人が嫌いな思春期女子が無理なく集団生活になじめるお家対応

 

思春期の女の子が「集団が苦手」と人と関わるのを避けていると、集団どころか「人が嫌い」とエスカレートしてしまいます。人との関わりは生きていく上で大事なものです。ゆっくりでいいので、人と関わることへの拒否感が和らぐようなお家対応をご紹介します。
 

【目次】

1.家では堂々としていても人が嫌い、集団が嫌い
2.なぜ集団が苦手になるの?
3.無理なく集団生活になじむお家対応
◆思い出の写真から会話を広げる
◆娘の推しを会話のきっかけにする

 
 

1.家では堂々としていても集団が苦手、人が嫌い

 
 
「思春期の女の子」。お母さんにとっては、対応が難しくなってくる相手です。
 
 
家では冷静で言いたいことをズカズカ言ってくるのに、「集団が苦手」「人が嫌いだから学校は行きたくない」と言われると、なんでこの子が?と思うこともあるかもしれません。
 
 
女の子は言葉の発達が早く、男の子に比べて口が達者ですからね。
 
 
特に発達障害グレーゾーンの子は、学校の集団生活でネガティブな経験をすることが多く、友達や先生との人間関係に苦手を抱えがちです。
 
 
 
 
そのネガティブな記憶が定着して、学校に行くことが嫌になったり、外出自体に抵抗が出てくると、新しい経験や出会いを逃してしまうことになります。
 
 
小学校6年生の私の娘は、半年前に不登校になりましたが、週2回の登校を始めたり修学旅行に参加することで、少しずつ集団に慣れることを意識しています。
 
 
将来のためにも、人との関わりに苦手をなくしていけるよう具体的にできるお家での対応をお伝えしますね。 
 
 
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2.なぜ集団が苦手になるの?

 
 
発達に特性がある子は、集団が苦手になるいくつかの原因があります。
 
 
1つは「感覚の過敏さ」です。
 
 
これは脳の特性からくるものですが、本人にしかわからない感覚なので、なかなか気づかれにくいことです。
 
 
脳の中で感覚に関する処理がうまく働かないことで、音や光、においなどの刺激に過敏に感じやすいのです。
 
 
学校では自分では避けられない色んな刺激があります。
 
 
スピーカーの大きな音、大勢の人がいるザワザワ音、先生が他の子を叱る大きな声、給食の強いにおい、などです。
 
 
 
 
このような刺激に嫌悪感がある子は割と多数います。
 
 
そしてこの感覚は、不安が強かったり自信がないなど、メンタルが弱っている時はより強く刺激を受けとってしまうのです。
 
 
2つ目は「友達とのミスコミュニケーション」です。
 
 
そもそも思春期の女子は、友達関係が難しいと言われます。
 
 
今はいじめの問題も低年齢化していて、小学校2年生が壁だと言われているくらいです。
 
 
発達障害グレーゾーンの女の子は、相手の感情や意図を読み取ることが難しいことがあります。
 
 
こういう状況の時はこうするよね、っていう暗黙の了解がわからないということです。
 
 
また思春期の女子ですと、流行りものや自分の好きなものをアピールすることに盛んな年ごろです。
 
 
お互いのお洋服をやたら褒め合ったり、「カワイイ!」「わたしもこれ好き!」といった共感が必須だったり、グループ内でリーダータイプや聞き役タイプなどの微妙なバランスが必要だったりします。
 
 
この非常に気を使う関係に、うまく適応できずに疲れてしまうことがあります。
 
 
お母さんも小学校高学年~中学生くらいの頃を思い出してみてください。
 
 
思春期ってやっぱり友達関係が難しかったな…と思い出すことってありませんか?
 
 
娘さんはいまその渦中にいるのです。
 
 
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3.無理なく集団生活になじむお家対応

 
 
では、集団生活の苦手を克服するために、娘さんに必要なことって何でしょう?
 
 
それは、お家が癒しになること、お家で自信をつけることなのです。
 
 
「嫌だ」と言っている集団生活に、「そのうち慣れる」とか「試行錯誤することで鍛えられる」と言った昭和の根性論は通用しません。
 
 
むしろ益々、集団になじめない自分を自覚してしまいます。
 
 
社会性は1対1から始まります。
 
 
これは、赤ちゃんとお母さんの関係のことです。
 
 
1対1で自信を育むから、「外に出てみよう」「あ、誰かいる」と行動することや興味関心が芽生えるのです。
 
 
集団生活で失った自信は、スタートに戻ってお母さんと1対1から育めばいいのです
 
 
そのための具体的な対応は2つあります。

 
 

◆思い出の写真から会話を広げる

 
 
お家で自信をつけるには環境から整えましょう。
 
 
赤ちゃんから幼児期、幼稚園、保育園などの成長の写真をリビングに増やしてみましょう。
 
 
特に、幼稚園や保育園など集団生活でがんばった記憶や楽しかった記憶が思い出せる写真や作品があれば、積極的に飾ってみるといいですね。
 
 
そして、その写真について会話をしてみてください。
 
 
 
 
「この時の運動会、かけっこで1位取ったよね~。すごく嬉しそうだったよ」
 
「お友達とみんなで出かけたよね。楽しかったよね」
 
 
こんな風にポジティブな記憶を思い出させてあげてください。
 
 
最初は「あの頃はよかったのに今は…」と否定的な発言もあるかもしれません。
 
 
それでも、友達と楽しく過ごせていた過去の自分を思い出すことが大事です。
 
 
生まれた時からのコミュニケーションを再度やり直すつもりで、お家環境を変えてみてください。
 
 

◆娘の推しを会話のきっかけにする

 
 
思春期の女の子は推し活が元気の源です。

 
 
TikTok やゲームなど娘さんが興味があることに、お母さんも関心を示してみることです。
 
 
「いつまでゲームやってるの?」「スマホ見すぎ」など、娘さんの行動に対して否定的な目線になると、思春期の子どもなんて叱りたくなることばかりです。
 
 
ここは視点を変えて、「それって面白いの?」「何が流行ってるの?」と会話を広げてみましょう。
 
 
「世代が違う」とか「私はゲームはやらないの」っていうお母さんでも、世代が違うからこその違和感に触れてみることも面白いかもしれません。
 
 
私は先日、娘の推しのⅤtuber(ブイチューバー・アバターのキャラクターがYouTubeで動画配信をする)のコンサートに同伴しました。
 
 
「今はこういうことが人気なの?!」と違和感満載!とっても刺激を受けました。
 
 
娘が嬉しそうにしているので、一緒になって必死にグッズを探したり、楽しい時間を過ごせました。
 
 
 
 
私自身がⅤtuberにハマるということはありませんが、娘の推し活に参加したことで、会話も増えましたし、娘を元気にしてくれる推しの存在がありがたくも思いました。
 
 
 いかがでしょうか?
 
 
2つの対応のどちらも、娘さんとの会話を増やすきっかけになることがポイントです。
 
 
「勉強したの?」「忘れ物はない?」「ゲームやりすぎ」と、思春期の子どもとの会話がワンパターンになっているなと思ったら、お母さんが会話のきっかけをつくるヒントにしてくださいね。
 
 
 
 
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♡小冊子のご感想
子どもの行き渋りにどう対応するのが正解か分からず困っていました。こちらの本を読んで、行き渋りが悪化する対応をしていたことに気付き、はやめに知れて良かったと思いました。また、どう対応したらいいのか、具体的な対応と声かけが書かれていたので、ありがたいです。今日から取り組んでみます。
 
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執筆者:北川明希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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