発達障害の子が外出に疲れる本心を見抜く!ASD疲れやすい子の旅行を成功させるコツ

ASDの疲れやすい子が外出を嫌がる本心は「想像できない不安」と「誘いの圧力」でした。発達障害の子は外出するとひどく疲れることがあります。特性を理解して誘い方とお出かけ先を工夫することで、6年ぶりの家族旅行が実現した体験談です。
 

【目次】

 
 

1.失敗!発達障害の外出を嫌がる子にNGな誘い方

 
 
自閉症スペクトラム(ASD)傾向のあるお子さんは外出を嫌がる傾向がありませんか?
 
 
「楽しそうだよ!やってみようよ」と普通に誘っても全く興味を示してくれず、お出かけにはとても苦労していました。
 
 
この記事では、疲れやすい子の本心を読み解いて、6年越しの家族旅行を楽しめたわが家の工夫をお伝えします。
 
 
旅行は体験型のおうち発達支援です。
 
 
過去の私のように
 
「旅行なんてとても無理!」
 
「どうやって誘えばいいの?」
 
「行っても癇癪を起こして大変になるだけ…。」
 
そんな風に思うママにこそ真似してほしいポイントがあります。
 
 
では、外出嫌いな子どもをどうやって家族旅行に誘えばいいのでしょうか。
 
 
 
 
わが家の場合、息子にガイドブックを渡しても、パラパラっとめくっただけで 「行きたいとこは別になかった!」
 
 
動画を見せて、「ここ良さそうじゃない?」と聞いても「いや、特に。」
 
 
素っ気ない反応に「行きたくないなら仕方がないか…。」と、わたしもいつしか旅行に行くことは諦めるようになりました。
 
 
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2.家族旅行に興味を示さないのは「想像できない」から

 
 

「楽しそう!」という感情が湧かないASDの疲れやすい脳の特徴

 
 
観光地の写真や動画を見れば「楽しそう!」という感情が湧いてくるものですが、その感情のチカラが弱いのがASDの特徴
 
 
見通しが立たないことがとても苦手なので、はじめての場所では、たくさんの刺激を敏感にキャッチして、脳がとても疲れやすくなります。
 
 
何が起こるかわからない状況は、楽しみよりも不安が勝ってしまうのです。
 
 
 
 
子どもに見通しを持たせるために、事前に本や動画を見せて様子を伝えたり、スケジュールを紙に書いて視覚的に予定を伝えたりされているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
 
 
けれど、そもそも興味の幅が狭いうえに、ポジティブな感情が湧きにくいという脳の特性を持っているので、旅行ともなるとガイドブックや動画だけでは心惹かれないのです。
 
 
行ってみたいと思えるほどに興味をそそることができないのは、本や動画の情報と実体験がまだ結びついていないからです。
 
 

つまり、外出に誘う1つ目のポイントは、「それ、楽しそう!」「行ってみてもいいかな」という感情を湧きあがらせるような働きかけ!ということになります。

 
 

お母さんの誘いを圧力のように捉えてしまう

 
 
ASDの子どもは、「行ってみようよ!やってみようよ!」と誘われると、お母さんの楽しそうな様子から、自分に期待されている感じを強く受け取ります。
 
 
この楽しそうな期待感を子どもは圧力のように捉えてしまうことがあるのだと気が付きました。
 
 
つまり2つ目のポイントは、子どもに圧力や過度な期待感を持たせない誘い方です。 
 
 

 
 
定型発達の子どもは、ママが楽しそうに誘えばワクワクが伝染し、やってみたい!おもしろそう!と感じることが多いでしょう。
 
 
けれど、不安が強い発達障害ASDの子どもは、楽しそうに誘われても「行っても楽しくないかもしれない」というネガティブな感情が優位になります。
 
 
ワクワクが伝染するのではなく、楽しくなかったらどうしよう…という不安な気持ちがどうしても先に出てきてしまうのです。
 
 
これは脳の特性なので、決してワガママなどではありません。心配や不安な気持ちになると、大人でも尻込みしてしまいますよね。
 
 
そして、心の中がモヤモヤとしていても子ども自身はなかなかそれを言語化できません。
 
 
自分の気持ちを捉えて言葉にするのが苦手なのも、自閉症スペクトラムの特性のひとつです。
 
 
ですので、ひとこと「いや」「特に興味ない」という素っ気ない言葉になってしまいます。
 
 
いくら誘っても、応じてくれない子どもの本心はこんな状態なんですね。
 
 
では、どうすれば発達障害ASDで外出嫌いな疲れやすい子が、家族旅行にも興味を持ってくれるのでしょうか。
 
 
 
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3.外出嫌いな子どもの心に響く誘い方と旅行先でのポイント

 
 

体験談をからめて誘う

 
 
楽しそう!という気持ちを湧きあがらせ、さらにお母さんの期待感を感じさせない誘い方は、体験談を楽しそうに語ることでした。
 
 
ガイドブックを見ながら私の昔話をしたことがきっかけで、子どもを家族旅行に連れ出すことに成功しました。
 
 
「お母さんが若いとき、ここに行ってすごく楽しかったよ、美味しいものもたくさん食べたんだよ」
 
 
そのときの臨場感や、お店のレトロな雰囲気などが懐かしくなり、ついつい息子に語っていました。
 
 
そうすると、ガイドブックを渡して「行きたい場所ない?」と声をかけたときには全然興味を示さなかった場所なのに「そこに行ってみたい!」と言ったのです。
 
 
安心できるおうちが大好きで、外出を好まない息子からの「行きたい!」という言葉は、感動するほど嬉しいものでした。 
 
 
お母さんやお父さんが行ったことのある場所なら、たとえはじめての場所でも安心感を感じやすいので、「行ってみたい!」という感情を湧きあがらせることができるのですね
 
 
 楽しかった経験談を語ることで、ガイドブックを見せるよりもポジティブな感情が伝わりやすくなるため、お母さんの過度な期待や圧力を感じにくいのです。
 
 
それでは最後に、家族旅行を最大のおうち発達支援にするポイントをお伝えしますね。
 
 

具体的なスケジューリングのコツ

 
 
なによりも優先させたいのが、旅行先での楽しい記憶をたくさん残してあげること!
 
 
脳は楽しい体験や行動をしているときにこそ、グングン発達するので、おうち発達支援につながります
 
 
子どもの「楽しかった~!」という感情を旅行中に何度も引き出すことを意識してみてくださいね。
 
 
具体的に、まずは時間に余裕を持てる無理のないスケジュールを立てます。
 
 
特に、休憩をいつどこで取るのか事前にリサーチしておきましょう。
 
 
休憩に欠かせないのは、暑さや寒さの対策とともに、味覚の癒しも欠かせません。
 
 
子どもが好きなランチのお店を事前に調べて、子どもと一緒に決めておいたり、疲れて機嫌が悪くなりそうな時にサッと渡せるおやつを準備しておくと便利です。
 
 
そして、子どもが歩き疲れることがないペースや距離を普段のおでかけなどで把握しておけるといいですね。
 
 
最初の旅行でわが家がうまくいったのは、だいたいの地理を把握していたので、公共交通機関の乗り換えなどに迷わず、子どもに安心感を持たせることができたこともあると感じています。
 
 
せっかく来たのに…と遊ぶことを優先してしまいがちですが、大切なのは子どもの「楽しかった~!」を引き出すこと。
 
 
疲れてしまって「もう帰りたい」と言ったときには、長居せずにホテルに帰って休むという選択肢もあるんです。
 
 
幼い頃以来、6年ぶりの旅行。疲れすぎないスケジュールと、五感を癒しパワーチャージする計画で、成功体験にすることが叶いました。
 
 
この一度だけではなく、その後も私の体験談と交えて昔話をした場所へは、行ってみたい!と言うことが多くなったため、意識して楽しかった体験と絡めて誘っています。
 
 
子どもからの行ってみたい!を引き出して、楽しいおでかけ体験で脳をグングン伸ばしましょう
 
 
わが家ももっと子どもの行動力が加速するよう、日々試行錯誤しながらチャレンジしていきます。
 
 
 
 
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執筆者:作倉 帆香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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