発達障害で不安が強い子が笑顔で卒園式を迎えるためのたった1つのコツ

 

3月に入り幼稚園では卒園式の練習が始まりましたね。発達障害の我が家の息子は卒園式の練習がきっかけで登園拒否になりました。そんな卒園式の不安を解消し、笑顔で卒園できた息子とのコミュニケーションのポイントをお伝えしますね!
 

【目次】

1.発達障害の息子が3月に登園拒否
2.なぜ卒園式の練習で不安が増えるのか
3.卒園式を笑顔で迎えるまでの親子のコミュニケーションとは

 
 

1.発達障害の息子が3月に登園拒否

 
 
もうすぐ幼稚園を卒園すると思うと感慨深いお母さんは多いのではないでしょうか。
 
 
3月になると幼稚園では卒園式の練習が本格的に始まってきます。
 
 
修了証書を受け取る練習、歌の練習、卒園式の全体を通す練習など、発達障害のお子さんにとっては不安が多い時期になってきます。
 
 
発達障害の我が家の息子も不安定になりました。
 
 
3月初めから卒園式の練習が始まり、だんだんと笑顔が少なくなっていったのです。
 
 
「どうしたの?」と聞くと、「卒園式の練習が嫌」「じっとしろと言われる」と言うのです。
 
 
実はこれまでも幼稚園生活で同じようなことがありました。
 
 
運動会や生活発表会の練習の時期は、幼稚園に行くことを嫌がったり、体調不良になっていました。
 
 
これまでは幼稚園をお休みしたり、本人が嫌がることは無理やりさせないように先生に配慮してもらうことで対応していました。
 
 
幼稚園の先生と連携をとることで、幼稚園生活は比較的自由にのびのびとすごしていました。
 
 
ところが、幼稚園としても最後の式をしっかりやり遂げてほしかったのか、卒園式の練習ではこれまでのような配慮をしてもらえませんでした。
 
 
何度か先生には「息子が練習を嫌がっていて…」と伝えていましたが、先生は息子に「もう少しだけ頑張ろう」と励ましていたようです。
 
 
そして卒園式まであと1週間となったある日、
 
 
「もう幼稚園には行かない」
 
 
息子の口からこの言葉が出たのです。
 
 
 
 
私としては、あと数日の幼稚園生活…休まずに行ってほしいという気持ちもありましたので、休ませるかとても悩みました。
 
 
身体には蕁麻疹もでるようになり、ついに休ませることにしました。
 
 
親としては卒園間近のこの時期に登園拒否になることはとてもつらく感じられました。
 
 
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2.なぜ卒園式の練習で不安が増えるのか

 
 
なぜ息子は卒園式の練習で不安が強くなったのでしょうか?
 
 
息子の話を聞くと
 
 
・じっと座っている時間が長い
 
・話を聞く時間が長い
 
・指示されることが多い
 
・狭い空間やその中での音が苦手
 
 
発表会や運動会の練習でもみんなと同じことをしたり、じっと座っていることもありますが、動いていい時間(走ったり、演技をする時間)もありました。
 
 
ところが、卒園式の練習では動いていい時間が少なく、息子の特性に合わない苦手なことが多かったのです。
 
 
けれど、大事な式の練習なので動いたら怒られます。息子はとても大きなストレスを感じていたようです。
 
 
また、私も幼稚園生活はあと数日だから頑張れるんじゃないかな、練習しておかないと当日困るのではないかなと不安に思っていました。
 
 
そのため先生には「少し配慮をお願いします」という程度にしか伝えいませんでした。
 
 
できれば休んで欲しくないという私の思いも、息子にとっては不安になっていたのだと思います。
 
 
発達障害の子どもは、気持ちをコントロールする脳の部分がまだまだ未発達です。
 
 
そのためいつもと違う周りからのプレッシャーに不安が強くなり、自分ではどうすることもできなくなっていったのです。
 
 
卒園式までに子どもの気持ちを落ち着かせてあげれるといいですね。
 
 
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3.卒園式を笑顔で迎えるまでの親子のコミュニケーションとは

 
 
お子さんの気持ちを落ち着かせることができるは、おうちでのお母さんと関わりです!
 
 
お母さんとのコミュニケーションがうまくいくと、気持ちをコントロールする脳を発達させ卒園式を笑顔で迎えることができます。
 
 
ポイントはたった1つ!
 
 
お子さんの話を「ふんふん」と聞くだけです。
 
 
お家の中でお子さんの気持ちをゆっくりと聞いてあげます。
 
 
例えば、
 
 
子ども:「幼稚園行きたくない」
 
 
母:「そうなんだね~」
 
 
子ども:「じっとしろって言われるんだ」
 
 
母:「へ~、そうなんだ」
 
 
子ども:「じっとなんてできないのに!」
 
 
母:「そうだよね~」
 
 
できれば2人きりでゆっくり時間をかけてお子さんの心の共感にしていきます。
 
 
私は心の共感をしながら、やっていることを実況中継し、肯定的な褒めの声掛けをひたすら続けました。
 
 
実況中継と肯定的な褒めの声掛けは以下の様に言うだけです。
 
 
「元気に起きれたね」
 
 
「ご飯を食べているね」
 
 
「今日も1日元気に過ごせたね」
 
 
親の不安な気持ちは子どもに伝わるので、卒園式まであと数日しかないと焦らずにお母さんもドーンと構えることで子どもは安心します。
 
 
息子は卒園式3日前から幼稚園に行くことができました。
 
 
 
 
もし3月に入り、なんだか子どもの様子がおかしいなと感じているお母さん!
 
 
我が家のようになる前に親子のコミュニケーションを見直し、卒園式の不安を減らしましょう。
 
 
皆さんが笑顔で卒園式を迎えれますように!
 
 
 
 
 
 
 
 
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執筆者:石井花保里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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