学準備について配信中!
執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)