「夏休み、正直しんどい」と感じていませんか?給食なし、宿題の声かけ、兄弟ゲンカの仲裁で共稼ぎママは大忙し!育児ノイローゼ寸前の状態ですが、ちょっとした工夫で笑顔で乗り切ることはできますよ。
【目次】
1.夏休み育児ノイローゼ寸前!共働きママの理想と現実
2.発達障害やADHDの子どもがダラダラしやすい理由
3.夏休みに親子で楽しく過ごすための3つの習慣
①「完璧な一日」を目指さない
②「親だけでがんばらない仕組み」を作る
③「特別なこと」より「小さな楽しみ」
1.夏休み育児ノイローゼ寸前!共働きママの理想と現実
夏休みは、普段よりも子ども達と一緒に過ごす時間が長いぶん 「たくさん遊んであげたい」 「自由研究も手伝って、思い出も作ってあげたい」と思いませんか?
しかし、実際夏休みは共働きのママは学童のお弁当づくりや送迎、仕事後の家事で大忙し!
それなのに子どもが「学童はつまらない」と不機嫌になったり、家でダラダラしたり、ゲームやYoutubeばかりだとイライラしてしまいますよね。
だけど、ちょっとした工夫で憂鬱な夏休みを共稼ぎ夫婦でも親子で楽しめる時間にできるんです。
実は 夏休みに共働きママがつらくなるのは、「子どもとちゃんと向き合いたい」という気持ちと、忙しさでそれができない現実との間にギャップがあるからです。
多くの共働きママたちが夏休みに心の限界を感じ、「もう無理…」と育児ノイローゼ寸前になることも珍しくないのです。
なぜなら、ママが“休み”なのに全然休めないこと。
私も共働きだったので、夏休みは、朝はお弁当、昼は仕事、夜は宿題と兄弟喧嘩の仲裁などで自分の時間なんて、どこにもありませんでした。
そんな中、学童へ朝送迎するときに「ママ、学童つまんない」と息子のひと言に胸が痛みました。
「ごめんね。ほんとはもっと、遊んで楽しい夏休みにしたいよね」って思っていました。
しかし、その反面いざ家にいれば、注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の息子はダラダラ。声をかけてもゲームやYoutubeばかりで動かない。
「いつまでそうしてるの?」「早くしてってば!」と矢継ぎ早の指示出しで親子喧嘩に発展してしまい、また自己嫌悪!
「仕事も育児も、こんなにがんばってるのにうまくいかない」と悶々としていました。
このように、仕事でも育児においても「いいお母さんでいたい」気持ちと、「できない現実」の板挟みが、夏休みに育児ノイローゼにつながりやすいのです。

今年の夏休みは、ちょっとした工夫で笑顔で過ごしてみませんか?
最後に、親子で笑顔で過ごす夏休みの過ごし方の秘訣をお伝えしますね。
2.発達障害やADHDの子どもがダラダラしやすい理由
夏休み、子どもが朝から晩までダラダラと過ごしいると、「何もしないの?」「宿題やったの?」とつい口うるさく注意をしがちになってしまいませんか?
実は、子どもがダラダラしてしまうのには、ちゃんと理由があります。その理由を知り、ママが頑張りすぎない工夫をして笑顔でいれば楽しい夏休みを過ごすことができますよ。
夏休みはどんな子どもにとっても生活リズムが乱れやすく、ダラダラしがちですが、発達障害やADHD の子どもたちは脳の特性からさらにその傾向が強くなりやすいのです 。
具体的には、
◆①予定を立てたり時間を管理するのが苦手だから
ADHDの子どもは「実行機能」という脳の働きが弱くて、予定を立てることや時間を上手に使うこと、気持ちを切り替えることが難しいです。
夏休みは学校の決まったスケジュールがなくなるので、自分で生活のリズムを作るのが大変で、ダラダラしやすくなります。
◆②やる気を出す物質が足りないから
脳の中の「ドーパミン」というやる気や集中に関わるものが不足しがちで、楽しくないことは後回しにしやすいです。
だから宿題や手伝いより、ゲームや動画など刺激が強いものを選びがちになります。
◆③変化や刺激に弱いから
新しい環境や変わったことに敏感な子も多いです。夏休みの長い自由な時間は、不安や戸惑いを感じやすく、それがストレスになってイライラやダラダラにつながることもあります。

夏休みは子どもと過ごす時間が長いので、ママにとって夏休みは育児ノイローゼになりやすいのも納得できますね。
3.夏休みに親子で楽しく過ごすための3つの習慣
「もう限界!育児ノイローゼ寸前…」と思ってしまう夏休みですが、せっかくの長いお休み、子どもとの時間を少しでも笑顔で過ごしたいですよね。
そこで、ママのストレスを減らしつつ、親子で楽しく過ごせる3つの工夫をご紹介します。
◆①「完璧な一日」を目指さない
「朝から勉強させて、家事も完了、公園にも連れて行って…」 そんな理想のスケジュールを立てても、その通りにいくことはほとんどありません。
思い通りにいかないと、イライラしたり、子どもに強くあたってしまったり…。
だからこそ、「今日はこれだけできたらOK!」という “ゆるい目標”を1つだけ決めてみてください。
それができたら、カレンダーに〇をつけて、自分をほめてあげましょう。
ママがゆったり構えると、子どもも不思議と穏やかになりますよ。
◆②「親だけでがんばらない仕組み」を作る
夏休み育児ノイローゼにならずに乗り切るカギは、「ひとりで抱え込まないこと」です。
・朝食づくりは子どもに任せる
・洗濯物は夫に頼む
・おばあちゃんに1日だけ預ける日を作る
そんなふうに、“家族みんなで夏休み”という形にしてみましょう。
ママの負担が減るだけでなく、子どもに責任感や自立心が芽生えるチャンスにもなりますよ。
◆③「特別なこと」より「小さな楽しみ」
旅行やテーマパークに行かなくても、“夏の思い出”は作れます。
・おうちでかき氷づくり
・夜、ベランダで星を見る
・一緒にカレーを作る
・昼間に親子でお昼寝してしまう日もOK
こうした「ささやかな楽しみ」をたくさん積み重ねることが、親子の距離をぐっと近づけてくれます。
「今日はなにする?」と子どもに聞いてみるだけでも、ワクワクする気持ちを育てられますよ。

最後に笑顔は、がんばりすぎないところから生まれます。夏休みは“がんばる”より、“ラクになる工夫”で乗りきるのがコツです。
「完璧じゃなくていい、毎日がうまくいかなくても大丈夫。」
共稼ぎママが自分にやさしくできた日が、きっと子どもにとっても幸せな日になります。
焦らず、ゆっくり、自分のペースで。ママの笑顔が、子どもの元気のいちばんの源ですよ。
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執筆者:神田久美子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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