発達障害の子どもが宿題をスムーズに始められるお母さんの声かけとサポート

新学年がスタートしました!もう授業が始まって宿題が出されている学校もあるのではないでしょうか。発達障害の子どもたちにとって宿題は「イヤなもの」。宿題をスムーズに始まるための攻略法をまとめました。
 

【目次】

 

1.発達障害の子どもが宿題をやりたがらないのはナゼ?

 
 
新学年がスタートしました! 新しく始まる1年間。 楽しい思い出をたくさん作ってほしいですよね。一方で学校生活に対して不安があるお母さんも、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
 
 
 小学校は、幼稚園や保育園とは違い、学習がメインになります。
 
 
学校の授業についていけるかな? 先生の話をしっかり聞けるだろうか?発達障害やグレーゾーンの子どもを持つお母さんにとって、 学習面がスムーズにいくかどうかは大きな心配ごとのひとつですよね。
 
 
小学校に入学すると、多くの学校では毎日宿題が出されます。もう授業がスタートして宿題が出されている学校もあるかと思います。お子さんの様子はいかがですか? お子さんはスムーズに宿題に取り組めているでしょうか。
 
 
多くの子どもにとって、宿題は嫌なもの。なかなか宿題を始められなくて困っているお母さんもいらっしゃると思います。どうせやらなきゃいけないんだからさっさと始めればいいのに…と思いますよね。
 
 
もしかしたら、「早く宿題やりなさい!」とイライラして怒ってしまっているお母さんもいらっしゃるかもしれません。少し考えてみてください。そもそもどうして宿題を始められないのでしょうか?
 
 
その答えはカンタン!「イヤだから」。この一言につきます。何か行動を起こそうとすると脳はとても大きなエネルギーが必要になります。特に、嫌なことは脳の発達が遅かったり、脳の苦手な部分を使うことだったりします。
 
 
ということは、嫌なことを行動にうつすときエネルギーはもっともっと必要になるわけです。さて、宿題をやるのはどんなときでしょうか。学校から帰ってきた後ですよね。
 
 
そもそも発達障害やグレーゾーンの子どもたちにとって、「学校」ってどんな場所でしょうか。もちろん楽しい面もあると思います。でも「学校って疲れる…」という子だっているかもしれません。
 
 
机に向かって先生の話を聞くのも、友だちと話を合わせておしゃべりするのも、発達障害やグレーゾーンの子どもにとっては苦手であることが多いですよね。
 
 
きっと、とてつもなく大きなエネルギーを使っているはずです。疲れているところにさらに大きなエネルギーを使う宿題をやらなきゃいけない…。発達障害やグレーゾーンの子どもにとっては大きな負担だと感じませんか?
 
 
 
 
宿題をやらなきゃいけないのは分かっているけれど、疲れてしまって頭も体も動かないのかもしれません。こう考えてみると、発達障害やグレーゾーンの子どもたちが宿題をするのを嫌がるのも分かる気がしますよね。
 
 
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2.発達障害の子どもが宿題を始めるためにーーいつやるかは子どもが決める

 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもの「宿題がイヤだ!」という気持ちは分かります。でも、お母さんとしては学習を定着させるためにも学校でスムーズに生活するためにも宿題をやってほしいですよね。
 
 
どうしたら少しでもスムーズに取り組めるようになるでしょうか?実は、おうちでお母さんができることはたくさんあるんです!
 
 
お母さんは子どもに宿題をやるように促すとき、どんな声をかけていますか?お母さんがイライラしながら「早くやりなさい!」 というだけでは、子どもは「お母さんに怒られている!」という気持ちになってしまいます。
 
 
脳は言葉の内容を処理するよりも表情や雰囲気など、言葉以外の情報を処理します。ただでさえ学校で疲れていて宿題がイヤだなぁ…と思っているところに、お母さんが怒っているとなれば、子どもは嫌なことばかり!
 
 
ガミガミ言いすぎてしまうと子どもは自信を失ってしまったり、お母さんに対して信頼を失ってしまうかもしれません。お母さんと子どもの関係が揺らいでしまうことは絶対に避けましょう!
 
 
子どもとの関係をより良くし、宿題もスムーズに終わらせるにはどうしたらいいのか、考えていきましょう!まずはお母さんが「宿題がイヤだ」という子どもの気持ちを受けとめて、温かく対応することが大切です。
 
 
「そうだよね、イヤだよね~」 「お母さんも宿題キライだったなぁ~」 と子どもの気持ちに共感して安心させてあげましょう。お母さんが共感してあげることで、子どものイライラした気持ちが 少し落ち着くはずです。
 
 
発達障害やグレーゾーンにかかわらず、子どもは「イヤだ!」と思ったら、それで頭がいっぱいになりがち。まずは気持ちを落ち着かせて、お母さんの話を聞ける余裕を作ることが大切です。
 
 
子どもが落ち着いてきたら、次のステップに入ります。宿題をやるように促すときには「○○くん、宿題はいつやろうか?」とやさしく聞いてみてください。宿題をやるのは子ども自身です。いつやるのかも子どもに決めさせてみましょう。
 
 
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもだと、学校から帰宅した直後は疲れていて休みたいということもあるかもしれません。宿題は次の日までに提出したらいいですよね。
 
 
帰宅してすぐやってもいいし、おやつの後にやってもいいし、ごはんの後にやってもいいし、朝起きてからやってもいいんです。「じゃあおやつを食べてからにする!」と子どもが自分で決めたら、お母さんは子どもの気持ちを尊重してあげてください。
 
 
自分で決めたことなら、子どもも納得してスムーズに始められるかもしれません。
 
 
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3.宿題を始めよう!でもその前に…?

 
 
さて、いよいよ宿題の時間です。
 
 
お母さんは、「もう宿題する時間だよ!」と声をかけただけになっていませんか?実は宿題を始めるときには、たくさんのハードルがあるんです。
 
 
例えば、椅子に座って、文房具を用意して、宿題の内容をチェックして、ドリルやノートを出して、該当ページを開いて、鉛筆を手に取って…。
 
 
こんなにたくさんの作業をしなければならないのです!
 
 
宿題をやる!というときになって、筆箱が行方不明になって探すところから始まったり、宿題を書いた連絡帳のページがどこだったか分からなくなって、ペラペラめくったり…。
 
 
なかなか問題を解く準備が整わないことはありませんか?まずは問題を解くまでの時間を、なるべく短く、スムーズに進めたいですよね。
 
 
そこでお母さんは、もっと具体的に、子どもが何をしなければならないかを指示してあげてください。
 
 
「筆箱だそうか!」子どもが筆箱を取り出せたら、「筆箱だせたね」。「連絡帳で宿題をチェックしよう!」子どもが連絡帳を開けたら「連絡帳だせたね」
 
 
こんな風に具体的に指示すると、子どもはさっと行動することができます。 また、指示に従えたら褒めたり認めたりすることを繰り返すと、行動と褒められた嬉しい記憶がセットになって、行動が定着しやすくなります!
 
 
 
 
また、 「漢字ドリルと計算ドリル、どっちからやる?」 「今日の宿題はどの鉛筆でやる?」
 
 
こんな風に、小さなことでも子ども自身に選ばせると、強制されているのではなく、自分の意志を尊重してもらえたと感じることができるので、お母さんの指示に従いやすくなります。発達障害やグレーゾーンの子どもが宿題を始めるためには大きなエネルギーが必要です。
 
 
大切なエネルギーは「問題を解く」ことに費やしたいですよね。子どもが自分でスムーズに準備ができるようになるまでは、お母さんがサポートしてあげた方がいいかもしれません。
 
 
お母さんが具体的な行動を指示して、行動できたら褒める。これを繰り返して行動を定着させながら、より早くよりスムーズに、宿題を始められるようにしていきましょう!
 
 
宿題については、こちらの記事でも解説しています。スムーズに取り組めるよう、お子さんに合った方法を見つけてくださいね。
 
 
 
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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