高校生の反抗期がつらい…暴言や無視にはどう向き合えばいい?感情が爆発する子への共感対応法

 

高校生の反抗期で暴言や無視が続くと、「どう関わればいいの?」と悩みますよね。実は感情が爆発する子どもには、叱るより“共感対応”が効果的。この記事では、実体験から、反抗期の心の裏側と落ち着きを取り戻す関わり方を紹介します。
 

【目次】

1.高校生の反抗期の原因とは?脳の発達と感情の不安定さ
2.高校生反抗期で親のアドバイスが逆効果になるのはなぜ?
3.運動会で見た息子の怒り…その裏にある本当の気持ちは?
4.高校生が感情を爆発させたときの正しい親の対応法

 
 

1.高校生の反抗期の原因とは?脳の発達と感情の不安定さ

 
 
思春期の子どもは、心も体も大きく変化しています。脳の発達やホルモンの影響で、感情のコントロールがまだ不安定です。
 
 
自立心が芽生える一方で、まだ甘えたい気持ちも残っているため、親の何気ない言葉や友達の一言に強く反応してしまうことがあります。
 
 
その結果、怒りや暴言、無視などの行動として表れやすくなるのです。ですが、怒りの裏には、実は“傷ついた気持ち”や“悲しみ”が隠れていることが多くあります。
 
 
ここで大切になるのが、共感対応です。
 
 
共感対応とは?
子どもの感情を否定せず、「そう感じたんだね」とまず受け止める関わり方です。脳科学的にも、共感を受けることでストレスホルモンが下がり、前頭前野(冷静さを司る部分)が働きやすくなると言われています。
 
 
例えば、子どもが友達とのトラブルで怒っているとき、叱ったり正論を言うのではなく、まず「それだけイヤだったんだね」と感情を受け止めることで、子どもは落ち着きやすくなります。
 
 
私も過干渉な対応で、息子の暴言暴力が悪化してしまい、発達科学コミュニケーションに出会い、親子関係は徐々に修復されてきました。
 
 
そしてやっと気づいたんです。
 
 
 
 
「反抗期の高校生の怒りの中にも、ちゃんと優しさがある」ということに。
 
 
怒っているときでも、心の中には「大切な人を傷つけたくない」「本当は認めてもらいたい」という思いが隠れていることがあります。
 
 
長男も、友だちにカッとなったことはあるけれど、今まで友だちには手を出したことはなかったので、まさにその優しさの現れだと気づきました。
 
 
具体的な内容は後ほどお伝えしますね。
 
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2.高校生反抗期で親のアドバイスが逆効果になるのはなぜ?

 
 
高校生の思春期は、自立心が芽生える一方で、まだ甘えたい気持ちも残っています。
 
 
そのため、親から「こうしなさい」「冷静に話しなさい」とアドバイスされると、子どもは自分の考えや気持ちを否定されたように感じ、反発してしまいやすいのです。
 
 
さらに、感情が爆発しているときは、脳は理屈より感情を優先します。
 
 
その状態で正論を言うと、「理解してもらえない」孤独や怒りが強まり、親子の関係が悪化することもあります。
 
 
 
 
また、親の叱責や指示は、子どもには「攻撃」として受け取られる場合があります。特に思春期はプライドが強く、他者からの指示や批判を嫌う傾向があります。
 
 
だからこそ、まず大切なのは感情を受け止めることです。
 
 
「そう感じたんだね」「悔しかったんだね」共感するだけで、子どもは少しずつ落ち着きやすくなります。
 
 
そして、怒りが収まったあとに、短く具体的なアドバイスを伝えるのが効果的です。
 
 
例えば、「次はこうしてみたらどうかな?」と冷静に提案するだけで、子どもは素直に聞き入れやすくなります。
 

 
 
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3.運動会で見た息子の怒り…その裏にある本当の気持ちは?

 
 
先日の我が家の次男の運動会での出来事です。発コミュ効果で親子関係は円満となり、高校生の長男も久しぶりに見に来てくれて、家族で穏やかな時間を過ごしていました。
 
 
ところが、長男の小学生時代の友だちと再会し、「背が伸びたね、ほくろがあるじゃん」と放った一言が、息子の怒りのスイッチを押してしまいました。
 
 
長男は以前、他のほくろを気にして切除していたんです。
 
 
私は彼の表情を見てすぐに「やばい」と思いました。
 
 
「頭にきた、あいつを探してぶっとばす」
 
 
そう言って歩き出す長男に、
 
 
私はとっさに「そのくらい頭にきたんだね。でも悪気はなかったと思うよ」と伝えました。
 
 
けれど、息子は止まらず友だちを探しに行ってしまいました。
 
 
次男のダンスが終わり、周りを見渡すと長男が友だちを連れて人影の方に移動している姿を発見!
 
 
私は“手を出さないで”と祈る気持ちで息子の姿を追いかけました。
 
 
少し離れた場所から見守っていると、(長男にばれてしまった)長男が手で追い払うサインをしました。
 
 
息子は友人に「なんでそんなこと言ったの?」と問い、友達は「気を悪くしたなら、ごめん」と謝ってくれ、その場は収まりました。
 
 
その後、私に近づき、「シネ!コロスゾ!」暴言を吐いて帰っていきました
 
 
長男が友達に手を出さなかったことは、私は救われました。
 
 
もし、私が昔のように感情的に叱っていたら、怒りの炎に油を注いでしまっていたと思います。
 
 
 
 
けれど、数々の失敗から長男に暴言は吐かれてしまったけれど、今回は“共感”で見守る対応ができたと思いました。
 
 
それが、彼の中の冷静さを取り戻すきっかけ=手を出さないになったのかもしれないなと感じました。
 
 
そしてその反面、まだ私の中でも過干渉が手放せていないことにも気づきました。
 
 
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4.高校生が感情を爆発させたときの正しい親の対応法

 
 
感情を爆発させる子どもに、親ができる一番のサポートは「怒りを止めること」ではなく、「気持ちを理解しようとすること」です。
 
 
「どうしてそんなこと言ったの?」と問い詰める前に、
 
 
「そう言われてイヤだったんだね」と、まず感情を受け止める。
 
 
怒りを安全に表現できる場所があれば、子どもは自分で“落ち着く力”を育てていきます。
 
 
そして、怒りの裏には必ず優しさがある。
 
 
長男も、友だちの反応をみて、からかったわけではなく、本当に悪気はなかったと感じたから、「手を出すのはやめた」と言っていました。
 
 
だけど、その場に私が居合わせたことに腹を立ててしまったようです。帰宅後もしばらく怒りが残っていた模様…。
 
 
そして、私も過干渉だったと反省し、落ち着いた長男と今日ことについて話をしました。
 
 
「今日は、どうしたらよかったかな?あの言葉に傷ついたのはわかったよ。」と私。
 
 
「だけど、本当に友達を連れ出すって思わなかったから、ママもこれはやばいって思ったんだよ!」
 
 
長男は、「俺にばれないように、見ていたらよかったんじゃないかな。もし、手を出そうとした時点で止めに入るとか。」
 
 
「そうだよね。自分で話をして解決したんだもんね、ママも反省するわ」
 
 
と、長男と仲直りしました。そして、次男の運動会を応援してくれたこと。
 
 
今日といういろいろあった一日を「褒め」と「喜び」で終わりにすることができました。
 
 
以前は喧嘩ばかりだった長男と次男ですが、長男はアルバイトで稼いだお金で次男に運動会のご褒美と誕生日プレゼントを買ってくれていました。
 
 
長男は感情的になりやすいけれど、私はこれからも、「怒りの中にも、あなたの優しさがある」と優しいきもちがあることを伝え続けたいと思います。
 
 
 
 
感情を爆発させる思春期の子どもに必要なのは、コントロールよりも、理解。
 
 
「怒り」を怖れず、「優しさ」を信じて見守ることで、親子の絆は少しずつ強くなっていきます。
 
 

高校生反抗期によくある質問(FAQ)

 

Q1. 高校生の反抗期っていつまで続くの?

 A. 個人差がありますが、思春期の脳の発達が落ち着く18〜20歳ごろには自然と穏やかになります。
 
反抗は「自立への通過点」。親が焦らず見守ることで、早く安定していくケースが多いです。

 
 

Q2. 反抗期の息子が暴言を吐くとき、どう対応すればいい?

 
A. 「言葉づかい!」と注意したくなりますが、まずは感情を受け止めるのが先です。
 
「それだけイヤだったんだね」と気持ちを代弁することで、息子の心が落ち着きやすくなります。
 
注意は、冷静になったあとで短く伝えるのがポイントです。
 

Q3. 親が何を言っても聞かないとき、放っておいていいの?

 
A. 放任ではなく「見守り」が大切です。あえて距離をとることで、子どもが「自分で考える力」を身につけていきます。
 
ただし、明らかにトラブルや暴力の危険があるときは、大人の介入が必要です。
 
 
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執筆者:神田 久美子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
 
 

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