もしかしたら発達障害かも?と、思っても調べるのが怖かったり、調べて落ち込むようなことしか書いてないので結局見て見ぬフリ…。パステルっ子を持つママあるあるから、発コミュを見つけたひとりのママがトレーナーになるまでの変化を追っていきます!
【目次】
1. 決定打がないことによる落とし穴
パステルキッズを育てている皆さんならちょこちょこといろんな問題が勃発する経験はよくあるのではと思います。
“あれも困ってたしこれも困ってたけど、だけど子どもなんてそんなものだしいつか治るだろう”
と、スルーしてしまったけれど、振り返って考えると、
“やっぱり特性だったのかな?”
“何かしておけばよかったのかな?”
と後悔されてるお母さんは少なくないと聞きます。
前回に引き続き、発達科学コミュニケーション(以下、発コミュ)トレーナーの堀井則子さんのインタビュー2回目をお届けいたします。
ご本人曰く「毎日が真っ暗だった」と振り返る堀井さんの子育てが発コミュと出逢い、実践してたった3ヶ月で激変したストーリーを紹介します。
1回目の記事はこちらからご覧ください。
2.明るい未来を示してくれたのは発コミュだけだった
ーーー発コミュに出会ったきっかけについて教えていただけますか?
「長男が小学校3年生の時ですが、その前から衝動性とか不注意がありました。
今思えば、集団生活とかちょっと厳しいルールに従う事苦手だったんでしょうね。
その当時は私も主人もあまりその苦手を理解できていませんでした。だから本人に合わない、ちょっと厳しいスポーツチームに入れちゃったんです。
最初は息子も我慢して行ってたんですけど、それがきっかけになって激しい癇癪を起こすようになりました。
その時、暴れ狂う長男とそれを叱ってなんとかしようとしてる主人の間の板挟みになって、どうしていいか分からなくて…。
私も叱ってやることが正解なのかな?って思った時もありましたが、それでも全然良くならないし、何が正解なのか分からない。
そんな中で、毎日のネットサーフィンをし続けたり、本を読んだりする中で出会ったのが発達科学コミュニケーションでした」
ーーー習い事がきっかけだったけど、習い事だけじゃなくて宿題とか他の面でも荒れちゃったんですね。
「そうなんです。一番は怒りっぽくなったり癇癪を起したりですね。
ちょっとしたことで癇癪になったり、私の言うこともあまり聞かなかったり、授業中ぼーっとするようになったりとか…。
一気に!というわけじゃなく、ちょっとずつ困りごとが出てきたっていう感じです。
宿題の時にちょっと見ただけでも顔真っ赤にしてワー!っとパニック状態になったりもしていました。
休日になると主人と長男の怒鳴り合いが日に日に増してきて、主人までちょっとおかしくなってる感じで。
そもそも小さいころから“この子ちょっと育てにくいな”っていうところを常に思ってていたんですよね。
私自身もこの子多動なのかなぁ?と思ってたけど、それ以上知るのが怖くて。
知らないと人って不安を覚えると思うんですけど、ただそれ以上に知るのが怖いから調べることもしなかったんです。
だけどひどい癇癪を目の当たりにして、夜な夜な調べていくようになりました。
それで発コミュの中でADHD とか発達障害がこういうものだというのが分かって、なんかスッと腑に落ちたんですよね。
だからこうなっちゃうのかな、だから育てにくくてこういう風になりやすかったんだ!っていうのを感じたのもきっかけになりました」
ーーー情報がいろいろな場所で入手できるからこそ、どこでどんな情報を得て学んでるかは大事ですよね。
「そうだと思います。
“もしかして発達障害かな?”って思って調べると暗くなるようなことしか書いてないんですよね。だからもう認めたくない・もう調べたくないって思っちゃうんです。
けれども、発コミュだけが”そうじゃないんだよ”って。”そこから伸ばしていけるでしょ?これは普通に持っていくというよりはもっとすごい才能があるんだよ”ってことを言ってくれてるのは本当に発コミュだけでした。
それならやってみたい!って気持ちになれたんですよね。
お母さんにとってはすごく悩んでいることだと思うので、青写真というか希望を持てるってすごく大きいと思います。
発コミュを知って発コミュトレーナーさんのメルマガ登録したり、総研の記事をすごくたくさん読みました。そこから『あーそうなんだ!』とわかって魅力的に感じましたね」
3. トレーナーを目指すきっかけになった上級講座の魅力
ーーーメルマガの登録や総研記事が決め手になって、発コミュの受講を決めたんですか?
「そうですね。私、結構心配症で、正直”発達科学コミュニケーションって何なの?”っていうところから入りました。それを色々調べようとした時にメルマガがあるって知りました。
電子書籍も登録すると、いろんな方のメルマガが紹介されてたりとかするので、結構その時はたくさんの方のメルマガを登録して、読んでいました。
皆さん、後向きネガティブじゃなくてポジティブな考え方で、すごく成長されているお子さん達がいるのを知って。
『こんなに変われるんだったらやってみたい!』って思うようになりました」
ーーー最初からトレーナーになろうと思ってスタートしたわけではないんですね。
「はい、そうですね。 もう目の前の困りごとである癇癪をまず何とかしたいっていうのが1番だったので。
ただメルマガとか読んでいく中で、キラキラしたトレーナーさんにちょっと憧れる気持ちみたいなのはもちろんありました。
けれどもまさかそんな本当にそのトレーナーとしてやっていく事は最初は思わなかったです」
ーーーそんな堀井さんなのに、今はトレーナーとして活躍されていますよね。目指すきっかけはありましたか?
「きっかけというより徐々に…ですね。
まず1ヶ月も経たないうちに癇癪が減って、3ヶ月後には本当にゼロになったんです。本当に大きい問題が起きるそれ以前からなんか”大変だ、この子は大変だ”っていう思いの方が強くて…。
正直息子をそんなに可愛い可愛いってあまり思えなかったんです。
そんな自分の罪悪感もあった中で発コミュをやって、”こんなにも素直で可愛い子だったんだな”って本当に思えました。
そういうすごい自分の中でも感動した体験があったのが大きかったです。
ただ、今は講座習ってるけどこれが終わっちゃうと、また自分の何十年間過ごしてきた習慣・考え方とかに戻っちゃうのが怖かったんです。
言葉の使い方とかもできるようになってきてるけど、また元に戻っちゃったら嫌だなっていう気持ちがありました。
そして子育てを上手くするのは人に教えることなんだよっていうのを聞いて、『あー。なるほど!』と。元々なんで?どうして?って疑問に思うと、調べたりするのも好きでしたから。
なぜこんなに発コミュってこんな効果があるのか、もっと根拠を知りたくなったっていうのが一番かもしれないです」
4. 子どもと自分自身の変化
ーーー発コミュを実践してお子さんと堀井さんが一番変わったって思われるのはどの部分ですか?
「1番は長男がとても穏やかになりました。元々ちょっとね、つり目の顔だったんですけれども、顔つき・雰囲気が随分変わったなぁって最近思うようになりました。
昔は、誰が見てもやんちゃであの感情の激しい子っていう感じで思われてたと思うんです。
今は自分から『俺穏やか系だし!』って言っちゃって(笑) え?そうだったっけ?ってビックリしたり、クラスでそういう立ち位置なの?って話したりしてます。
家ではやっぱりカッとなったりすることもあるんですけど、自分で落ち着くことができてるって言うのが嬉しいです。
ADHDタイプって自分の好きっていうことに対してすごく素直。どうやったらそれができるのかっていう、自分で考えて判断する原動力になったのと、めちゃくちゃだった時間の感覚もどんどん整えられました。
学校に行く時間まで本当に好きなことやってるんですけど、その時間になるとピタッと止めていくとかの切り替えとかもすごく早くなりました。
1日のスケジュールもざっくりとですけど、今日何かあれしてこれしてとかって考えるようになってるのはすごく成長を感じています。
私自身は、本当に人生観が変わりましたね。」
ーーー人生観が変わったって感じる具体的なエピソードを教えてください!
「子育てってなかなか教えてもらえないじゃないですか。子育ての正解はないなんて言われるからこそすごく迷う。
例えば主人がこうだと思ってたらそうなのかな?って思いますし、ネットで調べたり本で調べてこれが正しいと書いてあったらそうなのかな?っていう感じ。
すごくフラフラしてたんですけど、それが発コミュのおかげで子育ての軸も手に入れられました。
悩んで調べてた時間がなくなったからこそ、こういうトレーナーができる時間も手に入りましたね。
私自身も自信ない方で本当にこういうトレーナーの仕事なんかするような性格じゃないんですけど、そういうことをしたいって思えてる。
自分が一番びっくりしてるぐらい変わりました」
ーーー息子さんが荒れているときはご主人との関係がよくなかったですよね。最近はどうですか?
「最初主人も私の発コミュをやってくことに対して、そこまで理解はなかったんです。
しかし子どもが変わっていくことで”やっぱり褒めるのがいいんだ”っていうことを理解してくれました。
言葉尻がすごく変わってきたなって言うか、ちょっと似てきたなっていう風に思います。
そうすると、子どもも心を開いてきて…今ではすごく仲良しなんですよ!」
◆ポイント解説
発コミュを通して、息子くんだけじゃなくご主人まで大変化していましたね。
「好き」を突き詰める行動力を活かせる環境や、それを肯定する声かけでここまで子育てが変わるんだと驚きました。
また堀井さん自身も、未来が明るくなる情報に出会ったことで、
「知りたい!」
「やってみよう!」
「もっと続けたい!」
と徐々に、先生として教えられるまでに変化・成長されてる過程が印象的でした。
次回の記事では薬剤師×発コミュトレーナーとして、悩めるお母さんへ堀井さんが伝えていきたいことについて伺っていきます。
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執筆者:すぎたなお
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)