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まだ間に合う!発達障害の子どもの小学校入学準備2選

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この春、私の息子は小学校に入学します。発達障害・自閉症スペクトラムの診断がおりて3年、私がこれまでにしてきた入学準備のなかで、今からでもまだ間に合うものをお伝えします。子どもがワクワクしながら小学校に入学するためには必須の準備ですよ! 
 

【目次】

 

1.心配してもキリがない!発達障害の子どもは小学校入学前に課題を絞るべし

 
 
私の息子が発達障害・自閉症スペクトラムと診断されてもうすぐ3年。息子は4月にピカピカの1年生になります。
 
 
息子が発達障害と診断されたとき、「この子は本当に自立できるんだろうか?」「ちゃんと小学校・中学校・高校・大学…行けるのかな?」という不安に押しつぶされそうでした。
 
 
発達が気になる子どもの母親として、ごく当たり前の不安だと思います。
 
 
今でも「将来、大丈夫かな?」という心配はありますが、発達科学コミュニケーションを勉強していくうち、「学校、行けるのかな?」という不安はどんどん薄れていきました。
 
 
小学校入学目前、「うちの子、小学校で大丈夫?」と心配している新1年生のお母さんはたくさんいらっしゃると思います。今日は私が今までやってきた入学準備と、学校との付き合い方についてインタビューを受けましたので、内容を紹介したいと思います。
 
 

―――丸山さんのお子さんは発達障害の診断があるんですよね。どんなタイプのお子さんですか?

 
 
「息子は幼稚園に入学してすぐ自閉症スペクトラムと診断を受けました。少し多動だったり、切り替えしにくかったりすることもありますが、比較的育てやすいタイプ。少し言葉が遅いのには気づいていましたが、男の子だしこんなものだと思っていました。
 
それまでに受けた健診や保育園の先生からは『よくできるお子さんですよ』と言っていただけていたので、発達の指摘を受けたときはとても驚きました。
 
発達の指摘を受けてから、発達障害について私も勉強して息子の特性を把握してきました。
 
息子は数字や文字への関心が高く、特に時間へのこだわりがあります。子育ての悩みでよくある『テレビの視聴をやめられない』『準備が進まない』というのは息子ではありえません。時間を守ることに命をかけていると言っても過言でもないぐらいです。
 
その分、『あと1分ある!』『もう3分過ぎた!』と融通が利かない面はありますが、普段の生活はスムーズです。
 
また、家では問題ないのですが、コミュニケーションに課題があって友達との付き合い方は気になります。
 
相手の事情おかまいなしにグイグイ行くタイプなので、だれとでもすぐに仲良くなれますが、徐々にウザいと思われるタイプだなと思います。
 
今はまだ小さいので、『人懐っこくてかわいいね』と言ってもらえているのが救いですね」
 
 

――息子さんの課題がいくつか出ましたが、小学校生活で心配されていることはありますか?

 
 
「そうですね、今は超小規模の幼稚園にお世話になっているのですが、小学校は結構マンモス校なんです。環境も全然違いますし、3月末に学校の近くに引っ越しを予定しています。環境の変化という点でいうと、心配してもキリがないというのが本音です。
 
心配ごとは主に3つあります。
 
1つ目は多動気味に加えて体幹が弱いので、45分間座っていられるかということ。
 
2つ目はお友達関係。
 
3つ目は人の話を最後まで聞いたり、静かにする場面と話していい場面を区別したりといった、場の空気を読むことが難しいかもしれない、ということです。
 
多動に加えてしゃべりっぱなし、誰にでもグイグイ行く、というのが息子の特徴だと思います。これまでは『元気のいい子ね』で終わっていたのですが、さすがに小学生になったら厳しい目で見られることもあることは覚悟しています。
 
この3つに関しては、小学校入学前の今、劇的に状況がよくなるとは思えません。入学後もしっかり様子を見て、問題が起こったらすぐに対応していくつもりです」
 
 
◆ポイント解説
 
小学校への入学は子どもにとっても親にとっても不安なものです。心配し始めたらキリがありません。「何もかも心配!」という気持ちはありますが、だからこそ本当に心配なことを絞っておくことが大切だと思っています。
 
 
今の段階で心配なことを絞っておけば、先生方に相談しやすいですし、入学してからの様子を見てうまくいっているかどうか、判断がつきやすいです。3~5つぐらいに絞るのがオススメです。
 
 
課題を絞るということは優先順位をつけるということです。今から対応できることもきっと見つかりますよ!
 
 
一方で、私のように今対応しても劇的に変化するのも難しい課題の方が多いかと思います。
 
 
今できる対応を続けるのはもちろんですが、入学後、問題が起こったらすぐに対応して、問題が大きくならないうちに解決する、という心構えは大切だと思います。
 
 
 
 

2.年中の6月からスタート!我が家の小学校入学準備、大公開!

 
 

――具体的にはどのような入学準備をされてきましたか?

 
 
「一番最初に意識したのが年中の5月でした。実は私たちは海外に住んでいるのですが、それまでは漠然と日本に帰国して小学校に入学することを考えていました。『でも、本当にそれでいいのか?』と思い始めたのが年中の5月です。
 
年長の4月に日本に帰国して、1年だけ幼稚園に通わせてすぐに就学というのを計画していましたが、『結構あわただしいんじゃない?』と疑問に感じ始めたんです。
 
そこからすぐに日本人学校の見学を予約して、年中の6月に主人と見学に行きました。教頭先生が対応してくださって、息子の発達検査の結果をお見せしたり、当時の息子の課題をお話ししたりしました。
 
結果として、視覚支援のための設備が完備されていること、さまざまなバックグラウンドの生徒がいて個性が尊重されること、などから、日本に帰国せずこのまま海外の日本人学校への進学を決めました。
 
それからは夏祭りや運動会など、学校が開放されるイベントに息子を連れて行きました。大体半年に1度ぐらいのペースだったと思います。
 
オープンスクールは何度もありましたが、あえてイベントだけ行くことに決めたのは、とにかく息子に『学校って楽しいんだ!』と思ってほしかったからです。
 
夏祭りでは出店がたくさん出ていたのですが、息子が『ほしい!』『食べたい!』といったものはすべて買ってあげましたね(笑)
 
こうして私の狙い通り、息子自身にも『小学校って楽しい!』『1年生になりたい!』という思いが湧いてきたようです。
 
もう『学校の日常』を見せても大丈夫!と確信して、今年1月正式に息子を連れて見学に行かせていただきました。
 
校舎を一通り見学させていただいて、授業の風景を見せていただいたり、先生に対応をお願いしなければいけないことをまとめてお渡ししたりしました。
 
本来なら正式な体験入学が1月末にある予定だったのですが、新型肺炎の影響で学校が閉鎖されてしまって。先に連れて行けてよかったです」
 
 

――息子さんを連れての学校見学はどうでしたか?

 
 
「先生が丁寧に案内してくださり、とても安心しました。元々初めての場所は大丈夫なタイプですが、実際に授業をしている様子をのぞかせていただいて本人もイメージがついたようです。
 
『学校でお勉強する』といっても子どもには今一つ伝わらないので、見学に行かせてもらって実際に見せて理解を促す、というのはとても大切だと思います。
 
担当してくださった先生は、人懐っこかったり、いろいろなものに興味を持っておしゃべりしたりする息子にとても驚いていらっしゃるようでした。このあたりは『自閉症スペクトラム』という診断名が作る先入観なのかな、と思いました。
 
あと、先生が息子の前で『発達障害と診断されてるんですね』とおっしゃったときは、焦りました。息子への告知はまだまだ先だと思っていたので。息子自身は覚えてなさそうだったので安心しましたが…」
 
 
◆ポイント解説
 
時間をかけて「学校は楽しいところ!」と印象付けたのが我が家の入学準備のポイントです。狙い通り息子は学校に対してポジティブな印象を持ちました。
 
 
直近の学校見学では、正直少し不安になってしまいました。
 
 
でもこの見学で「診断名を子どもの前で言う先生がいる」という事実を目の当たりにできたので、入学後は「まだ告知していませんので本人には言わないでください」としっかり伝える必要があると分かったのが収穫です。
 
 
このあたりは、やはり子どもを連れていき、先生が子どもにどう接しているのかを目の当たりにしなければ分からないことでした。
 
 
 
 

3.まだ間に合う!入学前の学校見学と意識付けは必須

 
 
もうすぐ3月、いよいよ小学校入学が目の前に迫っています。
 
 
もしも今、あたらめて入学準備をやっておこう!と考えた方、
何も準備してないから心配になってきた…という方、
 
 
入学までの短い期間でも、やれることはたくさんあります。私から、次の2点をご提案します。
 
 

◆①お子さんを連れて学校見学

 
 
ポジティブな点もネガティブな点も把握するためには、実際に見学して先生とお話してみるのが一番です。
 
 
まだ、子どもにとっても実際に見てみるのが一番理解できるはず。まだ見学できていないという方、「もう3月だから…」と思わずに問い合わせてみてください。
 
 
確かに異動の時期ですから、先生方もお忙しいのは事実です。でも、学校見学なんて30分~1時間程度のもの。先生のご都合に合わせることをお伝えしたうえで、相談してみましょう!
 
 
発達科学コミュニケーショントレーナー・リサーチャーのなかには、入学式の前日に見学できたという人もたくさんいます。入学式の日までチャンスはあるんですよ!
 
 
見学に行くときのポイント!子どもの前で困りごとや心配なこと、診断名なんか話したくないですよね。できれば子どもを連れて行く見学と、親だけで先生と話す見学、分けて伺いたいものです。
 
 
この時期ですから、複数回見学するのは難しいという場合は、お子さんを連れていくことを優先しましょう。先生にはお手紙を渡すのがポイントです!
 
 
お子さんの得意なこと、困りごと、心配なこと。おうちで対応していることなどをA4一枚にまとめてお渡ししましょう。
 
 
このA4一枚というのがポイントです。先生方もお忙しいので、あまりたくさんのことを書いても読んでもらえません。必ず端的に短くスッキリまとめましょう。
 
 
親としてはいろいろ心配なことは多いのですが、まずはA4一枚におさまるように、「事前に先生に知っておいてほしいこと」「一番不安なこと」に絞ってみましょう!
 
 

◆②入学前の意識付け

 
 
子どもはとにかく「小学校って楽しそう!小学生になれるってかっこいい!」と思わせる意識付けが大切です。これまでポジティブなイメージをインプットされてきたという方も多いと思いますが、まだまだ気を抜かずにインプットし続けてください。
 
 
 
 
入学前にぜひやってほしいポジティブなインプットの方法がありますので、ぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。『【Nicotto!限定】小学生の行きしぶりは休ませてOK!~発達障害・グレーゾーンの子が楽しく小学校に通うための方法~』
 
 
不安は尽きませんが、ここまで来たのですから、親もドーンと構えておきたいですね。お母さんが不安だと必ず子どもに伝染します。お母さんも「小学校、楽しみだね!」という気持ちを持ってくださいね。
 
 
もしかしたら、そんな楽しい気持ちなんて持てません!という方がいらっしゃるかもしれません。そんな方のために、次の記事では発達障害・グレーゾーンのお母さんが持っておいてほしい、「学校に対する考え方」についてお伝えしていきます。
 
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 

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