協調性がない=発達障害ではなく才能です!園でマイペースな子の才能を伸ばす声かけ

 

協調性がない=発達障害?と悩む必要はありません。協調性がないとは、自分の考えを持っているということ。それは他の子にはない才能です。園でマイペースな子が集団でも安心して力を発揮できるよう、個性を伸ばす声かけと先生との連携のコツを紹介します。
 

【目次】

 
 

1.協調性がないのは本当に発達障害?集団行動が苦手でマイペースな子の才能とは?

 
 
「うちの子、協調性がないかも…」と悩んでいませんか?
 
 
集団行動が苦手で、みんなと同じペースで動けない。
 
 
園でも「マイペースですね」と言われて、「発達障害かもしれない」と不安になるママは少なくありません。
 
 
しかし、「協調性がない=発達障害」ではありません。
 
 
自分の意思や考えを持っているということであり、それは他の子にはない才能です。
 
 
協調性のなさが気になる背景には、脳の感じ方や、切り替え方の違いがあります。
 
 
お子さんに、こんな様子はありませんか?
 
 
・空気や表情の読み取りがむずかしい
・マイルールが強く、柔軟に切り替えにくい
・音や光、人混みに敏感で疲れやすい
・活動の切り替えが苦手でテンポが合いにくい
・ストレートな言い方で誤解されやすい
 
 
 
 
これらは、脳の中の「感覚」「注意」「感情の理解」などをつかさどる部分の発達が未熟なために起こります。
 
 
たとえば、音や光などの感覚の受け取りが強すぎると、集団の刺激に疲れやすくなります。
 
 
また、人の気持ちを想像するなど感情をつかさどる脳の発達が未熟だと、相手の意図をくみ取るのが難しくなります。
 
 
つまり、「協調性がない子」ではなく、脳の発達途中にいる子なのです。
 
 
そして実は、こうしたタイプの子ほど、自分の意見を持っている」「こだわりを貫く力」を秘めています。
 
 
これは将来、探究心や創造力、リーダーシップにつながる大切な力です。
 
 
そもそも協調性とは、「みんなと同じに動ける力」ではなく、自分の考えを持ちながら、相手を理解して共通の目標に向かう力のこと。
 
 
つまり、協調性がないように見える子は『個』があるということです。
 
 
その『個』を守りながら、人とつながる力を育てていくことで、本当の意味での協調性――
 
 
「自分も相手も大事にできる力」が育っていきます。
 
 
だからこそ、無理に周りに合わせさせるよりも、まずは家庭の中で安心できる関係をつくることが大切です。
 
 
脳は「安心しているとき」にこそ、新しいことを学び、他者と関わる力を伸ばすことができるからです。
 
 
私自身も、わが子に協調性がないことを悩んできた一人でした。次では、その考えがどのように変わったのかをお話しします。
 
 
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2.「うちの子マイペースすぎる」と悩んだ私が「協調性がない=才能」と気づいた経験

 
 
私はずっと、「周りに合わせられること」が大事だと思っていました。
 
 
みんなと同じように行動し、空気を読んだり、お友達と仲良く遊べる。それが『協調性』だと思っていたんです。
 
 
しかし、幼稚園での娘は違いました。
 
 
みんなが先生とゲームをしている中で、一人だけ別のことをしていたり、集団のペースに合わせるのが苦手。
 
 
興味のないことはやらない子でした。
 
 
そんな姿に私は焦り、注意して、指示して、「協調性」を身につけさせようとしていました。
 
 
だけどある日、娘に「〇〇ちゃん、みんなと同じようにできない」と言われたとき、ハッとしました。
 
 
――周りに合わせられないことって、そんなに悪いことなの?
 
 
本人はできなくて悔しいのに、私は責めてばかりだったのです。
 
 
その頃に出会った脳を育てるコミュニケーションで、まずは「良いところを見る」ことを意識しました。
 
 
すると、娘の中には、
 
 
自分のペースや世界を大切にする力、
好きなことには深く集中できる力、
興味のあることはとことん追求する力、
感じたことを素直に表現できる感性――
 
 
マイペースの中に、たくさんの才能が隠れていることに気づいたのです。
 
 
 
 
それからは「人と違ってもいい」と思えるようになりました。
 
 
そして娘のマイペースさは、協調性がないのではなく、自分の考えを持って行動できる力=才能だったのです。
 
 
子どもは、自分をわかってくれる人がそばにいるだけで安心できます。
 
 
その安心感があるからこそ、その個性を大切にしながら、人と関わる力が育っていくのです。
 
 
次の章では、「協調性がないように見える子」の個性を伸ばし、才能を開花させる関わり方をお伝えします。
 
 

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3.「協調性がないように見える子」の個性を伸ばして才能を開花させる声かけ

 
 
本物の協調性は、集団の中で教え込むものではありません。
 
 
ママとの1対1の関わりの中で、安心して人と関わる力が育ちます。
 
 
今日からできる、個性を大切にしながら人と関わる力を育てる2つの声かけを紹介しますね。
 
 

◆①ストレスをかけない声かけで、自信を育てる

 
 
マイペースでこだわりの強いタイプの子どもは、失敗体験を強く記憶しやすく、叱られると行動が止まりやすい傾向があります。
 
 
だからこそ、「できていないこと」ではなく、当たり前にできてることや、良いところを見つけて伝えることが大切です。
 
 
「○○してるんだね!」と気づいたことを伝えるだけでもOK。
 
 
「その考え方、おもしろいね」
「さすが〇〇ちゃん、よくそんなこと思いついたね」
 
 
こんな声かけが、子どもに「見てもらえてる」と感じさせ、安心とやる気を育てます。
 
 
もし、子どもがきつい言葉や、強い言葉を使ったときは、すぐに注意するのではなく、「そう思うんだね」と一度受け止めてから、「なんでそう思ったの?」とやさしく聞いてみてください。
 
 
怒らずに聞くことで、言葉の奥にある本当の気持ちが見えてくることがあります。
 
 
受け止められた安心感が、相手を思いやる心を育てていきます。
 
 

◆②得意なことを通して人と関わる楽しさを育てる

 
 
苦手な集団で無理に「みんなに合わせる練習」をさせるよりも、得意なことを通して「人と関わる楽しさ」を経験させることが効果的です。
 
 
たとえば、絵を描くのが好きな子なら、大好きなママやパパに「素敵な絵だね」と声をかけてもらうことで、自分の世界を人と分かち合う心地よさを味わえます。
 
 
虫が好きな子なら、「これは何ていうの?」と興味を持って聞くことで、自然に会話のやりとりが生まれます。
 
 
こうした「得意を通じた関わり」が、「人と関わるって楽しいんだ」という成功体験になります。
 
 
まずは、ママやパパがその得意を一緒に楽しむこと。
 
 
その時間が、子どもの中に「自分らしく人と関われる協調性」を育てていきます。
 
 
 
 

4.園でも自分らしく過ごせる子に!先生と協力して「安心できる場」をつくろう

 
 
協調性がないように見える子は、実は「自分の世界を大切にする子」。
 
 
けれど園では、その良さがうまく伝わらず、誤解されてしまうこともあります。
 
 
「みんなと同じようにできない」という理由で孤立したり、「わかってもらえない」という思いを重ねて、自信を失ってしまうことだけは避けたいですよね。
 
 
だからこそ、先生と連携して、ママがいない園でも「安心して過ごせる環境」を整えることが大切です。
 
 
おうちで自信を育て、子どもの得意なことを楽しんだら、その対応を先生にも共有してみましょう。
 
 
先生にお願いするときは、「苦手だけでなく、得意もセットで伝える」のがポイントです。
 
 
たとえば、こんな伝え方が効果的です。
 
 
「大勢の中では緊張しやすいですが、安心できる先生とは関われます。」
「興味があることには集中して取り組めます。褒めてもらえると自信につながります。」
 
 
このように、子どもの特性を前向きに伝えることで、先生にも「どう関わればいいか」が具体的に伝わります。
 
 
また、おうちで実践している関わりを先生に共有するのも効果的です。
 
 
「最近家ではぬりえにハマってます」
「家では笑顔で声をかけると指示が通りやすくなります!」
「今は自信を育てたいので、できてることをこまめに褒めるようにしています」
 
 
と伝えるだけでも、先生も同じ対応を園で取り入れやすくなります。
 
 
そして何より大切なのは、日ごろから先生への感謝を伝えること。
 
 
「先生に褒められて嬉しそうでした」
「〇〇の活動が楽しかったみたいです」
「昨日、先生に〇〇してもらったと喜んでいました」
「園での取り組み、家でもやってみます!」
 
 
など、先生を肯定する言葉をかけるようにしましょう。
 
 
「先生のおかげで安心して登園できています」
「〇〇に声をかけてくださってありがとうございます」
 
 
と一言添えるだけで、信頼関係がぐっと深まります。
 
 
先生との安心できる関係があれば、園でも「自分らしく人と関わる力=協調性」が育っていきますよ。
 
 
 
 
私が視点を変えてから、娘の表情が明るくなりました。
 
 
小学校3年生になった今では運動会などの行事でも、チームの仲間と協力する姿が見られるようになり、お友達との関わりも増えました。
 
 
「〇〇ちゃん、面白いね」と声をかけてもらうことも増え、集団での活動からは「楽しかった!」と笑顔で帰ってくるようになりました。
 
 
家でも、お友達の良いところや楽しかった出来事を、楽しそうに話してくれるようになったのです。
 
 
もしあのとき、私が心配して注意ばかりしていたら――
 
 
きっと今でも集団の中で、自分の個性を発揮できず、人との関わりにも自信を持てずにいたと思います。
 
 
安心できる関係の中で、自分の考えや気持ちを言葉にできるようになると、子どもは少しずつ、自分らしく人と関わる力=本物の協調性を育てていきます。
 
 
ママが「あなたはあなたのままで大丈夫」と思えることが、その子の個性を輝かせ、才能を花開かせるいちばんのスタートになりますよ。
 
 
 
 
「得意を伸ばすこと」が脳を育てる近道!マイペースな子が自分らしく輝くための関わり方を動画でご紹介!
 
 

 
 

協調性がない子のよくある質問(FAQ)

 
 

Q1:協調性がない・マイペースな子は発達障害ですか?

 
 

A1:いいえ、協調性がないのではなく、自分の考えをしっかり持つ子です。周りに流されず集中できるのは才能の芽。得意を伸ばすことで本当の協調性が育ちます。
詳しくは協調性がない子は発達障害?実は天才のサインかも!を参照。

 
 

Q2:空気が読めない・場の雰囲気がつかめない子にはどう関わればいい?

 
 

A2:「見る力(観察眼)」を育てるのがコツです。「今は何をする時間?」「みんな何してる?」と聞くことで、周りに意識が向き、少しずつ空気を感じ取れるようになります。実践例は 空気が読めない子のコミュ力を伸ばす『観察眼』の育て方をどうぞ。

 
 

Q3:4歳をすぎても友達と遊べないのは心配?

 
 

A3:焦らなくて大丈夫です。まずは1人で安心して過ごせることが第一歩です。 先生には「初めは見守ってください」と伝え、おうちでは「できた!」を積み重ねて自信を育てましょう。
詳しくは “4歳すぎても友達と遊べない子への安心対応3選 にまとまっています。

 
 
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執筆者:藤井ハナ
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

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