0歳のお子さんの関わり方ってどんな風にしたらいいのか、どんな声をかけていけばいいの、こんな風に悩んでいませんか?0歳児は反応も少ないし、ママに余裕がなく子育てに自信がないと感じる方が多いようです。 そこで今回は0歳児への関わり方のポイントをお話します。
【目次】
1.子育てに自信がないと感じるママ
2.0歳児の子育ての悩みの原因
①日本の子育ての考え方が残っている
②子育てをする環境が整っていない
③子どもに特性がある
3.自信がなくても大丈夫!今すぐできるコミュニケーションのコツ
1.子育てに自信がないと感じるママ
赤ちゃんが産まれてから、授乳や寝かしつけ、慣れないお世話に時間がかかり大変な思いをしていませんか?
✔授乳がうまくできない
✔なかなか寝ない
✔泣き止まない
✔身体も心も疲れる
反応の少ない生後間もない乳児期は特にそのように感じたり、慣れない育児に孤独に感じることがあります。
正解がわからない子育てに自信が持てなくなることがよくあります。
厚生労働省の調査結果からも、子育てに自信がないと感じているママがたくさんいます。
乳児期の子育てに自信が持てない母親の割合は約20%です。
私自身も子育てに自信が持てなかった1人です。
話しかけても返事が返ってくるわけでもなく、一方通行のコミュニケーションに孤独を感じ疲弊していました。
時間ばかりが過ぎていき思うようにならない、不安な子育てでイライラしてしまうこともあり、笑顔で接することができない日もありました。
2.0歳児の子育ての悩みの原因
どうしてこのように子育てに不安や悩みがあり、自信がもてなくなってしまうのでしょうか。
ここでは3つの理由をご紹介します。
◆①日本の子育ての考え方が残っている
・笑顔で接しないといけない
・子どもを一番に考えないといけない
・ママがしっかり育てないといけない
・泣いたらママが対応しないといけない
日本の子育ての当たり前やニュースやネットで流れてくる世間の当たり前が、ママを苦しませています。
ママだからできて当たり前というママ自身の意識もとても強いと感じています。
うまくいかない子育てだけど、ママなんだからやらなきゃ!という葛藤があるのかもしれません。
◆②子育てをする環境が整っていない
・仕事をしながらの子育ては大丈夫かな
・やっぱり母親が育てないといけない
仕事をしているママはワークライフバランスがとりにくく、子育てとの両立に悩んでいる場合が多いです。
職場の休暇制度等の整備も十分とは言えません。
子育て中のママは仕事と子育ての両方の悩みを抱え、自信をなくしてしまいがちです。
◆③子どもに特性がある
感覚に過敏のあるお子さんの場合は、0歳から育てにくさを感じることがあります。
目が合いにくい、反りかえりが強い、なかなか寝ないなど、なんだか育てにくいなと感じているママはたくさんいます。
育てにくさは感じてはいるけれど、うまくできないのは自分のせいだ、誰にも相談できない、どうしてうまくいかないのかがわからない…一人で抱え込んでいます。
理想の子育ての母親像があり、理想とどんどんかけ離れていって現実とのギャップに苦しんでいるママも多いと思います。
子育てに自信がないと、赤ちゃんにも不安が伝わってしまうことがあります。
乳児期の愛着形成の時期に、お母さんが自分にネガティブな感情を抱いていると、子どもとうまく接することができず、親子の関係に悪い影響を及しかねないですよね。
3.自信がなくても大丈夫!今すぐできるコミュニケーションのコツ
育てにくいと感じたり、子育てに自信がなくても大丈夫です。今すぐできるコミュニケーションのコツをお伝えします。
やることはただ1つ、やっていることをそのまま口にする、赤ちゃんやママの動きをそのまま口にすることです。
例えば赤ちゃんの場合、
「ミルクを飲んでいるんだね」
「起きたんだね」
「手を動かしているね」
と赤ちゃんの動きをそのままを伝えます。実況中継ですね!
お母さんの場合、
「おむつ替えているよ」
「お着替えしているよ」
「ミルク作っているからね」
お母さんがしている行動をそのまま口にだして言ってみるのもいいですね。
また、クーイングという「アー」「クー」などと赤ちゃんが声を発すれば、そのまま赤ちゃんが発した音を真似してあげましょう。
これだけでも、赤ちゃんとのコミュニケーションはしっかりとれています。
自信がなくなっているときは、ネガディブな感情に引きずられてしまいがちです。
そんな時は赤ちゃんのありのままを伝えたり、お母さんがしている行動をそのまま口にしてみてください。
お母さんが無理なくできることからぜひ取り入れてみてくださいね。
目の前の子どもの成長をあたたかく見守りながら、楽しく赤ちゃんとのコミュニケーションがとれるきかっけとなればうれしいです。
乳児期の子育てに不安があればこちらをチェックしてくださいね!
執筆者:石井花保里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)