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【お悩み相談室】発達障害ASDグレーゾーンの子どもに女友達がいないことが心配です。何かできることはありますか?

更新日:

発達障害ASDグレーゾーンの娘は小学2年生になりましたが、まだ特定の女友達がいません。友達がいないことを悩んでいる様子もみられず一人でいるのが好きにも見えます。このまま孤独な人生を送るのかと不安がよぎります。

 

 

8歳・女の子のママ

発達障害ASDグレーゾーンの子どもに友達がいないと心配になりますよね。もしかしたらASD特有の脳の発達の凸凹が原因かもしれません。発達とともに子どもも変わっていきます。小学4年生になった娘の変化をご紹介します。

 

発達科学コミュニケーション
リサーチャー 小沢月子

 

【目次】

 

1.お子さんに特定のお友達がいないことで悩んでいませんか?

 
 
私の娘は小学4年生。発達障害自閉症スペクトラム(ASD)グレーゾーンです。
 
 
さかのぼること保育園時代。個人面談で担任の先生から
 
 
「クラスの中で女子のグループはできているのですが、どこにも属していません。お母さんは、どうお考えですか?」
 
 
と言われました。そのときは「そんなこと言われたって、どうしたらいいの?」と不安になりました。
 
 
時が流れ、小学校に入学してからも娘は特定の女子グループに属することはありませんでした。
 
 
休み時間は一人で過ごすか、教室に残った子達と先生を介して過ごすことが多かったようです。
 
 
先生の目には友達関係で悩んでいる様子もみられず、明るく学校生活を送っているように見えていたそうです。
 
 
母親としては特定の友達がいないことが心配でしたが、本人が気にする様子をみせなかったので
 
 
「本当に一人が好きなんだな」
 
 
とありのままを受け入れるようになっていました。
 
 
そんな小学2年生のクリスマスの頃。土曜授業を終えて、自宅で昼食を食べていた娘が突然、
 
 
「これから〇〇ちゃんと〇〇ちゃんが家に来るから。」
 
 
と言い出したのです。 その数分後、本当にお友達がお母さん方とお茶菓子をもって現れました。
 
 
この日をきっかけに3人の関係は3人の仲良しグループに変わっていきました!
 
 
今日は、発達障害ASD グレーゾーンの子どもに友達ができにくい理由を紐解きながら、友達のいなかった娘がどうやってお友達を作ることができたのかご紹介します。  
 
 
 
 

2.発達障害ASDグレーゾーンの子どもに友達ができにくい理由

 
 
発達障害はASDに限らず、診断名がついていたとしても、症状は一人一人異なります。
 
特に、ASDの場合、知的な遅れがある子から知的に非常に高い子、言葉の遅れがある子から言葉の発達が早い子など、かなり症状の幅が広く、友達ができない原因も様々です。
 
 
タイプ別にするのは難しいのですが、強いて言うならお子さんはどのタイプでしょうか?ひとつひとつ見ていきましょう!  
 
 

①人との関わり方が苦手

 
 
相手の気持ちや状況を考えないで、マイペースに行動してしまうため、「社会性がない」と言われてしまうことがあります。
 
 
遊びの中でも、飽きたり、興味がなかったりすると、途中で勝手に遊びから抜けてしまったり、自分が決めたルールを友達に強要してしまうなど、「自分勝手」「わがまま」と思われることがあります。
 
 

②コミュニケーションが苦手

 
 
発達障害ASDの中には、言葉の発達が早い子と遅い子がいます。
 
 
言葉の発達が早い子は、
 
 
・よく話すけど、自分の言いたいことだけを話したり
・思いついたことをそのまますぐに口に出してしまう
 
 
こんな傾向があります。 また、難しい言葉や漢字表現、英語表現を好み、大人びた言い方ややけに丁寧な言い方をして場にそぐわない話し方をしてしまうこともあります。
 
 
冗談や比喩はわかるけど、皮肉がわかりにくいため、友達からの皮肉を受け止められず、一層相手をイラつかせてしまうこともあります。
 
 
言葉の発達が遅い子は、会話がコロコロ変わる「女子トーク」についていけずに苦しむことがあります。
 
 

③想像力が乏しい・こだわりがある

 
 
想像力が乏しいので、友達の表情から気持ちを読み取ることや、場の雰囲気を察することが苦手です。
 
 
また、言われたことを表面的に受け取りやすく、言葉の裏の意味を理解しにくい傾向もあります。
 
 
こだわりがある子は、「ごっこ遊び」やストーリーのある物語は作れるのですが、パターン化しやすく、決まりきった言動が多くなりがちです。
 
 
自分のルールを友達にも押し付けてしまうので、遊びが成立しにくいこともあります。
 
 
 
 
娘の場合、どのタイプにも当てはまるところがあります。でも、果たしてそれは娘だけでしょうか?
 
 
きっと定型発達の子どもでも、社会性が未熟な小学生はみんな大なり小なり困りごとがあるはずです。
 
 
発達障害ASDの場合、社会性や協調性を発揮する脳の発達が遅れることが多いので、子どもの頃は同年齢の子よりも、人間関係を築くのが少し出遅れてしまうかもしれません。
 
 
しかし私は、娘の脳が発達し、気のあう友達さえ見つかれば、きっと親友とよべる関係を築けるだろうと信じていました。
 
 
そこで、私がしたことは2つです。次の章でご紹介しますね。  
 
 

3.どの本にも載っていない!発達障害ASD女子の友達の作り方

 
 
では友達のいなかった娘に、私が家庭で実践した2つのことをご紹介します。 
 
 

◆ステップ1:「〇〇」が子どもの初めての親友になる

 
 
まずは、「ママ」が子どもの親友になる、ということ。
 
 
ASDの特性がある子どもは、自分のペースで、自分の好きなことをすることを好む傾向があります。
 
 
ですからまずは子どもがだれかと一緒に遊ぶ楽しさを十分経験することが大切です。
 
 
そして、ぜひママの間違いや失敗も子どもにみせてあげてください。
 
 
「ママね、今日までに終わらせなきゃいけない仕事をすっかり忘れて大ピンチだったんだよ~。焦ってもうパニックになりそうだったけど、〇〇さんが手伝ってくれてなんとか間に合ったんだ。」
 
 
など、ママの失敗談にプラスしてどうやって攻略したかも伝えてください。
 
 
子どもはこのようなコミュニケーションを通じて、困ったことや失敗したことをママに相談してくれるようになります。
 
 
ですから子どもが失敗や悩みを打ち明けてきてくれたときは大チャンス!
 
 
「そっか~。それは焦ったね~。」
「話してくれてありがとう。」
「困ったときは誰かに助けを求めればいいんだよ。」
 
 
など、子どもの話した内容をジャッジせず、まずは話してくれたことを肯定的に受け止めてください。そして、さらっと攻略法も伝えてください。
 
 
親友って楽しいことを共有するだけではなく、時にはお互いの悪いところを指摘しあったり、励ましあったり、すべてを受け入れる関係ですよね。
 
 
まずは親子で「なんでも話せる」そのような関係を作ってください。
 
 

◆ステップ2:お友達を家に招待する

 
 
私が妊娠中だったときのこと。ふと買い物に立ち寄ったお店の店長さんが、私の大きくなったお腹をみて、
 
 
「女の子かな?大きくなったら友達を家に呼んで遊ばせなさい。そうしたら友達がいっぱいできるよ」
 
 
とアドバイスしてくれたことがありました。 当時は、不思議な人というか、「怖い!何この人!」と思っていました。
 
 
しかし私が娘に友達がいないことを悩み始めたときに、ふとその言葉がよみがえってきたのです。
 
 
「もしかしてあのおじさんは予知能力か何かがあるのかもしれない!?」
 
 
と、とうとう信じ始め、話のきっかけがあるごとに
 
 
「友達ができたら、ママのお仕事がお休みの日に、家に呼んで遊んでいいからね」
 
 
と娘に伝えていました。それがあの2年生のクリスマスの頃に現実になったのです。
 
 
 
 
2年生に入ってから登校時間が同じというだけの違うクラスの友達と毎朝一緒に通学するようになっていました。
 
 
あとからわかった話ですが、クラスも学童も異なる3人だったので、娘が家に招待するまではそれほど深い仲ではなかったようです。
 
 
でも、あの日を境に親同士の交流も生まれ、3人の仲良しグループができました。
 
 
いかがでしたか?家庭でママが子どもの親友になれば社会性やコミュニケーションスキルを自然と教えてあげられます
 
 
そして、頻繁にではなくても、お友達を家に招待してあげることで友達関係を深めるきっかけが作れます。
 
 
ぜひ一度、お試しください!
 
 
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執筆者:小沢月子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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