発達障害の思春期の子どもに効く一言は〇〇!上手なコミュニケーションの取り方とは?

発達障害があってもなくても、思春期は親子のコミュニケーションが難しくなります。毎日のように親子バトルが続くと、子どもを褒めるのは難しいですね。今回は思春期の子どもとのコミュニケーションに悩んでいるお母さんに、オススメの一言を紹介します。
 
 

【目次】

1.発達障害の子どもも思春期を迎えると「大好き」は効かなくなる?
2.発達障害があってもなくても、思春期の子どもとのコミュニケーションは難しい!?
3.思春期の子どもにたくさん言ってあげたい言葉は「ありがとう」

 
 

1.発達障害の子どもも思春期を迎えると「大好き」は効かなくなる?

 
 
お母さんがお子さんに「お母さんはあなたのことが大好きだよ」と気持ちを伝えることはとても大切なことですね。
 
 
「あなたが好き」「あなたが大好きだよ」と言う言葉は、無条件で子どもを受け入れる言葉。何度でも、子どもに言ってあげたい言葉ですね。
 
 
ありのままを認める言葉=「大好き」は、発達障害の子どもの成長を支え、発達を促す一番の言葉だと思います。
 
 
小さな頃からお母さんとの自然な触れ合いの中で、子どもたちは愛されていることを実感していきます。
 
 
ただ、思春期を迎えた子どもに小さな頃のように「好きだよ」「大好きだよ」と言っても、「キモ!」「はぁ?何言ってるの?」という反応しか返ってきません。
 
 
試しに、中学2年生の息子に「お母さんが、慎吾(息子)のこと好き♡大好き♡って言ったらどう思う?」と聞くと、「お母さんの口から好きって、キモいわ!聞きたくない。」と言われてしまいました。
 
 
隣で聞いていた小学5年生の息子も、「やめろ〜!やめてくれ〜!」と叫んでおりました。
 
 
小さい頃は、どんなに「好き好き」と言っても、受け止めてくれていたのに…。今では、「気持ち悪い」と言われてしまうのです。
 
 
本当は嬉しいのかもしれませんが、素直に気持ちを受け止めてはくれません
 
 
「これも成長の証」とこちらが受け止めるしかありません。
 
 
スキンシップも小さな頃のようにすることは難しくなります。特に男の子は、お母さんと手を繋ぐことはもちろん、一緒に買い物に行くことすら嫌がるようになってきます。
 
 
では、発達障害の思春期の子どもとは、どのようなコミュニケーションを取ればよいでしょうか?
 
 
 
 

2.発達障害があってもなくても、思春期の子どもとのコミュニケーションは難しい!?

 
 
学校のことを聞いても話してくれない、話しかけても返事がない、といったお母さんが怒りたくなるような反応しか返ってこないのが、思春期の反抗期です。
 
 
思春期の子どもは、親からの自立と依存の間で揺れ動く時期で、精神的にも身体的にも不安定になります。
 
 
だから、発達障害があってもなくても、些細なことでお母さんに当たり散らしたり、暴言を言ったりということが出てきます。
 
 
発達障害の子どもはその特性から、生活の中でできないことや失敗がたくさんあります。
 
 
そのうえ、うまく言葉で説明ができなかったり、自分の気持ちを表現することが苦手だったりするため、ストレスや不安を抱えていることが多く、よりお母さんへの当たりが強くなるかもしれません。
 
 
また、思春期の子は、褒めてもやる気を出すどころか反発し、反抗的な態度をとることもあります。
 
 
むしろ褒められることに裏の意図(褒めることで何かをやらせようとしている)を感じ、不快感を感じる子も出てきます。
 
 
 
 

3.思春期の子どもにたくさん言ってあげたい言葉は「ありがとう」

 
 
思春期の子どもをたくさん褒めてあげたいけど、褒めるところが見つからなかったり、親子バトルがあったりする状態では、なかなか褒める言葉が見つからないですね。
 
 
うまく褒めることができないそんなお母さんにぴったりな言葉は、「ありがとう」です。
 
 
「ありがとう」と言われると、
 
・自分が人の役に立てた
・自分の存在には意味がある
 
と実感することができます。
 
 
発達障害の子どもへの「ありがとう」は、成長や発達を促す上でとっても大切な言葉なのです。
 
 
試しに、今日一日、ちょっとしたことでも「ありがとう」と言ってみてくださいね。
 
 
「ティッシュ取ってくれる?」「ありがとう」
 
「電気つけてくれる?」「ありがとう」
 
「お皿片付けてくれたの?」「ありがとう」
 
 
 
 
 
また、「ありがとう」がもたらす効果は、言う側にもあります!
 
 
「ありがとう」と言う言葉を言おうとしてみると、誰かが自分にしてくれたことにとても敏感になりますよね。物事のプラスの面に目が向いてくるのです。
 
 
今まで気づかなかった、周りの人の優しさに気づいたり、人の良いところが見えてきたりします。
 
 
また、発達障害のお子さんの苦手なこと、やってないこと、やらないことにばかり目が向いていたお母さんも、お子さんのできていることに目が向くようになります。
 
 
「こんなことでもお母さんはちゃんと気づいてくれている」とお子さんは実感し、親子の信頼関係も生まれます。
 
 
注意していただきたいのは、子どもに「ありがとう」の要求はNGということです。
 
 
子どもに代わって何かをしてあげたときや、子どものために何かをしてあげたときに、子どもに「ありがとうは?」「ありがとうでしょ!」と感謝の気持ちを無理に言わせないようにしてくださいね。
 
 
いかがでしたか?思春期のお子さんを褒められないというお母さん、まずは、お母さんからお子さんに「ありがとう」を言ってみてくださいね。
 
 
ほんの些細なことに「ありがとう」を見つけてくれるお母さんに、お子さんが感謝してくれるとき=「ありがとう」を言ってくれるときが、いつか来るはずです!
 
 
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執筆者:深井淳子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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