不登校でも大丈夫!家庭訪問・担任との面談が親子に与えるメリットとは?

 

不登校中の家庭訪問や担任からの連絡を避けていませんか?子どもにだけでなく家族にも担任にもメリットがあるんです。家族以外とのコミュニケーションが取れる貴重なチャンス!上手に活用して不登校ライフに新しい風を取り入れましょう。
 

【目次】

1.不登校中の家庭訪問・担任からの電話連絡って必要なの?
2.不登校でも大丈夫!と思えた瞬間、担任との面談への意識が変わった
3.学校での面談は子ども、親、担任それぞれにメリットがある
4.家庭訪問と担任との面談で親子の社会が広がる好循環 

 
 

1.不登校中の家庭訪問・担任からの電話連絡って必要なの?

 
 
不登校の子どもをお持ちのみなさん、担任からの電話連絡や家庭訪問をどのように感じていますか?
 
 
・不登校が受け入れられず連絡を取りたくない、連絡を取るのが億劫
・不登校中のだらしない子どもの様子を知られたくない
・子どもを不登校にしたダメな親だと思われてるんじゃないかな
・先生は忙しいって聞くから迷惑じゃないかな
 
 
親としてはそんな気持ちが先立ってしまって、子どもが不登校になると学校や担任との接触をなるべく避けたくなってしまいますよね。
 
 
子どもからしてみても、学校生活が嫌で不登校になっているのですから、担任からの電話連絡や家庭訪問を負担に感じるケースも多いと思います。
 
 
 
 
そもそも、担任からの電話連絡や家庭訪問はなぜ必要なのでしょうか?
 
 
それは、不登校の子どもの安否確認と家族への支援のためです。
 
 
令和元年に文部科学省から積極的に家庭訪問を行い、不登校の子どもや家族を支援していくように通知が出されました。
 
 
 
文部科学省から通知が出た以上、担任には家庭訪問をする義務があります。
 
 
けれどもその目的は、不登校になった子どもを学校に連れ戻すことが目的ではなく、社会的に自立することを目的としています。
 
 

2.不登校でも大丈夫!と思えた瞬間、担任との面談への意識が変わった

 
 
我が家には自閉傾向の特性をもつ小学2年生、不登校の息子がいます。
 
 
入学して間もなくゴールデンウィークを過ぎたころから行き渋りがはじまりました。
 
 
給食・宿題がスタートし、偏食持ち、読み書き苦手な息子には苦痛に感じる時間が多くなり、7月に入ってから不登校となりました。
 
 
不登校になった当初はその状況を受け入れることができず、担任からの電話連絡や家庭訪問を避けたい気持ちを抑え、渋々対応をしていました。
 
 
子どもが家族以外との接触を嫌っていたこともあり、担任からの電話連絡は子どもに隠れて状況説明などの報告をしていました。
 
 
家庭訪問では担任を避ける子どもと、忙しい合間を縫って来てくださる担任との間でおろおろするばかりでした。
 
 
子どもの不登校が受け入れられなかったころは、学校に戻ることが全てだと思っていました。
 
 
学校に通えるようになれば全てが解決すると思っていたからです。
 
 
発達科学コミュニケーションに出会い、学び、SNSを通じて同じ状況にある保護者との交流を通して、私がそう思っているうちは、何も解決しないことが分かりました。
 
 
 
 
不登校でも大丈夫!何よりも大切なのは、子どもが楽しく過ごせること、社会に出て孤立せず生きていく力を身に着けることだと気づきました。
 
 
それと同時に、子どもが不登校になったことで私も社会とのつながりが減りコミュニケーションの幅が狭くなったことにも気づきました。
 
 
家族だけの狭いコミュニケーション、家族だけの価値観でインプットされる限られた情報だけでなく、もっと多くのモノに触れられる機会を作るという考えにシフトできました。
 
 
そう思えたことで、身近にコミュニケーションが取れる家庭訪問・担任との面談を前向きに捉え、活用しようと考えました。
 
 
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3.学校での面談は子ども、親、担任それぞれにメリットがある

 
 
そこで私は、新学期の担任が変わるタイミングで、子どもに留守番を頼み、学校からの連絡や宿題のプリントを取りに行く名目で、週に一度決まった曜日、時間に学校へ行き、担任との面談をすることに決めました。
 
 
担任との面談を繰り返すうちに以下のメリットがあることに気づきました。
 
 

◆ルーティンが不登校親子の生活のメリハリになる

 
 
不登校になると子どもは時間に縛られない生活が始まります。
 
 
子どもが低学年で留守番が一人でできないなどの問題から、仕事を手放すなど子どもに引きずられてママも時間に縛られない生活が始まります。
 
 
生活のリズムが家族で乱れ、悪循環になってしまいます。
 
 
決まった日、時間にやることを決め、ルーティンを作り、カレンダーや時計を気にしながら生活することでママにも子どもにも良い影響があります。
 
 
事前に担任と打ち合わせをし、担任の余裕のある曜日と時間を設定しました。
 
 

◆ママの息抜きの時間

 
 
学校での担任との面談はママの貴重な息抜きの時間です。
 
 
不登校になって家族以外の接触がなくなるのは子どもだけではありません。
 
 
先でお伝えしたように、子どもの年齢が低いとそれと同様にママも家族以外との接触を避けて引きこもりがちになってしまいます。
 
 
ママは家族以外と会話をする時間がどれだけありますか?
 
 
家族以外との会話をする時間として楽しみます
 
 
 
 

◆子どものことを知ってもらう機会

 
 
学校での担任との面談をする前は、担任からの電話連絡で子どものことを伝えていました。
 
 
不登校中の子どもの生活態度に関する回答は、子どもには聞かれたくない内容もあり、つい子どもに隠れて報告をしていました。
 
 
子どもにとっては良い気分ではありません。
 
 
学校で担任と面談をすると、子どもへの遠慮はいらないし、子ども自身が気にせずにすみます。
 
 
一週間のできこどや、子どもが興味を持っていること、特性についてお話しました。
 
 
特に子どもが興味を持っていること、ハマっているキャラクターやゲーム、見ているYouTubeの内容など詳しくお伝えしました。
 
 

◆担任のことを知る機会

 
 
子どものことを先生に知ってもらうことは大切ですが、担任のことを知ることは親子にとって大きなメリットがあります。
 
 
担任のことを知ることで安心感が生まれ、子どもと担任とのコミュニケーションがスムーズになるからです。
 
 
面談での会話を通じて、お話してもらった担任が好きなこと、ハマっている物、お出かけした話などを、帰宅後子どもに話して聞かせました。
 
 
私の感想を一緒に伝えたり、どう思う?などと子どもの感想を聞いたり、家族だけの生活ではワンパターンになってしまう会話に新しい刺激も加わります。
 
 
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4.家庭訪問と担任との面談で親子の社会が広がる好循環 

 
 
子どもへの影響も意識しつつ、まずは自分から動くことを目的に学校での担任との面談を続けました。
 
 
忙しい仕事の合間を縫って毎週、1時間程度の面談に応じていただき、月に一回、家庭訪問もしてくださいました。
 
 
その中で、私の担任との面談が、担任の行動に結びつき、子どもにも変化が起きるという好循環を生みました。
 
 

◆担任との面談で私がしたこと

 
 
子どもの近況報告や、特性、興味があること、得意なことの報告はもちろんですが、他に私が担任に直接会って伝えたかったことがあります。
 
 
それは
 
 
・担任への感謝の気持ち
・担任がしてくれたことに対しての子どもの変化・反応
 
 
です。
 
 
「こんなこと言っていました」「自分から進んでできました」「こんな前向きな姿が見れて嬉しいです」と直接会って伝えることで、伝わったという安心感がありました。
 
 
担任もしっかりと面談の時間を確保してくれ、次の作戦のヒントにしてくださいました。
 
 

◆担任の行動の変化

 
 
私が伝える子どもの好きなこと、興味があること、得意なことをヒントに担任が次のような取り組みをしてくれました。
 
 
・毎週1回、学習用タブレットに子どもの好きなことを題材にしたミッション付のメッセージをくれる
 
・家庭訪問の際に、子どもが好きなキャラクターグッズを持参して会話のきっかけ作り
 
・家庭訪問の際に、「一緒に外に出る」「鉛筆を持つ姿をみる」など目標を立ててきてくれる
 
・家庭訪問の際に、タブレットを使った計算ゲームや絵の具のミニ授業をする
 
・子どもの特性を理解して、子どものペースで会話や活動への声掛けをしてくれる
 
 
学校での担任との面談の際に、担任から子どもへのアプローチについて相談を受けることもありました。
 
 
子どもの様子を担任に伝えながら、その内容が子どもに合ったハードルの高さになっているかを確認し合うことができました。
 
 

◆子どもの変化

 
 
始めのうちは、担任が来てもTVゲームやYouTubeを見て反応をしなかった子どもでしたが、回を重ねるごとにコミュニケーションの量が増えていきました。
 
 
私と担任との面談を介しての間接的な担任とのコミュニケーションと家庭訪問での直積的なコミュニケーションを繰り返すことで子どもには次のような変化がありました。
 
 
・外出は嫌がるが自宅に他人を招き入れることに抵抗がなくなった
 
・担任からのメッセージが毎週楽しみになった
 
タブレットやパソコンを使った文字入力に積極的になった
 
・ミッションをすることで音読に抵抗がなくなってきた
 
・担任を自分から遊びに誘うようになった
 
・好きなアニメの主題歌を担任の前で歌った
 
 
普段、避けていたことが担任の先生と一緒にできて、褒めてもらえた!!
 
 
その褒めてもらった相手が学校の担任ということは、子どもにとってとても大きな成功体験となり自信となっていると感じています。
 
 
 
 
ママがコミュニケーションを避けると子どもも周りとのコミュニケーションのきっかけを逃してしまいます。
 
 
人とのコミュニケーションスキルは社会に出るうえで必須です。
 
 
必ず子どもを助けてくれる大切なスキルとなります。
 
 
不登校でも大丈夫!何事も子どもが成長するチャンスと捉えて、ママも楽しみながら学校・担任との連携を始めることをおススメします。
 
 
 
 
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執筆者:福原かおり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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