自信のない子どもが1日1回「〇〇だね」で自己肯定感が高くなるとっておきの言葉

子どもに「自信を持って!」と言いたくなりますが、それで自信がつくなら苦労はしませんよね。今回は黒柳さんの例からある声かけをお母さんがすることで、自信のない子どもの自己肯定感を高め、更にやる気を引き出せる!そんな声かけについてお伝えします。
 
 

【目次】

 

1.自信がない発達障害グレーゾーンの子どもに悩んでいませんか?

 
 
何をやるにも「自信がないから」「自分にはできない」と挑戦しようとしない…こんな発達障害グレーゾーンの子どもの様子に悩んでいませんか?
 
 
お母さんからすると、もっといろいろなことに挑戦してほしい、自信を持ってほしい、と心配になりますよね。
 
 
発達障害グレーゾーンの子どもは苦手なことが多く、普段から叱られる機会がたくさんあります。そのため自己肯定感が高まる機会も逃してしまいます。
 
 
中でも注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どもは衝動性、不注意などの特性を持っているため問題行動が目立ちやすい傾向があります。そのため園や学校でも叱られる機会が多くなりがちです。
 
 
子どもは自分の行動を否定されると自信をなくし、やる気を失います。その結果、「自分はダメな人間だ」と自信をなくし自主的に行動ができなくなってしまうのです。
 
 
また自閉症スペクトラム(ASD)タイプの場合だと、
 
 
・見通しの立たないことに不安を感じやすい
・こだわりが強い
 
 
などの特性から、なかなか新しいことに挑戦できない傾向があります。
 
 
 
 
そんな子どもたちに、お母さんは普段どのような声かけをしていますか?
 
 
「もっと自信を持って!」
 
「やってみないと分からないよ!」
 
「どうしてできないの?」
 
「もっとこうしなさい!」
 
 
このように、子どもにダメ出しするような声かけをしていませんか?
 
 
実はお母さんが良かれと思ってかけているこれらの言葉は、すべてNGな声かけです。できていないところに着目した声かけになっているので、自信のない子どもからもっともっと自信を奪ってしまうことになります。
 
 
特に発達障害グレーゾーンの子どもは、ネガティブな記憶を残しやすいと言う特性を持っているため、他人と比べる言葉や否定的な言葉をかけるのは私たち大人が思っている以上に子どもから自信とやる気を奪ってしまいます。
 
 
では、どうやったら自信が身につくのでしょうか?
 
 
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2.自信はどうやったら身につくの?

 
 
子どもにとって良かれと思ってかけた言葉ですが、「もっと自信を持って!」と言われてしまうと子どもは、
 
 
・自分は自信がないダメな人間だ
 
・自信がないことはいけないことなんだ
 
 
否定的な思い込みをしてしまい、ますます自主的に行動することができなくなってしまいます。
 
 
さらに「怖くて行動できない」という子どもの感情を否定することにもなり、自己肯定感を下げてしまう原因にもなります。
 
 
ですから、そもそも自信がない子どもに「自信をもって!」と声をかけても自信がつくわけではありません。
 
 
では、自信はどうすればつくのでしょうか?
 
 
 
 
「自信」というと「自分はなんでもできる!」という自負のようなイメージがありますが、それは違います!
 
 
本当の自信とは、失敗を恐れずに挑戦し、壁にぶつかっても前向きに取り組んでいく力のことです。
 
 
自信がない子どもにまず必要なのは「今自分はここまでできているんだ」ということをきちんと自覚させてあげることなんです。
 
 
自信は最初からあるものではなく、行動を起こすことによって初めて身につきます。そして「できた!」という成功体験を積むことで、どんどん育っていくんです。
 
 
また、ありのままの存在をマルっと受け止めてくれる、そんな環境があると子どもの自己肯定感は高まります。
 
 
能力などにかかわらず自分を受け入れてくれる環境があると、子どもは自信を持つことができ、自分のことも好きで自分には価値があると思うことができます。
 
 
するとものごとにも積極的に取り組むことができるようになります!
 
 
次ではある有名な方のお話を例にとって説明していきますが、この方は身近にいた大人のかけてくれた言葉で自信を持ち人生を大きく切り開いていかれました。
 
 
発達障害グレーゾーンの子どもを育てている方には是非参考にして頂きたいと思っています。
 
 

3.黒柳さんは校長先生が発達特性を認めてくれて人生が変わった!

 
 
ここでは「窓ぎわのトットちゃん」で有名な黒柳徹子さんの幼少期のお話を紹介したいと思います。
 
 
黒柳さんはやんちゃで好奇心旺盛だったことが原因で、小学1年生のときに1つ目の学校を退学になっています。
 
 
そして転校後も周囲をびっくりさせるような事件をいくつも起こしていたため、生徒の父兄や先生からは苦情や心配の声が上がっていました。
 
 
しかし、小学校の校長先生は彼女に会うたびに、「君は、本当は、いい子なんだよ。」と伝え続けました。
 
 
黒柳さんの話によるとこの言葉のおかげで自信がつき、いつも何かやるときは先生の言葉を思い出していたそうです。
 
 
 
 
さらに
 
 
「この言葉がどれだけ私を支えてくれたか計り知れない」
 
 
「先生に出会わなかったら、きっと何をしても『悪い子』というレッテルを貼られ、コンプレックスにとらわれたまま大人になっていたと思う」
 
 
とも話しています。
 
 
校長先生の一言が彼女に前向きな心を与え、いくつになっても挑戦し続ける黒柳さんの原動力になっているのですね。
 
 
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4.自己肯定感を高め 自信をつける声かけとは?

 
 
黒柳さんの例から、自信がない子どもに対して今、必要なこととはなんでしょうか?
 
 
それは普段から子どものことをよく観察し、できているところをしっかり褒めてあげることです。
 
 
と言っても、落ち着きがない、衝動的な行動を取るなど注意するポイントが満載な発達障害の子どもたち。
 
 
ついついできていないところばかりが目につき、「どうやって褒めればいいのか分からない!」というお母さんもいるかもしれませんね。
 
 
そこでやってほしいのが、1日1回自信がない子どもに「○○くん(ちゃん)はいい子だね」と声かけをすることです。
 
 
たったこれだけ?と思われるかもしれません。しかし短い褒め言葉だからこそ、毎日伝え続けることで、「自分にもちゃんとできているところはあるんだ」という大きな自信を与えてあげることができ自己肯定感も高めることができるのです。
 
 
さらにこのとき
 
 
①笑顔で
②ゆっくりと
③やさしく
 
 
言うことがポイントです。
 
 
こうすることで子どもは、「自分は肯定されている!」としっかり感じることができるからです。
 
 
「いい子だね」と言ってあげることで
 
 
・他人と比べるのではなく、自分のことをしっかり見ていてくれる
 
・自分のがんばりや努力をきちんと認めてもらえている
 
 
と子どもに感じさせ、「褒めてもらえた!」という成功体験を積むことができます。
 
 
すると「自分にもできていることはあるんだ」と自信がつき、もっと頑張ってみようと意欲が湧いてきます。
 
 
その結果、失敗を恐れずに何事にも挑戦する力が育っていきます。
 
 
 
 
いかがでしたか?自信がない子どもに必要なのは、お母さんができているところに目を向けて、前向きな声かけをしてあげることです。
 
 
今日からはお母さんのとっておきの一言で、自信がない子どもからやる気を引き出してあげてくださいね!
 
 
またこちらの記事では今すぐできる、子どもの自己肯定感を上げるための秘策を紹介しています。合わせて読んでくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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