左利きの子どもを右利きに直すかお悩みのことありませんか?実は左利きの子どもにはたくさんの才能が秘められているので、直すなんてもったいないんです!その才能が開花する「伝え方」をぜひ試してみてくださいね。
【目次】
1.子どもが左利きだった
我が家の小学1年生の息子は左利きです。
2歳頃からスプーンやフォークを左手で持っている姿を見て、もしかしたら左利きかなと感じていました。
そして幼稚園のときにクレヨンやお箸も左手で持ち始めたため、左利きなんだと確信しました。
私は子どもが左手の方が使いやすいならそのまま自然体でいこうと考え、右利きに直すことはしませんでした。
就学後、息子がひらがなを書き始めた頃に、字の書き方がとてもぎこちなく、書きづらそうで、さらに書き順通りに書いていない姿を見て、もしかして左利きだから書きづらいのかなと気づきました。
子どもも「書き順通りだと書きづらいんだよ」と正しい書き順はわかるものの、書きやすさを優先して書いていました。
このとき、私は初めて、左利きだと日常生活で不便なことがあるのだということを感じました。
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2.左利きだと不便?
左利きの人は、人口の約10%といわれています。
そのため、世の中は大多数の右利きの人が暮らしやすいようにできているため、左利きの人にとっては日常生活で不便なことがあります。
例えば、
・ハサミや包丁、急須や缶切り、スポーツ用品や楽器などの道具
・ドアノブや鍵やネジ、ペットボトルのキャップの向き
・改札や自動販売機
・ひらがなや漢字の書き順
これらは全て右利きの人が使いやすいようにできています。
また困りごととしては、
・横書きで文字を書くと左手の小指側の側面が書いた字で汚れる。
・横書きすると書いた文字が自分の手で隠れて見えないことがある。
・左利きの人が右側に座ると、左側に座っている右利きの人の肘にあたりやすい。
などがあげられます。
私はあるとき、たまたま子どもの左利き用のハサミを使用することがありました。
そのときに、真っ直ぐ切ることも斜めに切ることも思い通りにできずに、初めて、左利きの人が右利き用の道具を使うことの不自由さを知ることができました。
大人の私でも難しいのですから、子どもならなおさらです。
工作好きの息子もハサミでの作業は「ママやって」と頼んでくることが多かったのは、右利き用のハサミが使いづらかったからなのだと気づきました。
これを避けるためには、左利きの子どもが快適に作業できるように、利き手に合わせた道具を選ぶことが大切です。
3.左利きに秘められた才能
人は左手を使っているときは、右脳が活性化し、右手を使っているときは左脳が活性化します。
これは右脳からの命令は延髄の錐体という場所で交差し左半身の動きをコントロールする仕組みになっているからです。
同じように左脳からの命令は右半身の動きをコントロールします。
右脳は想像・記憶・空間認識・感情・創造的な思考
左脳は言語や計算・分析・論理的思考
の役割があります。
左利きの人は主に左手を使っているため、右脳が発達しやすくなります。
さらに、右利き社会で生活する中でおのずと右手を使う場面も増えること、日頃から言語を使うことが多く、左脳も発達していきます。
このように、左利きの人は右脳も左脳もどちらも使う機会が増えるため、脳全体がバランス良く鍛えられます。
左利きは、両脳を刺激する機会に恵まれています。こうして脳梁を通る「ワンクッション」が、右脳と左脳、両方を覚醒させ、脳を強くしています。そして、使える脳の範囲が広がることで、左利きのすごい「直感」や「独創性」が生み出されているのです。「1万人の脳を見た名医が教えるすごい左利き」より引用
左利きは脳全体が発達し、さらに右脳のイメージによる直感的な理解にも優れているため、独創的なひらめきにつながります。
実際に歴史上には左利きの天才と呼ばれる偉人が数多く存在します。
例えば、アインシュタイン、エジソン、ダーウィン、モーツァルト、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ピカソも左利きだったといわれています。
このように、左利きの人には、直感や独創性という素晴らしい才能が秘められているということがわかります。
4. 息子はひらめきの天才
独創的なひらめきや直感力を持つ、左利きの子どもたちの可能性を考えるだけでワクワクしませんか?
左利きの子どもは右脳が発達しているため、目で捉えた情報をイメージで記憶することができます。
そしてひらめきや直感力があるため、次々に独創的なアイデアを生み出すことができます。
実際に息子も、ひらめきの天才と思うことが多々あります。
それは、普段から「自動販売機を作りたい」「ガチャガチャを作りたい」と思い立つと、家にあるダンボールや廃材を集めて、自分の頭の中だけで考えて、作り上げてしまうことです。
作りたいと思ったときに、本や動画を参考にして一から材料を準備する私のやり方とは正反対。
息子はやり方を聞かなくても、使ったことのある自動販売機やガチャガチャをイメージで思い出し、それを形にするための方法をオリジナルで編み出すことができるのです。
それだけでなく、「お祭りをやりたい」「ホテルを作りたい」など、毎日のように、やりたいことのアイデアが浮かびます。
お祭りではスーパーボールすくい、くじ引き、輪投げ、割り箸鉄砲での射的など、全て家にあるものだけで再現していました。
割り箸鉄砲は作り方を教えなくても、自己流でどうやったら割り箸と輪ゴムを組み合わせて飛ばすことができるか考え作成、輪投げの輪もくしゃくしゃにした折り紙を棒状にして繋ぎ合わせて作っていました。
想像したことをすぐに形にすることのできる子どもの姿を見て、やはり左利きは才能だ!ひらめきの天才だ!と私は感じました。
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5. 左利きの子どもの才能が開花する「伝え方」
右利きの人が多い社会では、子どもはみんなは右利きなのにどうして自分だけ左利きなのかなとみんなと違うことへのコンプレックスを感じることもあるかもしれません。
子どもがみんなと違う左利きは不便で嫌だと捉えるか、才能がある左利きで良かったと捉えるかは、お母さんの伝え方次第です。
私は
「世の中は右利きの人が多いから、左利きだと生活の中で不便に感じることがあるかもしれないね。 だけど、左利きの人は右脳も左脳もバランスよく使っているから、想像したりひらめく力がすごくあるんだよ。10人に1人しかいないすごい才能なんだよ」
と息子に伝えています。
そして、息子が創作した作品には毎回、興味・関心を示して、具体的にどうやって考えて作ったのかやアイデアについて質問します。
息子が言葉として伝えてくれたことに対して、息子の創作したものに対して、それぞれ私が良かったと思うところを伝えるようにしています。
そして最後に「◯◯は左利きだから、こんなに素晴らしいことを考え出せるんだね。左利きで良かったね。」と伝えると、息子も自分が左利きであることを誇らしげに嬉しそうな顔をしています。
息子の創作物も日に日に進化し続けています。
それは息子が自分には創作する才能があると自信を持っているからです。
自信があるから、次々にアイデアもひらめきます。
私は子どもが不便を感じることがあっても左利きで良かったとありのままの自分を受け入れられるように伝え続けていきます。
子どもは素直なので言葉通りに受け止め、左利きは素晴らしい才能と捉えるようになり、そして、その才能をどんどん発揮していくようになります。
左利きのお子さんを子育て中のお母さん。
こんなに才能を秘めている左利きを直すなんてもったいないんです。
ぜひ、お子さんには左利きは素晴らしい才能という伝え方をして、10人に1人だけの才能を開花していきたいですね。
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♡小冊子のご感想
初級・中級・上級と分かれているだけでなく、基礎と発展バージョンもあり、色々な問題があって面白かったです。難しい問題もありましたが、ヒントを出しながら進めることで、子どもが嫌がることなくトレーニングできました。簡単な問題は、タイムレースで競いながらやると盛り上がりました!気軽にトレーニングできるのでオススメです!
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執筆者:菅野 美香
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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