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先輩ママに学ぶ!発達障害グレーゾーンの子どもの小学校入学準備

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発達障害グレーゾーンの年長さんをお持ちのお母さん、いよいよ来年は小学校入学ですね。コロナの影響で就学相談の時期も確定せず、不安に過ごされている方もいらっしゃるかもしれません。こんな時こそ、先輩ママがどんな準備をしてきたか学びましょう! 
 

【目次】

 

1.心配してもキリがない!発達障害グレーゾーンの子どもは小学校入学前に課題を絞るべし

 
 
今年はコロナ休校の影響で、やっと1学期がスタートしました。幼稚園はまだ再開していない地域もあり、特に年長さんのお母さんは不安に思われているかもしれません。
 
 
お子さんの発達が不安なお母さんは、小学校入学に向けてさまざまな準備をされていることと思います。
 
 
ランドセルや学習机を購入したり、ひらがなを教えたりしている方もいらっしゃるかもしれません。なかには、就学相談を受けてよりお子さんに合った就学先を見つける予定の方もいらっしゃるかもしれませんね。
 
 
「小学校入学準備、これで足りてる?」
「これから1年弱、どんな準備をしたらいいの?」
「コロナの影響で就学相談のスケジュールもずれるかもしれない…」
「そもそも幼稚園が再開してないから、先生に相談もできない…」
 
 
と心配だらけの年長さんのお母さんのために、現在1年生のお子さんを持つお母さんに、入学準備についてインタビューを行いました。
 
 
発達障害・自閉症スペクトラムの診断があり、普通級で頑張る息子さんを持つ、発達科学コミュニケーションリサーチャー・Mさんのご経験をぜひ参考にしてくださいね。
 
 

―――Mさんのお子さんは発達障害の診断があるんですよね。どんなタイプのお子さんですか?

 
 
「息子は幼稚園に入学してすぐ自閉症スペクトラムと診断を受けました。少し多動だったり、切り替えしにくかったりすることもありますが、比較的育てやすいタイプ。少し言葉が遅いのには気づいていましたが、男の子だしこんなものだと思っていました。
 
それまでに受けた健診や保育園の先生からは『よくできるお子さんですよ』と言っていただけていたので、発達の指摘を受けたときはまさに青天のへきれきといった感じでした。
 
発達の指摘を受けてから、発達障害について私も勉強して息子の特性を把握してきました。
 
息子は数字や文字への関心が高く、特に時間へのこだわりがあります。子育ての悩みでよくある『テレビの視聴をやめられない』『準備が進まない』というのは息子ではありえません。時間を守ることに命をかけていると言っても過言でもないぐらいです。
 
その分、『あと1分ある!』『もう3分過ぎた!』と融通が利かない面はありますが、普段の生活はスムーズです。
 
また、家では問題ないのですが、コミュニケーションに課題があって友達との付き合い方は気になります。
 
相手の事情おかまいなしにグイグイ行くタイプなので、だれとでもすぐに仲良くなれますが、徐々にウザいと思われるタイプだなと思います。
 
今はまだ小さいので、『人懐っこくてかわいいね』と言ってもらえているのが救いですね」
 
 

――息子さんの課題がいくつか出ましたが、小学校生活で心配されていたことはありますか?

 
 
「そうですね、同級生が3人しかいない超小規模の縦割り保育の幼稚園から、マンモス校の小学校に進学しました。環境の違いももちろんですが、息子の発達特性という面では、3つの心配ごとがありました。
 
1つ目は多動気味に加えて体幹が弱いので、45分間座っていられるかということ。
 
2つ目はお友達関係。
 
3つ目は人の話を最後まで聞いたり、静かにする場面と話していい場面を区別したりといった、場の空気を読むことが難しいかもしれない、ということでした。
 
多動に加えてしゃべりっぱなし、誰にでもグイグイ行く、というのが息子の特徴。幼稚園時代は『元気のいい子ね』で終わっていたのですが、さすがに小学生になったら厳しい目で見られることもあるかもしれない!と怖かったですね。」
 
 
 
 
◆ポイント解説
 
小学校への入学は子どもにとっても親にとっても不安なものです。心配し始めたらキリがありません。「何もかも心配!」という気持ちはありますが、だからこそMさんのように本当に心配なことを絞っておくことが大切だと思っています。
 
 
今の段階で心配なことを絞っておけば、入学するまでに重点的に支援して発達させることもできます。入学前になって課題が残っていたとしても、課題が絞れていること先生方に相談しやすいですし、1年弱かけて支援してきたことを評価してくださるはずです。
 
 
また、「何もかも心配!」と課題が漠然としているよりも、入学してからの様子を見てうまくいっているかどうか、判断しやすくなります。
 
 
3~5つぐらいに絞るのがオススメです。
 
 
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2.年中の6月からスタート!先輩ママが実践した小学校入学準備、大公開

 
 

――Mさんは具体的にどのような入学準備をされてきましたか?

 
 
「一番最初に意識したのが年中の5月でした。実は私たちは海外に住んでいるのですが、それまでは漠然と日本に帰国して小学校に入学することを考えていました。『でも、本当にそれでいいのか?』と思い始めたのが年中の5月です。
 
年長の4月に日本に帰国して、1年だけ幼稚園に通わせてすぐに就学というのを計画していましたが、『結構あわただしいんじゃない?』と疑問に感じ始めたんです。
 
そこからすぐに日本人学校の見学を予約して、年中の6月に主人と見学に行きました。教頭先生が対応してくださって、息子の発達検査の結果をお見せしたり、当時の息子の課題をお話ししたりしました。
 
結果として、視覚支援のための設備が完備されていること、さまざまなバックグラウンドの生徒がいて個性が尊重されること、などから、日本に帰国せずこのまま海外の日本人学校への進学を決めました。
 
それからは夏祭りや運動会など、学校が開放されるイベントに息子を連れて行きました。大体半年に1度ぐらいのペースだったと思います。
 
オープンスクールは何度もありましたが、あえてイベントだけ行くことに決めたのは、とにかく息子に『学校って楽しいんだ!』と思ってほしかったからです。
 
夏祭りでは出店がたくさん出ていたのですが、息子が『ほしい!』『食べたい!』といったものはすべて買ってあげましたね(笑)
 
こうして私の狙い通り、息子自身にも『小学校って楽しい!』『1年生になりたい!』という思いが湧いてきたようです。
 
もう『学校の日常』を見せても大丈夫!と確信して、年長の1月、正式に息子を連れて見学に行かせていただきました。
 
校舎を一通り見学させていただいて、授業の風景を見せていただいたり、先生に対応をお願いしなければいけないことをまとめてお渡ししたりしました。
 
この辺りは、日本の小学校のスケジュールとは異なるかもしれませんが、先に『学校って楽しい!』と思わせることが大切なのは同じですよね。」
 
 

――息子さんを連れての学校見学はどうでしたか?

 
 
「先生が丁寧に案内してくださり、とても安心しました。元々初めての場所は大丈夫なタイプですが、実際に授業をしている様子をのぞかせていただいて本人もイメージがついたようです。
 
『学校でお勉強する』といっても子どもには今一つ伝わらないので、見学に行かせてもらって実際に見せて理解を促す、というのはとても大切だと思います。
 
担当してくださった先生は、人懐っこかったり、いろいろなものに興味を持っておしゃべりしたりする息子にとても驚いていらっしゃるようでした。このあたりは『自閉症スペクトラム』という診断名が作る先入観なのかな、と思いました。
 
あと、先生が息子の前で『発達障害と診断されてるんですね』とおっしゃったときは、焦りました。息子への告知はまだまだ先だと思っていたので。息子自身は覚えてなさそうだったので安心しましたが…」
 
 
 
 
◆ポイント解説
 
時間をかけて「学校は楽しいところ!」と印象付けたのがMさんの入学準備のポイントでしたね。今年はコロナの影響で行事やオープンスクールの予定が決まらなかったり、中止されてしまったりする可能性があります。
 
 
楽しいところ!とインプットできる機会は逃さないように、情報収集が必要です。日本だと、毎年秋ごろに予定されている就学前健診までには「学校って楽しい!」という印象を作っておくのがおすすめです。
 
 
また、小学校にはいろいろな先生がいて、発達に関する知識も理解も異なります。
 
 
どんな先生に出会っても、「こういう先生がいるんだな」という情報収集!Mさんは、入学後は「まだ告知していませんので本人には言わないでください」としっかり伝えたそうです
 
 
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3.入学前の学校見学と意識付けは必須

 
 
小学校入学まで残り10か月。
 
 
改めて入学準備を頑張ろう!と考えた方、
何も準備してないから心配になってきた…という方、
 
 
これからやれることはたくさんあります。私から、必ずやってほしい2つのことをご提案します。
 
 

◆①お子さんを連れて学校見学

 
 
ポジティブな点もネガティブな点も把握するためには、実際に見学して先生とお話してみるのが一番です。
 
 
まだ、子どもにとっても実際に見てみるのが一番理解できるはず。コロナの影響で先生方もバタバタされている時期ですが、せめていつになれば見学に応じてもらえるのかは問い合わせておくと安心です。
 
 
学校見学なんて30分~1時間程度のもの。先生のご都合に合わせることをお伝えしたうえでお願いすると、今すぐにでも応じてもらえるかもしれません!
 
 
お子さんが「学校って楽しい!」「早く1年生になりたい!」と思えるまで、学校に行く機会は逃さないようにしたいもの。
 
 
発達科学コミュニケーショントレーナー・リサーチャーのなかには、入学式の前日に見学できたという人もたくさんいます。入学式の日までチャンスはあります。
 
 
見学に行くときのポイント!子どもの前で困りごとや心配なこと、診断名なんか話したくないですよね。できれば子どもを連れて行く見学と、親だけで先生と話す見学、分けて伺いたいものです。
 
 
もしも複数回見学するのは難しいという場合は、お子さんを連れていくことを優先しましょう。先生にはお手紙を渡すのがポイントです!
 
 
お子さんの得意なこと、困りごと、心配なこと。おうちで対応していることなどをA4一枚にまとめてお渡ししましょう。
 
 
このA4一枚というのがポイントです。先生方もお忙しいので、あまりたくさんのことを書いても読んでもらえません。必ず端的に短くスッキリまとめましょう。
 
 
親としてはいろいろ心配なことは多いのですが、まずはA4一枚におさまるように、「事前に先生に知っておいてほしいこと」「一番不安なこと」に絞ってみましょう!
 
 

◆②入学前の意識付け

 
 
子どもはとにかく「小学校って楽しそう!小学生になれるってかっこいい!」と思わせる意識付けが大切です。気を抜かず、入学式の日までインプットし続けましょう!
 
 
 
 
教育評論家・親野智可等先生も、小学校入学準備に必要なことを語っていらっしゃいます。
 
 
 
入学前にぜひやってほしいポジティブなインプットの方法があります。
 
 
 
不安は尽きませんが、親が不安だと子どもに伝わるもの。今こそドーンと構えておきたいですね。お母さんも「小学校、楽しみだね!」という気持ちを持ってください。
 
 
今回インタビューにご協力いただいたMさんの息子さんですが、今のところ大きなトラブルはなく、毎日楽しく登校しているそうです!
 
 
それでも、やはり不安!という方のために、発達障害・グレーゾーンのお母さんが持っておいてほしい、「学校に対する考え方」についてお伝えしていきます。
 
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 

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