繊細な子は、ちょっとした失敗でも「自分はダメだ」と感じて自信を失ってしまうことありますよね。そんなとき、なぐさめるよりも失敗体験を成功体験に変えるのが効果的です。失敗から繊細な子の心を守り、自信を失わせない関わり方を紹介します。
【目次】
1.小さな失敗でなくなっていく傷つきやすい繊細な子の自信
2.傷つきやすい繊細な子が少しの失敗で落ち込む理由
3.繊細な子の自信を失わせない声かけのコツ
1.小さな失敗でなくなっていく傷つきやすい繊細な子の自信
「間違えた」
「うまくできなかった」
そんな小さなつまずきに、ひといちばい心を痛めてしまうのが繊細な子です。
親から見ると十分できているのに、少しの失敗で「もうダメだ」「自分なんて」と自信をなくしてしまうことはありませんか?
励ましても機嫌が直らず、どう対応すればいいのか困ってしまいますよね。
わが家の息子も、自転車の練習中に途中まで乗れていたのに転んでしまい、「もう自転車には乗れない!」とやる気をなくしてしまったことがありました。

私は「練習すればできるようになるよ」と声をかけましたが、息子にとっては「転んだ」ことそのものがショックで、励ましの言葉は届いていませんでした。
繊細な子は、失敗を「自分が悪い」と感じやすく、ネガティブな感情が残ることで失敗を恐れるようになり、行動力ややる気の低下につながることがあるのです。
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2.傷つきやすい繊細な子が少しの失敗で落ち込む理由
人間の脳には、「できていないこと」や「失敗したこと」に目が向きやすい習性があります。
たとえばテストで90点を取っても、「100点じゃなきゃダメ」だと落ち込んでしまうようなものです。
繊細な子は、この性質が特に強く出ます。
失敗したとき、心が先に「イヤだな」「つらいな」と敏感に反応してしまうのです。
そのため、頭では「たいしたことない」と分かっていても、気持ちが追いつかず、深く傷ついたり、やる気を失ったりしてしまいます。

さらに、繊細な子は真面目で完璧主義な傾向が強く、「間違えちゃいけない」「ちゃんとしなきゃ」と自分を追い込みやすいです。
だから、少しの失敗も受け入れられず、1%できていないだけでも「全部ダメだった」と感じてしまうことがあるのです。
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3.繊細な子の自信を失わせない声かけのコツ
実は、失敗を失敗のままにするか、成功に変えるのかは、ママの関わり次第で変えられます。
小さな「できた」の成功体験を積むことで、子どもは「失敗しても大丈夫」と感じられるようになっていきます。
でも、人間の脳は「できていないこと」に注目しやすい習性があるため、子ども自身が「できたところ」に気づくのは難しいのです。
だからこそ、子どもが失敗だと感じている経験の中から、1%でもできたことを見つけて、声に出して伝えることが大切です。
「ペダルが1回こげたね!」
「今のバランス良かったよ!」
完璧じゃなくても、途中までしかできていなくても、「できているところ」を伝えることがポイントです。
例えば、子どもがお手伝いで洗濯物をたたんだとします。
途中で辞めてしまったとき、どんな声をかけますか?
「最後までやりなさい」と言うのか、たった1枚でも「このシャツたためたね!」と伝えるのか。
後者の方が、子どもに「できているところ」を感じさせる声かけです。
「できているところ」を伝えるか、「できていないところ」を伝えるかで、子どもの受け取り方はまったく変わってきます。
「できているところ」を伝えると、自分ができていることに気づき、自信を持てるようになります。
さらに、「もっとできるようになりたい」という気持ちが自然と芽生えて、やる気がグングン高まっていくのです。

傷つきやすい繊細な子は、失敗をひといちばい強く感じる優しい心の持ち主です。
その心を折らないためには、「できていないこと」より「できていること」に目を向けるママのまなざしが欠かせません。
たった1%の「できた」を見つけて言葉にして伝えることが、傷つきやすい繊細な子の自信を失わせない一番の秘策です。
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執筆者:くぼ あかり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)



