また今日も兄弟喧嘩…しかも手が出る!叱っても直らない兄弟喧嘩にイライラしていませんか?毎日怒鳴ってばかりの私が兄弟喧嘩に振り回されなくなった対応をお伝えします。
【目次】
1.毎日怒ってばかりでうんざり!手が出る兄弟喧嘩に疲れた!
2.兄弟喧嘩で手が出るのはなぜ?
3.手が出る兄弟喧嘩が激減して仲良くなるママの対応
1.毎日怒ってばかりでうんざり!手が出る兄弟喧嘩に疲れた!
私には注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の長男と5歳年が離れた次男がいます。
次男が幼少のころは、自己主張が強いワガママな長男のいうことを素直に聞いてくれていたので、それほど兄弟喧嘩は目立ちませんでした。
しかし次男が小学生になると「お兄ちゃんばかりずるい!」と負けず嫌いになり、長男のワガママを受け入れることができず言い合いから兄弟喧嘩は手が出るレベルに発展していました。
最初は仲良く遊んでいても、突然長男が「このキャラクターは俺のもの。お前のは(次男)ダサい!」とからかい半分に茶化すのです。
頭にきた次男は負けずに応戦し、最終的には体格差があるので、次男から「ママ助けて!」とSOSがかかり、私は毎日長男に「やめなさい」と怒ってばかり!
そして、毎日私がイライラしていたのです。
ママがイライラしてしまうのは、
●毎日繰り返されて終わりが見えないストレス
●手が出るとケガをするかもしれないという危機感
●ちゃんと育てなくてはならないというママの責任感
が影響しています。
叱っても我が家の長男は反省するどころか「うるせー」と反抗的な態度をとるようになり、次男だけでなく私にも手を出してくるようになってしまいました。
振り返ると兄弟喧嘩で叱られるのはいつも長男ばかりでした。長男自身も体格差があるのは知っていて、加減しながら対応していたのです。
しかし、私は次男の肩ばかり持っていたので、兄弟喧嘩がなくなるどころかヒートアップして手が出る一方なんですね。
さらに最悪なのは車内や旅先での兄弟喧嘩です。楽しいはずの旅行が、車内で後部座席に座っている子どもたちの兄弟喧嘩が始まり一気に最悪の雰囲気になってしまいます。
観光先でも手が出る喧嘩に発展したこともあります。「いいかげんにしなさい!」「もう連れてこないよ!」と大人は疲れ果てていました。
挙句の果てに長男本人も「俺がいると喧嘩になるから、もう旅行は行かなくていいよ。」と言い出すようになってしまいました。
子連れの旅行はいつまでもできるわけではありません。子どもは親離れてしまうので親子で一緒に旅行できる期間は短いのです。
せっかくの旅行ですから、兄弟喧嘩なくママやパパも楽しい旅行にしたいですよね⁉

では、兄弟喧嘩で手が出る行動をなくすにはどうしたらいいのでしょうか?最後に秘訣をお伝えしますね。
2.兄弟喧嘩で手が出るのはなぜ?
「なんで何度言っても手が出るの?」
「口で言えばいいのに、どうして叩くの…?」
手が出る兄弟喧嘩が起きたとき、ママはついイライラしてしまいますよね。
しかし、実は「手が出る」のにはちゃんと理由があるんです。
◆① 言葉でうまく伝えられないから
子どもはまだ、感情を言葉で表現する力が育ちきっていません。
「嫌だった」「やめてほしかった」などの気持ちを伝えきれず、代わりに手が出てしまうことがあります。
これは大人から見れば乱暴に見えますが、実は表現の手段が未熟なだけなんです。
◆② 注目されたい・愛情を感じたいから
とくに年上の子が下の子に手を出す場合、「ママは下の子ばかり見てる」「僕の気持ちはわかってもらえない」などの不満が背景にあることもあります。
そんなとき、喧嘩をすることでママの注目を引こうとしている場合もあります。
◆③ 感情のコントロールがまだ苦手だから
子どもは「カッとなった気持ちを抑える」脳の機能(前頭前野)がまだ発達の途中です。一瞬で怒りが爆発し、そのまま手が出てしまうこともよくあります。
これはトレーニングや経験で徐々に身についていく力なので、今はまだ発展途上ということですね。
◆④ 学校や外でのストレス
一見、家庭内のことに見える兄弟喧嘩でも、実は学校や友達との間で感じたストレスや不満が原因になっていることもあります。
外では我慢していた気持ちが、安心できる家で爆発してしまうこともあるんです。

手を出す=乱暴、悪い子、と決めつけたくなりますが、その行動の裏には「うまく言えない」「わかってほしい」という心のSOSが隠れています。
だからこそ、怒鳴って叱るだけでは逆効果になってしまいますね
手が出る兄弟喧嘩にどう対応すればいいか、実際に笑顔を取り戻せたママの関わり方をご紹介していきますね。
3.手が出る兄弟喧嘩が激減して仲良くなるママの対応
兄弟喧嘩の怒りやイライラの根っこには、ママの「ちゃんと育てなきゃ」「良いママでいなきゃ」という強い責任感があるんですよね。
だからこそ、まずはママ自身が「自分を責めなくていい」と気づくことが、兄弟喧嘩への対応を変える第一歩になります。
発達科学コミュニケーションを学び始めた私は、兄弟喧嘩には予防が大切であるということを知りました。
兄弟喧嘩の最中に親がいくら「やめなさい!」と叱っても逆効果!
ではどうするかというと…なにもない仲良く遊んでいるときにこそ“褒める”ということが兄弟喧嘩の予防となります。
なぜならADHDの小学生は、発達の特性から怒られてばかりでネガティブ感情を抱えやすいので、肯定してポジティブ感情になるように成功体験を積むことが自己効力感につながるからです。
例えば兄弟仲良くYouTubeを一緒にみていたら、
「仲良く遊んでいて、お母さんうれしいな。」
「二人とも楽しそうだね!兄弟っていいね!」
「二人ともいい子だね。優しいね!」
と褒めて認めるのです。
兄弟喧嘩の対策としてこちらの記事もよかったら参考にしてみてくださいね。
そして褒められることがご褒美になっていき、次第に喧嘩は減り、喧嘩をしても、「俺も悪かったごめん。だけど、(弟)も謝ってよ。」とすぐに仲直りができるようになりました。
また、YouTubeやゲームなどで邪魔をされたくないときは、お互いに別室で過ごすようになりグッと兄弟喧嘩は減りました。
移動中の車内では、助手席に長男を座らせ次男との距離をとり、しりとりやクイズをして過ごすことで喧嘩がなくなりました。
それから旅先で観光する際も、雲行きが怪しくなりそうだと感じたら2チームに分かれて(長男と次男を離れさせて)行動するようにしました。
すると、去年の夏休みは手が出る喧嘩に発展することなく家族で旅行を楽しむことができました!
さらに熱中症で歩けなくなってしまった次男を長男がホテルまでおんぶしてくれるほど優しい一面をみることもできたのです。
そして、「お兄ちゃんなんか大嫌い!」と言っていた次男が、ある日祖母が長男のことを悪くいうと「たった一人のぼくの大切なお兄ちゃんなんだから!」と長男の味方につく姿もありました。
兄弟喧嘩をしても、お互いに大切に思っているんですよね。
最後に手が出る兄弟喧嘩は悩ましいですが兄弟喧嘩そのものは、悪いことばかりではありません。
相手とのコミュニケーションを高め、相手の気持ちを考える経験を積める大切な成長の場でもあります。
兄弟喧嘩から痛かったことや嫌なことを体感することで、これ以上は危険だと予測する能力を養うことができるのです。
だからこそ、ママが冷静に見守りながら、ポジティブな関わりを積み重ねていくことが何より大切です。
ケガに発展しない程度の喧嘩であれば、親は過度に反応せず様子をみることも必要です。
危険だなと判断したときは子どものどちらかを責めるのではなく、「ケガをしちゃうから、やめてね。」と冷静に注意することが必要ですね。
いつも手が出る兄弟喧嘩ばかりで諦めていた我が家でも、仲良く過ごせるようになってきました。
兄弟喧嘩で疲れているママさん!怒ってばかりの毎日から、笑顔でサポートできる日々に変えていきませんか。

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執筆者:神田久美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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