2学期は夏休みからなかなか生活が切り替えられなかったり、学校行事も多く発達障害のお子さんは大変疲れやすい時期です。夜寝る前3分の過ごし方を工夫することで明日への期待感と自己効力感も高める対応法をお伝えします。
【目次】
1.発達障害・グレーゾーンの子には2学期はとても大変です
2学期、皆さんのお子さんはどうですか?
2学期は連休が多いのでお休みからなかなか生活が切り替えられなかったり、学校行事が多かったりして、肉体的にも精神的にも子どもたちに負担の大きい時期になります。
特に発達障害の子どもたちは繊細で疲れやすいと言われています。
我が家の息子達も「今日は疲れた…」「今日は早く寝たい」「明日はお休みしようかな…」などと疲れた様子がみられます。
そんな時「明日も頑張ってみようかな」と子ども達に元気が出てくるママのお家対応をお伝えします。
夜寝る前に3分でできちゃう超簡単対応!忙しいママでも大丈夫。ぜひ試してみてくださいね。
2.なぜ寝る前3分なの?
忙しいママは時間に追われて、お子さんとゆっくり過ごす暇もないとお考えのママもいらっしゃいますよね?
実際、フルタイムで働く私も子どもと向き合って話す時間はほとんど無く、意識しないと取れないといった状況でした。
そこで考えたのが子どもを寝かしつける夜の時間です。この時間はほぼ毎日、子どもと向き合って過ごすことのできる唯一の時間なんです。
また 「夜はイヤな出来事を思い出しやすい時間帯」で発達障害の子どもは特に嫌な記憶を忘れにくいという特性があります。
その嫌な気持ちのまま眠りについてしまうと翌朝まで「負の感情」をもち越してしまうことになって朝がつらくなってしまいます。
夜寝る前に1日を振り返り、気持ちを切り替えることで翌日を前向きな気持ちでスタートできます。
また、寝る前にいいこと(ポジティブな言葉)を自分自身にかけると、「心が満たされ自己効力感を高める」ことにつながるそうなんです。
実際にどんな方法で寝る前3分を過ごすのか具体的にお伝えします。
3.明日への期待感と自己効力感も高める寝る前の対応とは?
夜寝る前に3分でできちゃう超簡単対応!
「今日あったよかったことを、3つ教えて?」と子どもに聞くだけです!
「よかったこと」「嬉しかったこと」「幸せだと感じたこと」など、いいことを3つ教え合うだけです。
子どもが自分であげられないときは、ママが子どもの良かった行動を教えてあげてもいいですよ。
「今日はひとりで起きられたね」
「一緒にゲーム楽しかったな〜」
「お手伝いしてくれて嬉しかったよ」
などとママがよかったことを教えてあげることで、自分はこんな事ができてたんだ!ママは喜んでくれたんだ!と自信に繋がります。
自分で見つけられるようになったら
「それいいね!」
「そんなことがあったの?」
「やるじゃん♪」
などと肯定の言葉をかけたり、どんなところがよかったのか?嬉しかったのか?お子さんに話してもらうのもいいですよ。
これを続けていくうちによかったことを探すのがだんだん上手になっていきますよ。なぜなら脳が勝手にいいことを探すようになるからです。
すると、1日の出来事に期待感を持てるようになり「今日はいいことがあった」「明日もいいことが起きるはず」とポジティブな考え方ができるようになるんです。
自分のできたいいことのひとつひとつが自信になり「自分もできる!」というお子さんの自己効力感を高めることに繋がり、自己肯定感も高めることになっていくんです。
お子さんと手のひらや足をマッサージしながらとか、ベットでゆっくり寝転びながらなどリラックスして試してみてくださいね
1対1で急がず、お子さんのペースに合わせてその時間はお子さんに集中して話を聞いてあげてくださいね。
それだけでも疲れたお子さんの心が癒やされていきます。
寝る前3分の「いいこと探し」で明日につながる自信がUP!お子さんの自己効力感、自己肯定感も高めることができるんです。
ぜひ、試してみてくださいね。
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執筆者:嘉山葉子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)