ママが訓練士にならなくても大丈夫!自閉っ子・お家療育の極意

 

お家療育で自閉っ子の言葉を伸ばす!といってもママが訓練士のようにならなくても大丈夫です。ママだからこそできるとても簡単な方法で子どもの脳の発達を促すことができ自然と言葉も増えていきますよ。ママ必見!お家療育の極意をお教えします!
 

【目次】

 
 

1.ママが子どもの訓練士になろうとしてました

 
 
言葉が苦手な自閉っ子(自閉症スペクトラムの子ども)のママさんはこんなお悩みありませんか?
 
 
言葉の成長を意識するあまり子どもに言葉で答えさせたくてテストのように質問してしまったり、言葉を増やそうと教え込もうとしてしまったり、以前の私はよくやってしまっていました。
 
 
ママが訓練士の代わりをしようとしていたんです。
 
 
 
 
子どもに良かれと思っていたことでしたがあれやこれやと子どもに試したり、指示出し、言い直しをさせたりするような否定の声かけは子どもの自信をなくしてしまう声かけだったんです。
 
 
そんな生活を続けていると私も娘もお互い窮屈になってストレスだらけ。
 
 
娘は荒れてしまい、これではダメだ!と思い子どもへのコミュニケーションを変えていきました。
 
 
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2.私の対応が自閉っ子の娘に届かないわけ

 
 
発コミュ(発達科学コミュニケーション)で子どもの脳の発達について勉強していくと色々知ることになりました。
 
 
自閉っ子(自閉症スペクトラムの子ども)は敏感で繊細な心を持っています。
 
 
ママがイライラしている。怒っている。焦っているなどと、ママの表情や気持ちを敏感に感じとっています。
 
 
周囲の様子を敏感に感じとることができるからこそ必要以上に不安になることも多いのです。
 
 
そのうえ、娘の苦手を克服させよう、言葉を引き出そうとしていた私の行動は子どもの自信をなくさせてしまう逆の対応だったんです。
 
 
 
 
日本では苦手を克服する「しつけ」の子育てが知られているため、どうしてもこういった対応が多く見られます。
 
 
これが、自閉っ子をはじめとする発達障害の子どもたちにはこの「しつけ」の子育ては合わない!
 
 
苦手なことも多い子どもたちが毎日大人たちに注意されたり、叱られたり。
 
 
ただでさえうまくいかないことが多くて辛いのに、こういった辛いネガティブな記憶を貯めやすいという特性も持っているのです。
 
 
どんどんネガティブ思考になり、どうせ私はできない。やっても無駄だと自分に自信をなくしてしまっている状態なんです。
 
 
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3.ママだからこそ効果があるおうち療育の極意

 
 
お家療育は家で子どもと一緒に過ごすことが多いママだからできる!
 
 
365日子どもに脳の発達を促す声かけができるママこそお家療育に最適な人はいないんです。
 
 
やることは簡単です!
 
 

◆ママはニコニコ笑顔で

 
 
まず私がやったのは、ニコニコといること。たったそれだけです。
 
 
うまくいかない子育ての不安や焦り、イライラで気づかず子どもにきつく当たってしまうこともありました。
 
 
笑顔でいるどころか、笑うこともできないでいた私はとにかくニコニコといることを心がけました。そして子どもの目を見て笑顔で会話をするようにしたんです。
 
 
ママがニコニコとしているだけで子どもに安心感を与えることができます。笑顔を意識するようになるとだんだんと自然に笑顔が増えていきますよ。
 
 
 
 

◆肯定の注目・声かけ

 
 
 私は言葉を引き出そうとするのをやめ、注意や指示出しといった否定の声かけをやめて肯定的な声かけをするようになりました。
 
 
肯定の声かけ=褒めること
 
 
褒めるといってもなかなかすぐにうまくできませんよね?そんな時はできているところを褒めるのがとっても簡単です。
 
 
「もう、起きたねー!」
 
「ご飯の前に座ったね!」
 
「服を脱げたね!」
 
「歯を磨いたね!」
 
 
と、とにかく子どもができているところに注目して褒めてあげてください。
 
 
発達障害の子ども達は集中力が続かず最後までできないことも多いので、最後に褒めようと待つのではなく途中途中でできていることを褒めるちょこっと褒めが効果的です。
 
 

4.自閉っ子娘の脳に必要だったのは言葉の訓練よりもママの笑顔

 
 
私が娘への対応を変えていくとずいぶん娘がリラックスしていきました。その上、私の肯定の声かけで自信が育ち行動力がどんどん上がりました。
 
 
自分から歯を磨いたり、手を洗ったり自分から行動できるようになるとそれに比例して、言える言葉が増えて会話力があがっていったのです。
 
 
 
 
自閉っ子娘の脳に必要だったのは言葉の訓練よりもママの笑顔だったのです。言葉が苦手な自閉っ子はママの肯定的な注目が必須なのです!
 
 
ママが訓練する必要はなくて、穏やかに笑顔で接してくださいね。言葉の発達を感じていけるはずです!
 
 
 
 
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執筆者:今川ホルン
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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