グレーゾーン 発達障害

発達障害の子どもの宿題が間違いだらけ!?宿題しない子からやる気を引き出す5つの工夫

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学年の後半に突入!勉強はどんどん難しくなっていきますよね。お子さんが発達障害やグレーゾーンで勉強の苦手タイプだとお母さんも心配ですよね。勉強が苦手で宿題しない子どもでも使える、やる気を引き出すお母さんの支援の工夫をご紹介します。
 

【目次】

 

1.小学生発達障害・グレーゾーンの子どもたち、勉強は好きですか?

 
 
学年の後半に突入しましたが、お子さんの勉強に対する気持ちはどのような様子ですか?
 
 
学校の勉強はどんどん難しくなっていきますよね。「うちの子、授業についていけるかしら?」と心配されているお母さんも多いと思います。
 
 
特に得意なものはとことん得意!苦手なものはとことん苦手…という発達障害やグレーゾーンの子どもたちにとって、宿題や勉強は鬼門ですよね。
 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプだと、授業に集中できないため十分理解できていない子もいるかもしれません。また、学習障害(LD)があって、勉強について行くため必死にがんばっているけれど結果がでない子もいるかもしれません。
 
 
「頑張っても勉強できない!」と勉強嫌いになっていませんか?
 
 
学校に通っていれば、子ども自身が自分とお友だちを比較してしまう場面は少なくありません。もしかしたら、きっかけとなるできごとがあったかもしれません。
 
 
例えば、こんな場面を想像してみください。
 
 
・授業でドリルを行っていたとき、 隣の席に座っているお友だちがすべて正答しているのに対し、自分がすべて誤答!しかも、それをお友だちにからかわれてしまった
 
・みんなの前で先生に、「もっと頑張らないと!」と言われた
 
・学校のテストの結果が返ってきて、何人か満点を取った子がいたのに自分は50点だった
 
 
このようなことが続けば、子どもは「どうせできない!」と思うようになっているかもしれません。
 
 
子どもにもプライドがありますから、プライドが傷ついたり、羞恥心を覚えたりするような過去があれば、「どうせできない!」とやる気を失ってしまうこともありますよね。
 
 
この「どうせできない」という思考は勉強だけでなく、運動や友だち関係にも大きく影響していまいます。
 
 
「どうせできない」この後にどういう思考が続くと思いますか?
 
 
「どうせできない」  
「できないからしたくない」  
「したくないからやらない」
 
というネガティブな思考のループです。「どうせできない」と思うと、だからやらない、行動しないということに繋がりやすいのです。
 
 
これは脳の発達においてはとても重大な問題です。脳が発達していくためには行動して体験することが不可欠だからです。
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもで宿題に取り組めないと困っているお母さん。 お子さんの勉強に対する気持ちがネガティブなループに入っていないかチェックしてみてください。
 
 
もし、「できないからしたくない!」というネガティブなループに入っているのなら、少しでも「できるかも」とポジティブになるような工夫で、やる気と自信を与えてあげましょう。
 
 
 
 

2.今すぐやめて!「どうせできない」をさらに加速させるNGワード

 
 
例えば、子どもがテストを持って帰りました。平均点が85点のところ、子どもが30点しか取れなかったとします。
 
 
こんなとき、絶対にやめてほしいのは「どうして30点しか取れないの!?」と責めるような声かけをしてしまうこと。
 
 
こんな風に言われたら、子どもは
 
「だって分からなかったんだもん」
 
「どうせ30点しか取れないよ!」
 
「もうテストなんてどうでもいい!」
 
と言い出しそうですよね。これではやる気どころの話ではなくなり、親子関係が悪化してお互いにストレスになってしまいます。
 
 
授業とともに難しくなっていく宿題でも、同じような状況が起こりえます。
 
 
ワークの1ページを頑張ってやり終え、〇付けしてみると全問間違えていた…ということ、勉強が苦手なお子さんにはあり得ることだと思います。
 
 
そんなとき、お母さんが
 
「ここもここも同じ間違いをしてるじゃない!」
 
「何回おんなじ間違いをするの!?」
 
「〇年生、ついていけてないよ…」
 
と責め立てたり、悲観したりしてしまうと子どもは自信とやる気を失います
 
 
ドリルで〇付けも終わった状態なら 、子ども自身も全然できなかったということは分かっています。大人でも子どもでも、間違いだと分かっているときに責められると辛いですよね。
 
 
ネガティブな声かけはNG!子どもの勉強そのものへのやる気を取り戻すには、逆効果になってしまいます。
 
 
 
 

3.宿題が間違いだらけ!お母さんの第一声が子どものやる気を左右します

 
 
さあ、宿題が間違いだらけだったとき、お母さんがどういう声をかければ、子どもがやる気を失わずにすむでしょうか。
 
 
誤答だらけのワークを見たとき、思わず「え!?これ何!?」「全部間違えてるじゃない!」と指摘したい気持ちはぐっと抑えてください。
 
 
そして、深呼吸してから穏やかな声で「宿題やったんだね!」と事実を認めます。
 
 
そうです!子どもは宿題をやったんです。
 
 
学校でも周りについて行こうと、この子は通常の子の何倍ものエネルギーを使い、学校が終わるころには疲れきっているかもしれません。
 
 
それでも最後まで苦手な宿題を頑張ったんです!この点はしっかりほめてあげてくださいね。
 
 
そして「見せてくれてありがとう」と言ってあげてください。まずは、ワークがよくできたかどうかではなく、宿題をやって見せてくれたことに注目してくださいね。
 
 
そして、どんなことでもお母さんは受け止めるよ!という姿勢を見せることで、何でも言える良好な親子関係を構築しましょう。
 
 
 
 

4.全問誤答から一歩踏み出す!「できた!」という成功体験の5つのステップ

 
 
さて、間違いだらけのドリルに向き合う時間がやってきました。「できた!」という成功体験でやる気を与える5つの接し方をご紹介します。
 
 

◆①子どもの不安に寄り添う

 
 
大人でも子どもでも、間違いだらけのドリルを見て平気な人間はいません。子どもも「お母さんがこれを知ったら、叱られるかも…」「お母さんが悲しむかも…」不安を抱えています。
 
 
その不安を解消しなければ、子どもは都合の悪いことを親に隠すようになってしまいます。冗談を言って笑っていても、不安から目をそらすためにやっていると考えましょう。
 
 
もっと繊細な子どもなら、間違うのが怖いという理由で宿題をやらないということだって考えられます。このような状況では、子どもが学習を理解できているかどうかに関係なく、子どもの心の不安に寄り添うことが必要になります。
 
 
「間違っても大丈夫だよ」 「お母さんも子どもの頃はたくさん間違えたな」 など安心や共感する声かけをしてあげましょう。
 
 

◆②前向きになれる声かけ

 
 
同じようなミスをしているということは、1度正しいやり方を身につければ、全部正答するというメリットがあります。
 
 
これはチャンス!「ひとつひとつ、やり方を丁寧にみていこう」「1回覚えたら全部できるようになるよ」「一緒にやってみようか」前向きになれるような声をかけましょう。
 
 

◆③お母さんと一緒に行う

 
 
全部間違っているのであれば、そもそも、やり方が分かっていなかったという可能性が高いです。お母さんはまず1問、やり方を丁寧に説明し、一緒に回答してあげましょう。
 
 
子どもが「分かった!」「できた!」と実感できるように対応し、できたらしっかり褒めてあげましょう。
 
 

◆④時間と心の余裕を持つ

 
 
何問一緒に回答するかは、子どもの理解度にもよりますが、子どもが希望したら全問一緒にやるという時間と心の余裕を持つことも重要です。
 
 
お母さんから「一緒にやってみようか」と声をかけたのであれば、子どもの方から「分かった!自分でやれるからもういいよ」と言えるまで、じっくり付き合ってあげてくださいね。
 
 

◆⑤成功体験の積み重ね

 
 
不安を解消するためには、お母さんと一緒に一問一問回答して「できた!」という成功体験を積み重ねることが大切です。
 
 
この成功体験の積み重ねが、子どもたちのやる気をさらに加速させる源になります。ぜひ、宿題が間違いだらけのときこそ、「できた!」を実感できるような対応と声かけをしていきましょう。
 
 
親子で宿題なんかこわくないと思えるように毎日を過ごせますように。
 
 
 
 
執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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