発達障害のある一人っ子さんのお母さんへ、新学期の不安を解消するために今すぐにオススメしたい取り組み【担任の先生編】

 

小学校入学・進級を控え、学校に馴染めるか?発達障害の子のお母さんの、心配している声をよく聞きます。小学校の一年間って大きいですし、担任の先生の影響も大!新学期の担任の先生について、前もって取り組めることがあります。2月中に私が取り組んで良かったことをお伝えしています。
 

【目次】

 

1.小学校生活は担任の先生次第⁉︎

 
 
3学期がどんどん過ぎると当時に、新学年がやってくる!子どもの成長が楽しみな反面、学校生活に不安を感じているお母さんもいらっしゃると思います。私は子どもが小学校時代、3学期中はいつも心配していました。
 
 
大人の一年と違って、進級したクラスでの一年間ってけっこう長い! 担任の先生の影響も大きいです。地域や学校によりますが、うちの場合はほぼ毎年、担任の先生は変わりました。
 
 
子どもが楽しく学校生活を送れるかどうかは、担任の先生に大きく影響されます。勉強のことも、生活全般体育に給食体調管理、季節ごとのイベントこれら全て、担任の先生に対応していただくことになるからです。
 
 
 
 
特に、発達障害やグレーゾーンの子どもの学校生活では、先生方との連携が大事になります。
 
 
一人っ子の子育ては、何もかもが初めて遭遇することばかり。今の小学校の現状も、子育てそのものが分からない連続です。先生方は、学校のことも小学生のこともよく知っています。お母さん、心配しすぎ・気にし過ぎ、と言われることもありました。
 
 
私の場合、学校で頑張っている分、家でぐったりしてしまう我が子をみると、大丈夫!と言われても不安は消せません。毎日、帰りのお迎えで話せていた幼稚園や保育園とはガラっと状況が変わります。  
 
 
集団の中の1生徒として、どこまで相談ができるのか?どのくらいフォローを頼んでいいのか?悩みや不安は尽きませんでした。
 
 
このように心配性な私は、我が子の小学校時代、学校へ担任の先生について、あるお願いをしていました。おかげで6年間、本当に良い先生方に恵まれたと思っています。
 
 
過去の私のように、新学期に不安を抱えているお母さんへ、3学期中に取り組んだこと、工夫と結果をお伝えしていきますね。
 
 

2.発達障害やグレーゾーンのお子さんを、安心して預けられるためにできることは?

 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもは、見た目には分からない特性があり、我が子も周りから見たら困っていることが分かりづらいです。知的に問題がないので、みんなと同じようにできるだろう、という前提で捉えられがち。
 
 
でも、実際には
 
 
・みんなと同じことを同時にはできない
・遅刻・欠席が人一倍多い
・忘れ物が多い
・同じことを何度も注意しないと直らない
同級生とトラブル
 
 
など、さまざまな困りごとが予想されます。
 
 
決して先生を困らせようとしているわけではなくて、本人もみんなと同じように頑張りたいと思っているんです。
 
 
ですから、必要以上に怒られて、自信を失ってしまうようなことは絶対に避けたいですよね。
 
 
もしも、新学年の担任の先生へ対応をお願いしたとしても、我が子の特性をなかなか理解してもらえなかったら?
 
 
誤解されたり叱られたり、失敗経験が重なってしまったら…1年間が台無しになってしまいますよね。
 
 
どんな先生とご縁があるかは分かりません。心配しすぎかもしれないです。でも新学期に不安を感じているならば、新学期を待たずに、学校へ親の心配ごとをお伝えしておくことをお勧めします!
 
 
 
 

3.一人っ子の親として、学校の欲しい情報を集められるポイント!

 
 
一人っ子の子育ては、小学校入学も進級も初めて体験。私は、受け持っていただいた先生以外を知らないため、ごきょうだいの多いママ友から、必死で情報を集めました。
 
 
また、学校に行くたびに、
 
どういう感じの先生だと落ち着いて過ごせるか?
どういうタイプの方が苦手そうなのか?
 
他の先生の様子を探っていました。
 
 
一斉に指示を出すときの声言葉使い何かトラブルがあったときにどう対応しているか?アンテナを張っていました。だんだん、このタイプの先生はNGだな、この先生は絶対に合わなさそうだな、と思えてくるんです。
 
 
気をつけておきたいポイントがあります。我が子を大切に想うあまり、学校や先生方へ求めるものを増やさないように、ということ。
 
 
 
 
あれこれ先生へ求めても、自分の思い通りにはならず、先生方を減点してしまいがちになるからです。
 
 
ここだけは外せない、という望みがかなっていたらOKとします。私の場合は、目には見えない子どもの困りごとに対して、子どもの状態も、親からの言葉も、そのまま受け入れて聞いてくれるだろうか?という軸を持つことでした。
 
 
親として、優先したいことを絞った上で、情報を集めていくといいですよ。
 
 

4.新学期からの担任の先生についてお願いしていくステップ4つ!

 
 
発達障害やグレーゾーンのお子さんを育てていると、親でさえどう接したら良いか迷うことがありませんか?我が子とはいえ、相手は別の人間。日によって、環境によっても変わります。
 
 
お忙しい先生に時間を作ってもらい、まだ起きてもいない未来のことを想像して、あれこれとお願いするというわけです。私が6年間、学校と関わってきた中で最も難しいコミュニケーションでした。
 
 
集めた情報を元にした、お願いしたい内容が伝わるための、オススメのステップを5つご紹介します。
 
 

◆①いつ、誰に相談するか?

 
 
クラス割や担任の先生の人事についての相談は、副校長先生教頭先生にするといいでしょう。新学期の担任の先生について相談・お願い事があると、懇談を申し込んでください。
 
 
話の内容によっては、各学校・地域によりますが、子どもに合ったタイプの先生を配属してくれるかもしれないので、なるべく早くアポイントをとって欲しいです。
 
 
人事異動のタイミングに間に合わないかもしれませんし、なるべく、いろんなタイプの先生に出会って欲しい、という学校の方針だと配置換えはお願いできないかもしれません。
 
 
でも、こういう関わり方をしてくれる先生を望んでいる、という思いを伝えておくと、子どもへの接し方を工夫してくれるかもしれません。
 
 

◆②お願いを聞いてもらいやすくなるための話す順序

 
 
当日は、「こういう先生は困る」「我が子にはこうしてもらわないと!」「この先生に担任を持ってもらえますか」?みたいに、いきなりどんどん要望を出しまくるのはNGです。
 
 
先生方へ真っ先に伝えたいのは、この部分かもしれません。小学校の1年間って色々ありますから。
 
 
でも今回の懇談の目的はあくまでも、「お願い」を聞いてもらうこと。できるだけ柔らかいスタンスでのぞまれることをお勧めします。
 
 

◆③学校全体へ、感謝の気持ちを伝える。

 
 
今までも、今年1年間も、何とかやってこれたのは学校や先生方のおかげもありますよね。もちろんお母さんも本人さんが頑張ってきたからですが、先生方にお世話になっていることも沢山ありますよね。
 
 
担任の先生の影響は大きいですが、目の前にいる教頭先生や、校長先生・同じ学年の先生・養護の先生と、自分の子どもを知ってくれている先生はたくさんいるはず。
 
 
私は子どもが支援学級にお世話になっていたこともあり、支援担任の先生や支援コーディネーター、学年主任など様々な先生方に関わってもらいました。
 
 
学校に行くたびに、挨拶したり子どもの様子を伝えてくれるのは、今の担任の先生だけではないんだと感じていました。これってうちの子どもの学校だけではないはず。先生方で、子どもについて共有している部分があるのだと思います。
 
 
とにかく先に感謝を伝えてみてくださいね。
 
 

◆④今年度の担任の先生のおかげで成長できたことを伝える

 
 
今の担任の先生にも感謝をしていると伝えてください。この先生のおかげで良かったこと助かったことなどです。今の担任の先生を配属してくださったことへ感謝を示す、という目的です。
 
 
具体的に良かった点先生に声かけてもらった嬉しい言葉できるようになったことなど、なんでもいいです。
 
 
学校が苦手であったり、行けてなかったとしてもです。私は子どもが不登校の時、気にかけてくれたことが本人にとっては逆に苦痛だったとしても、放っておかれるより全然良かったので、欠席の時のプリントやお電話も嬉しかったと伝えていました。
 
 
不登校ではないけど、1年の間、実はいろいろ思うところがあったとしても、です。家では決して経験できない集団生活。成長していけるのは、関わってくれている先生方のおかげという視点に立ってみて、感謝を伝えてくださいね。
 
 

◆⑤今まで対応してくださったように、来年度もお願いする

 
 
学校でお世話になっていること・今の担任の良いところを伝え、丁寧にステップを踏んでいきます。
 
 
とうとうこちらからの「お願い」を聞いてもらうときが来ました。私のオススメの伝え方は
 
 
「来年も引き続き○○な対応をお願いしたい」と伝えてください。○○な、とは今の担任の先生の良い点を当てはめてみてください。
 
 
その後で、「希望している先生像」を伝えてみてください。
 
 
私の場合は、無理やり頑張らせないで、子どもの状態に合わせてもらえたら嬉しい。その都度、親と話し合える先生だと助かる、と伝えていました。
 
 
懇談の時間を設けてくれていることも、自分の話を聞いてくれていることも、我が子のことを気にかけてくださることも、仕事だから当たり前、なことは一つも無いですよね。
 
 
①から⑤まで、細かくステップを踏む理由があります。まずは感謝を伝えることで、対応してくれた目の前の先生へ、要望やクレームではないんだと伝わるんです。
 
 
学校や担任の先生のポジティブな面を丁寧に伝えていくことで、懇談の時間を作って良かった。今年、この担任の先生を配置して良かった。そう感じてもらうことが目的です。
 
 
ますます、この親子の力になりたいと思ってくれるでしょう。人って、子どもも大人も先生も、感謝されたら嬉しいもの。役に立っていると感じられるとまた貢献したいと思ってもらえたらいいです。
 
 
ここまでのステップを踏んでから「実は、こういう先生は苦手かも…」と切り出すとお願いを取り入れてもらいやすくなります
 
 
実際に親のお願いが叶うかどうかは別です。でも何もアクション起こさないで不安を抱えているよりも、行動してみたら何かが変わるかも。子どものために具体的に動いた!という達成感から、不安の大きさは変わるでしょう。
 
 
 
 
もうあとは、新学期を待つしかない。できるだけの準備をしたってことです。
 
 
学校との連携が不可欠な発達障害やグレーゾーンの子育て。小学校生活は6年間。お母さんのコミュニケーション力が問われますが、丁寧に感謝を伝えていくことが良い関係作りの重要なポイントです。
 
 
子どもの成長を楽しみながら、不安を一つ一つクリアして、残りの3学期を過ごしていきましょう!応援しています‼︎
 
 
学校と良好な関係性を築いていくためのコミュニケーションが学べます!

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執筆者:秋村若菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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