発達障害の幼児が勉強好きになる!オススメの絵本の読み聞かせポイントをご紹介

発達障害ADHDの幼児をお持ちのお母さんは、将来勉強ができる子になってほしいと思っていますよね。そのために、読み聞かせをしている親御さんは多いと思います。勉強好きになるための読み聞かせポイントをご紹介します!
 

【目次】

 

1.発達障害の幼児が勉強をする理由は〇〇のため

 
 
発達障害の幼児をお持ちのお母さんの中には、将来の勉強に取り組むことができるのか不安に思っている方も多いと思います。
 
 
なるべく早くから勉強させた方がいいんじゃないかな?と思ってしまいますよね。
 
 
けれど、発達障害の小さい子どもに勉強させるのは難しく、焦ってしまうことが多いです。
 
 
まだまだ小さい子どもにとっては、何のために勉強をしないといけないのかが理解できません。
 
 
小さい子どもが勉強をする理由は、どこにあるのでしょうか?
 
 
それは、お母さんが喜んでくれるからです。
 
 
お母さんが
「すごいね~!」
「頑張ったね!」
「よくできたね」
と喜んでくれている姿を見ると、子どもはまたやろうという気持ちになります。
 
 
 
 
お母さんが喜んでくれるから勉強するようになるには、親子の信頼関係が大事になります。
 
 
それからだんだんと「お母さんのために勉強する」から、「自分のために勉強する」にシフトしていきます。
 
 
親子の信頼関係を築くにはどんなことをすればいいでしょうか?
 
 
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2.発達障害・ADHD傾向の幼児と信頼関係を築く絵本の読み聞かせ

 
 
発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どもとの信頼関係を築くために必要なことはどんなことでしょうか?
 
 
それは、コミュニケーション、会話増やすことです。
 
 
幼児期に会話を増やすために、私が特に力を入れて取り組んできたことは、絵本の読み聞かせです。
 
 
読み聞かせはどんな育児書にも書いている子育て必須の取り組みで、語彙力や国語力などをつけると言われていますね。
 
 
そんなことは百も承知、当たり前でもうやったというお母さんは多いと思います。
 
 
けれど、発達障害・ADHDの幼児に絵本の読み聞かせをすることってとても大変ですよね。
 
 
動き回って全然聞いてくれない
 
 
無理、無理~とやめてしまったお母さんもいると思います。
 
 
 
 
でも待ってください。私も発達障害・ADHD傾向の多動の息子が小さい頃、絵本の読み聞かせをすることはとても大変でした。
 
 
2歳からは動きが激しくなってきたので、心が折れそうになることもありました。
 
 
けれど、続けることで7歳になった今では、落ち着いて聞いています。
 
 
今は絵本から児童書へ切り替えていますが、今でも本を読んで欲しいと持ってきます。
 
 
今回は絵本の読み聞かせを諦めてしまったお母さんに、信頼関係を築くために私が実際に取り組んできた読み聞かせのポイントをご紹介しますね。
 
 
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3.未来につながる!子どもへの読み聞かせポイントとは

 
 
私の息子は現在7歳ですが、今でも毎日本の読み聞かせをしています。
 
 
小さい頃から動き回る息子でしたが、現在も続けられているのは絵本の読み聞かせに工夫をしてきたからです。
 
 
親子の信頼関係を築き、将来勉強をしてほしいと思うお母さんに、ぜひこれから紹介する読み聞かせのポイントを実践してほしいと思います。
 
 

◆①耳に読み聞かせる

 
 
まず目的は信頼関係を築くことです。
 
 
読み聞かせのスタートはことばが理解できない年齢から行います。
 
 
親が絵本を用いて、子どもに話しかけることは親子で勉強する始めの一歩となります。
 
 
絵本は視覚と聴覚の両方を使います。
 
 
発達障害の幼児は視覚か聴覚のどちらかが得意な傾向があります。
 
 
息子の場合は視覚が苦手、絵本をほとんど見ない状況でした。
 
 
反対に聴覚は得意!そのため、息子を追いかけては、絵本を耳から聞かせていました。息子が他のことをしながらでも案外、耳からはしっかり聞いています。
 
 
そしてことばがでるようになると、絵本を覚えていることに気づきました。
 
 
動く子どもに絵本を読み聞かせるのは大変ですが、耳に読み聞かせてみてください。
 
 

◆②楽しくもう一回

 
 
子どもはお気に入りの絵本を何度でも読んでと持ってきませんか?息子も「もう一回」「もう一回」と何度言ったかわかりません。
 
 
同じ絵本を何度読んでも、子どもにとっては楽しい絵本です。
 
 
けれど、読み聞かせるお母さん側は「また~」と飽きてくると思います。
 
 
そんなとき、私はちょっとした工夫をしていました。
 
 
・絵本を歌に変えて読んでみる
・息子と交互に読んでみる
・絵本クイズをしてみる
 
 
などです。
 
 
例えば、【大きなかぶ】では
 
「おじいさんがかぶを引っ張って、おばあさんがかぶをひっぱって、孫がかぶを引っ張って」
「問題です。次はだれがでてくるでしょうか?」
 
と質問をします。
 
 
何度も読んでいてもう覚えているので、息子は「いぬ~!」と嬉しそうに答えてくれます。
 
 
こうすると同じ絵本でも違う雰囲気を味わえますし、子どもの聞く力を育てる時間になります。
 
 

◆③成長しても続ける!

 
 
小学2年生の息子の絵本の読み聞かせを始めて、7年になります。
 
 
今でも、朝と寝る前に本の読み聞かせを続けています。
 
 
小さい頃からの積み重ねでだんだん落ち着いて聞いてくれるようになり、寝る前は特によく聞いています。
 
 
小学生になると、絵本から少しずつ児童書に切り替えていきました。児童書は文字が縦書きになっており、絵が少なくなってきます。
 
 
絵本よりも絵が少ない分、頭の中で想像力を膨らませることもできます。
 
 
慣れるまでは大変かもしれませんがだんだんと聞けるようになります。
 
 
今では、私が書籍を読んでいると、横で一緒に本を楽しむようになりました。自分で読めるようになると、読み聞かせをやめてしまうお母さんは多いと思います。
 
 
けれど、子どもとのコミュニケーションとなる絵本の読み聞かせは、大きくなってからも長く続けてほしいと思います。
 
 
怒りながら本を読み聞かせるお母さんはいないですよね。
 
 
今日はイライラして怒ってしまったなと思った日も、寝る前の読み聞かせタイムで子どもとコミュニケーションを取り、穏やかで心地よい時間を過ごしてほしいと思います。
 
 

 
 
以上のように、発達障害幼児への絵本の読み聞かせのポイントは
 
 
①耳に読み聞かせる
②楽しくもう一回
③成長しても続ける!
 
 
です。大切なのは、絵本の読み聞かせの時間で、親子のコミュニケーションを増やすことです。
 
 
親子の信頼関係ができるとお母さんが喜んでくれるから勉強し、将来は自分のために勉強するようになります。
 
 
読み聞かせを通じて愛情をたっぷり伝えながら、学力の土台をつくっていきましょう。
 
 
最後に、オススメの本を紹介しますね。
 
 
【息子がお気に入りのおススメの絵本をご紹介
 
<0~2歳>
・がたんごとんがたんごとん
・じゃあじゃあびりびり
・おんなじおんなじ
・おおきなかぶ
 
 
<3~4歳>
・ぴかくんめをまわす
・かいじゅうたちのいるところ
・しょうぼうじどうしゃじぷた
・めっきらもっきらどおんどん
 
 
<5~6歳>
・ばんねずみのやかちゃん
・おしいれのぼうけん
・びゅんびゅんごまがまわったら
 
 
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執筆者:石井花保里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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