この力が育てば知的障害児が身辺自立できる!私が伝授するある力

 

100回言っても覚えられない。これを繰り返していても知的障害児のお子さんは変わりません。しつける事が逆効果になっていませんか?しつけは不要!ある力を身に付けることで、お子さんが自分から行動できるようになります!
 
 

【目次】

 
 

1.知的障害のお子さんには逆効果⁈なしつけ

 
 
我が家には別室登校をしている中1長男、年長男女双子の小1の子どもがいて、双子の男の子がダウン症です。
 
 
かつての私は障害がある息子に対し、
 
 
「これから我が子が羽ばたく社会は厳しいから、人に迷惑をかけないように、嫌われないように、我慢させないと!」
 
 
という不安や焦りから、いつも子どものできないことを見つけて指摘して、みんなと同じようにできるまでガミガミ叱っていました。
 
 
 
ガミガミ叱ったからといって、息子ができるようになるわけではなく、さらにガミガミ叱り続ける…という悪循環の毎日を送っていたんです。
 
 
この「しつけ」、知的障害の息子にはほとんど効果がなかったのです。それどころか逆効果で、息子はどんどん荒れたり元気がなくなったりしていきました。
 
  

2.叱り続けることで起きてくる弊害にご注意!〜子どもからのSOS〜

 
 
このように、叱り続けても困りごとが解決するわけではなく、できなかったことができるようになるわけでもありません。
 
 
逆に、子どもの不調が見えてくる。確実に脳に悪影響を与えています。
 
 
これはママに接し方を変えてほしい!という子どもからのSOSです。
 
 
逆効果の接し方は、お子さんをどんどん自立から遠ざけてしまいます。
 
 
お子さんにやる気がないわけではなく、どうやったらいいか覚えられないだけ。やり方が分かれば、自分でやりたい!と思っているんです。
  
 
 
 
自分から動いてくれたら、ママも肯定の声掛けや、褒めてあげる機会が増えますよね。
  
 
ここで1つ注意点があります。
 
 
今、褒める子育てが推奨されていますが、脳科学的には褒めるだけでは脳は成長しないとご存じですか?
  
 
なぜか?
  
 
それは、あるピースが足りないんです。
  
 
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3.脳が発達するために欠かせないあるピースとは?

 
 
脳が発達するために欠かせないこと、それは、行動すること。
 
 
行動すると脳が伸びます。だから、子どもをいかに行動させるのか?ここがお母さんの腕の見せ所です!
 
 
定型発達のお子さんは褒めたらやる気が出て、さっと行動するかもしれません。
 
 
しかし知的障害のお子さんは、褒めたからと言ってさっと行動するかと言ったらしませんよね!
 
 
発達がゆっくりなお子さんは、生活上問題が生じることが多くあります。
 
 
・朝起きるのがつらい
・着替えもイヤ
・歯磨きもイヤ
・トレイもイヤ
・時間の管理が難しい
・身だしなみが整えられない
・整理整頓が苦手
・忘れ物が多い
・夜になっても眠れない
 
 
こんな風に苦手なことが多く、身辺自立が難しい状況です。
 
 
発達がゆっくり、身の回りのことがなかなかできるようにならない
。これは脳の特性です。だから多くの専門家は、「ゆっくり育てましょう」とおっしゃっています。
 
 
この言葉、私は反対します!ゆっくりな子はゆっくり育てていても、周りとの発達の差が開いていくばかりです。
 
 
そもそも発達がゆっくりなお子さんがなぜ行動できないのか?
 
 
答えは明白です。その行動をどうしたらできるのか、お子さん自身が覚えてないから。理解してないから、動けないんです。
 
 
ゆっくり育てても、理解してない・覚えていないことは動けるようになりません。
 
 
だから知的障害のお子さんに必要なピースは
 
 
【行動を学ぶ力】
 
 
これだけなんです。
 
 
人がやっているのを見て、あるいは説明を聞いて、行動を習得するのが苦手な知的障害の子どもだからこそ、お子さん専用の【行動を学ぶ力】が必要なんです。
 
 
逆に言うと、この【行動を学ぶ力】さえあれば生活習慣も、学習も、コミュニケーションも自分でどんどん身につけていけます。
 
 
 
学校や園や、療育の専門家ができない教育や子育てを、おうちでママがお子さんと一緒にやることで、お子さんの脳の発達を加速させてあげる事ができます。
 
 
具体的に、どうすればいいのか?
 
 
朝のお支度の一例をお伝えしますね。
 
 
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4.具体策:お子さん専用の○○で【行動を学ぶ力】を身に付ける!

 
 
 
これは一般的なお支度表です。
 
 
覚えることが苦手なお子さんにとっては、なにをやったらいいかわからない表です。
 
 
「トイレ行ってきなさい」と言われたとき、お子さんの脳は2つのことをしないといけない。
 
 
お母さんの指示をきいて、毎回、どう行動しようかなとプランをたてること、脳が実際指令を出すこと。
  
 
こうしている間にもう脳が疲れて「うごけない」となってしまいます。
 
 
だから
 
 
 
と言う風にお子さんが考えなくてもいいように、これだけやればいいという指示に変えます。
 
 
これを繰り返していくと、自分で行動を分解して、1から順番にやっていく、「行動を学ぶ力」がつくんです!
 
 
私の講座ではゲーム形式の専用アクションチャートを使って、その【行動を学ぶ力】を身に付けます。
 
 
力が付いた子どもたちは、
 
 
・2年間トイトレ拒否の年長女児が、2週間でトイトレ完了! 
 
・着替えに30分以上かかっていた小1男子が、3分以内に着替えられた
 
・お風呂から出て、40分裸の小1男子が、5分以内にパジャマを着た
 
・イヤイヤ年中男児が、翌日全部できてしまった!
 
 
と言う具合に、行動できるようになっています。
 
 
ご褒美も用意されているので、お子さんが喜んで取り組んでくれます。
 
 
3年も4年もかかってもできなかった身の回りの事が、1週間も立たずに習得できるお子さんが続出しているんですよ!
 
 
今、焦っているママも大丈夫。
 
 
脳を変化成長させる正しい方法を知れば、今から入学までにお子さんのできることがグーンと増えます!
 
 
ぜひ、お子さんのできることを増やして、自信をつけて入学進級を迎える、そんなお母さんのあたらしい入学準備をはじめてみませんか?
 
 
 
 

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執筆者:松下かよ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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