子どもの成長発達を促す旅育とは?億劫な外出が気楽にできる3つの対策

 

繊細な子どもとのお出かけをポジティブなものにするにはママの事前準備が必要です。旅育のメリットを知り、ぜひ長期休暇を利用して家族でお出かけを楽しんでください。きっとその先には、今まで見たことのなかった子どもの姿が見れるはずです!
 

【目次】

1.お出かけの計画を立てていますか?

 
 
皆さん、もうすぐ春休みですね!
 
 
春休みの計画は進んでいますか?お出かけや旅行を計画しているよ~!というママもいれば出かけるのが億劫だわ、と思っているママもいると思います。
 
 
私は旅行が好きなので息子と一緒によく出かけます。
 
 
しかし繊細な子どもとのお出かけとなると一筋縄ではいかないですよね…。
 
 
お出かけや旅行の度に何らかの試練が伴い、時にストレスフルな状況に陥る。
 
 
 
 
そうなると、もう行きたくない!帰りたい!と楽しい雰囲気が一変し、重苦しい雰囲気になってしまいます。
 
 
この子と旅するのはちょっと早かったかな、なんて後悔の気持ちでいっぱいになり、今後の旅行やお出かけを躊躇してしまいますよね。
 
 
しかし、過去に苦い経験があったとしても、ママ達にはお出かけや旅することを諦めないで欲しいと思います!
 
 
それはお出かけや旅することは、どもの発達において良いことばかりだからです!
 
 
お出かけや旅をするとどんなメリットがあるのでしょうか?お出かけや旅の醍醐味について深めてみましょう!
 
 
 
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2.旅育とは子どもを成長させる旅のこと

 
 
皆さんは「旅育」という言葉を聞いたことがありますか?ここ最近よく耳にするようになりましたね。
 
 
旅育とは旅行をしながら多くの知識を学んだり実際に体験することで、子どもの心身の成長を促す旅行のことです。
 
 
今までしていた家族旅行と何が違うの?というと、子どもが主体的に参加する機会が設けられているかどうか?というのがキーになってきます。
 
 
親に言われるがまま、されるがままの旅行だとどうしても受け身になってしまいますが、
 
 
旅やお出かけの計画を子どもと考える
 
子どもがやりたい体験をとり入れる
 
子どもの興味がある場所に出かけていく
 
子ども自らが考えて行動し非日常を楽しむ
 
 
それが旅育の醍醐味なんです!
 
 
旅育を経験した子どもは、興味関心の幅が広がり、子どもの世界観がグンと広がります。
 
 
体験活動などをとり入れると教科書や本でしか見たことのない本物を見たり体験ができます。また様々な人との出会いがありコミュニケーションを学ぶ機会にもなります。
 
 
それらがきっかけとなり、自学力に繋がったり子どもにとって思いもよらないプラスの効果が出てきたりします。
 
 
 
 
また最近、面白い研究結果がマイアミ大学から出ています。
 
 
「人は移動するほど幸福度が高まる」という研究結果が出ているのですが知っていますか?
 
 
日本の幸福度が世界的に低いのは有名だと思いますが、親は子どもに幸せになって欲しいと願っていますよね。
 
 
つまり、旅やお出かけする機会が多い子どもは幸せになる!ということです。
 
 
子どものネガティブ発言や、やる前から諦めてしまうわが子を心配しているママもいると思いますが、そんなお子さんにこそたくさんの出かけるチャンスを手渡していけたら、きっと子どもは変わっていきます!
 
 
旅育の良さは分かったけど、繊細すぎる我が子を連れ出すのは結構大変なの…と思っているママ!楽しいお出かけにするには対策が必要です。
 
 
旅やお出かけのハードルをグンと下げる、3つの対策について説明していきます。
 
 
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3.外出する時の3つの対策

 
 
おでかけや旅行ではちょっとしたトラブルはあって当たり前!
 
 
予期せぬできごとがあったとしても、事前に準備しておくだけで出かけるハードルがグンと下がります。
 
 
ぜひ3つの対策を参考にしてお子さんを成長発達させる機会をつくっていきましょう!
 
 

◆①ポジティブな記憶の定着を意識する

 
 
繊細な子どもは、普段味わうことのないようなたくさんの刺激を受けるとひといちばい疲れてしまいます。
 
 
スケジュールは子どものペースに合わせ余裕ある、余白ある予定をつくることがおすすめです!
 
 
もしも途中で機嫌が悪くなって雰囲気の悪い時があったとしても、帰り道には
 
 
 
 
「楽しかったね!」
 
「初めて〇〇できたね!」
 
 
とできたことや、子どもが楽しそうにしていたことを伝え、ポジティブな記憶で締めくくるようにしましょう。
 
 

◆②予定の予告をする

 
 
繊細な子は新しいことへの不安が強く「やりたくない!」「いきたくない!」と拒否反応を示すこともしばしばです。
 
 
見通しをつけることが苦手なため、予定は前もって予告することがおすすめです!
 
 
いつ、何時くらいに、どこへどうやって、誰と、何しに行くかなど丁寧にわかりやすく伝えましょう。
 
 
 
 
修学旅行や遠足の時に旅のしおりがあるように、家族旅行のときにもだいたいの予定を書いたしおりのようなものがあるといいですね。
 
 
また普段の生活から、予定の予告をするのはおすすめです。
 
 
自然と自分でも見通しをつけて行動できるようになっていきます。
 
 

◆③子どもは疲れやすい

 
 
おでかけや旅行中は疲労、不安、我慢から子どもの脳は疲れている状態です。
 
 
脳が成長する条件は適度なストレスとリラックスのバランスが取れていることです。
 
 
子どもへの要求は最低限にして多少のわがままも許容してあげましょう。
 
 
最初からその意識を持っていると、お出かけや旅行時に子どもの機嫌が悪くなったとしても落ち着いて対応することができます。
 
 
 
 
そうなることを想定してお出かけしてみてくださいね。
 
 
春休みは新年度前の大事な時期!
 
 
お出かけや旅行で、たくさんの小さな成功体験をしたり楽しかった思い出を作って大きな自信と経験に繋げていきたいですね。
 
 
長期休暇中も快適に過ごして脳をグン!と成長させるために3つの対策を参考にしてみてください。
 
 
 
 
▼繊細っ子の対応についてはこちらに詳しく書かれています▼
 
 
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執筆者:むらかみりりか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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