どうしてこんなに負けず嫌いなの?発達障害?育てにくい子どもへのおすすめグッズがあります!

幼稚園でも家でも、絶対に負けられないなど育てにくい発達障害の子どもたち。友達やきょうだいに対して、過度に熱くなり、勝ちにこだわってしまうのにはわけがあります。お家で競争になり熱くなり過ぎないようにする、対応の工夫をお知らせします。
 
 

【目次】

 

1.発達障害?絶対に一番がいい子どもたち。

 
 
とにかく、絶対に一番がよくて、負けが認められない子どもはよくいますよね。
 
 
・幼稚園では、よーいどん、とかけっこをしていて勝てそうになかったら、そこでフレームアウトする
 
・リレーなどのチーム競技で負けると、ものすごく悔しがって誰かのせいにする
 
・他の友達がお手本などを披露して褒められていると、不機嫌になる
 
・お家ではきょうだい間で争い、食事のときも先に相手が食べ終わったら悔しくなる
 
・歯磨きの仕上げ磨きの順番が後になったら拗ねる
 
 
 
 
 
園でもお家でも、そんな風に過ごしている子ども、いますよね。
 
 
ママ友や親戚は、「負けず嫌いでいいわね!伸びるわよ〜」なんて言ってくれるかもしれません。
 
 
でも、なんでも一番がいい、勝ちたい、とこだわる子どもと一緒にいると、トラブルも増え、対応する大人も、巻き込まれるきょうだいや友達も疲れてしまいますよね。
 
 
これは発達障害なの?と思うことも。
 
 
我が娘もまさにこのような感じで、年子の弟に張り合っては癇癪を起こし、私も娘本人もぐったりすることが毎日のように起こっていました。
 
 
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2.きょうだいや友達との勝負に熱くなるわけ。

 
 
このように過度に感じられるほどに熱くなってしまうには、理由があります。
 
 
その1つに、物の見方、捉え方が独特ということが挙げられます。
 
 
それは、1つのモノ(人)に対して、2つの意味を一緒にもたせることが難しいということです。
 
 
どういうことか。
 
 
例えば、幼稚園で、先生が「お片付け競争ね!」などと言ったとします。
 
 
よくあることですよね。
 
 
お友達同士で協力したり、競い合いを楽しみながら片付けをする。他のお子さんたちには、すんなりと受け入れられるシーンです。
 
 
 
 
ところが、混乱するお子さんもいます。
 
 
「友達と競争!?友達なのに争うの?」と。
 
 
「友達」とは仲良く一緒に遊ぶ人のこと、それなのに「競争」して争う相手になるのか、勝ち負けを競う相手として見ていかねばならないのか。
 
 
そのように、友達として見ていた仲間たちが、血肉を争う競争相手に変換されてしまうのです。
 
 
だから、必死になる。
 
 
負けることは絶対に嫌だ。
 
 
友達相手にそんなに熱くならなくても…と思われるシーンで、その子はもう、相手を友達とは認識していないのです。
 
 
友達であり、ときには競い合う相手にもなる、という風に考えるのが難しいのです。
 
 
片付け競争などの日常でも、必死になってしまう訳ですね。
 
 
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3.育てにくい!と感じてしまうときの対応ポイント

 
 
二学期に入り、気候が涼しくなってくると、運動会があるかどうかに関わらず、身体を動かす活動が増えてきます。
 
 
かけっこ、リレー、ドッジボール。
 
 
運動的な遊びには、勝敗を競うものも多く含まれています。だからこそ、おうちではストレスを少なくしてあげたいですよね。
 
 
おうちでの対応のポイントは、競争は競争で競うことを楽しみつつ、人を相手にメラメラと燃えて争うことをできるだけ減らすという点です
 
 
そこでオススメなのは競争相手を人ではなく、物にすることです。
 
 
 
 
ここでぴったりなのは「砂時計」です!
 
 
きょうだいと争うのではなく、争う対象物を砂時計にするのです。
 
 
これは、急かすためにやるのではないので、余裕のある分数のものにしてください。
 
 
そうすることで、きょうだいを競争相手と認定するのを避け、物との競争にシフトすることができます。
 
 
また、砂時計は時間の流れが目に見えるので、自分の行動を調整しやすいのも良いですね。
 
 
我が家はゲーム感覚で、着替えやご飯、歯磨き(これは砂が落ちるまでしっかり!)などを日常に取り入れました。
 
 
自分で好きな長さの砂時計を選んだり、組み合わせたりして、そちらに集中するので、きょうだいの動きはお互いにほとんど気にならなくなりました。
 
 
そして、何日か繰り返すとブームが去り、個々に自分のルーティンを進める日が多くなりました。
 
 
きょうだいで張り合うことが減り、親子でストレスが減らせるのでオススメですよ。ぜひ試してみてくださいね!
 
 
また、こちらの記事では勝ちにこだわる子どもへの対処法についてお伝えしています。合わせてチェックしてくださいね。
 
 
 
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執筆者:原しおり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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