エナジードリンクに昼夜逆転、口を開けば暴言。反抗期で不登校の子どもとの親子関係は悪化するばかりと悩んでいませんか?親子関係の修復には、子どものホンネを知り、肯定することが一番の近道です。子どもへの肯定の声かけをお伝えしますね。
【目次】
1.反抗期・不登校の子どもをもつママのお悩み
健全なママたちにはちょっぴり過激で受け入れ難いお話かもしれませんが、
・着色料で色とりどりカフェインがたっぷりのエナジードリンク
・また食べるの?と突っ込みたくなる、多種多様なカップラーメン
・近所迷惑になりそうなゲーム中の暴言に足音ドンドン
・体内時計は大丈夫?とこちらの体調まで狂いそうな昼夜逆転
反抗期で、さらに不登校のお子さんを持つママたちが頭を抱えるお悩みの代表です。
我が家でも、冷蔵庫の中にエナジードリンクが並び、子どもが大好きなおかずを一生懸命作っても見向きもしないでカップラーメンを食べ、ゲームに負けてお前のせいだ!となぜかとばっちりを受けるというすべて経験済みですので、お気持ちはよく分かります。
小さい頃はかわいらしくて反抗もしなかった子どものこんな姿をみる日がくるなんて、真面目で健全な人生を歩んできたママからしてみたらあり得ないし、到底理解できません。
2.反抗する子どものホンネ
栄養に気遣い、自分よりも子どもを優先しこんなにしてあげたのに!と、努力家のママからしてみたらどうして不登校なの?ママを困らせて楽しい?と考えてしまうかもしれません。
では子どもの気持ちになって考えてみますね。
案外どんな子も親が思う、正しいことと、そうでないことはちゃんと分かっています。
分かっているのにしている理由、考えたことありますか?
発達障害グレーゾーンの子どもはその特性から学校や外でできないことや、なにかするのに時間がかかることも多く、その経験が失敗体験や叱られ体験につながります。
さらに反抗期で褒められる機会がさらに減ると、誰にも認めてもらえず自分に自信が持てなくなりSOSを発します。
・どんな自分でも認めて欲しい
・現実から逃げ出したいくらい本当は辛い
何かしら理由があって反抗や暴言・言動という形で表現します。 気が許せる家族だからこそ、分かっているけど正論を言われると反発してしまうのです。
では、そんな荒れた親子関係を修復するにはどうしたらいいでしょうか。
3.親子関係修復のコツは無条件肯定
家族だからこそ見せている姿ですが、同じ家に住む他の家族としては辛いですよね。
そんな状態を決して肯定することはできませんが、否定しない努力をしてみてはいかがでしょうか? 子どもたちが再び自分で考え、行動しようと思うには否定をしていてはなにも始まりません。
肯定するのは勿論、大事。 ですが、否定の要素があると、どれだけ肯定してもかき消されてしまうものです。それだけ否定の威力は強いのです。
どんなことでも否定しないと決めることで子どもたちのいいところが少しずつ見えてくるようになるはずです。
エナジードリンクを飲んでいたら、
「へー、こんなのあるのね、味に違いはあるの?飲んだら気分変わるの?」
ラーメンをこよなく愛する子には、
「美味しそうだね、いい匂いするね、このラーメンにはどんなこだわりがあるの?」
イライラしながらゲームしている子には、
「悔しかったね、悔しかったね今日は何かイベントあるの? 集中力あるね、あのアイテムゲットできた?」
昼夜逆転の子には、
「おはよう、ぐっすり眠れた?ママは先に寝るね。明日は何が食べたい?」
こんな会話をしながらその子のしていることを認めることから関係を修復させるのが一番です。それには、伝えられる関係性をまずは築くことが何よりも大切です。
一度きり、一日、一瞬では変わりません。習慣になることが大事になってきます。
ママが捨てた常識の数だけ、子どもは夢に近づけるんです! ママが常識を捨てたら、無条件に子どもを受け入れたら、親子関係は必ず元に戻ります。
家でだれかが味方になってくれる安心感があれば、子どもは自信をもって再び動き始めることができますよ。
暴言・暴力の反抗期に対応するコツをお伝えします
執筆者:宮田かなこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)