【お悩み相談室】見たものにすーっと引き寄せられて、食事中でも遊んでしまう視覚優位の息子に困っています!

発達凸凹がある小1の息子は、目で見たものに引き寄せられていきます。視覚優位なのでしょうか。食事中、勉強中でも、気になるものがあると、引き寄せられ、手に取って遊んでしまうんです。どうしたらよいでしょうか。

 

小1・男の子のママ

食事中と勉強中は、目の前のことに集中してほしいですよね。我が家の視覚優位の息子も以前は、相談者さんのお子さんと同じように見たものに引き寄せられていました。相談者さんのお気持ちがよく分かります。では、改善方法をお伝えしますね。

 

発達科学コミュニケーション
リサーチャー 高嶋ともこ

 

【目次】

 

1.引力のように見たものに引き寄せられる視覚優位の息子

 
 
我が家にも、発達凸凹の子どもがいます。長男が視覚優位なのに対して、次男は聴覚優位。兄弟でもそれぞれ違います。
 
 
「視覚優位」とは、目から情報が入りやすいタイプ。一方、耳から情報が入りやすいタイプを「聴覚優位」と言います。
 
 
今回は、相談者さんのお子さんのように視覚優位で見たものに引き寄せられるタイプのお子さんのサポート方法をお話しします。
 
 
例えば
 
 
食事中・宿題中に部屋にあるものに引き寄せられる
 
授業中に注意散漫になったり立ち歩く
 
外でも興味・関心あるものに引き寄せられる
 
 
このような行動が見られませんか?
 
 
我が家の視覚優位の長男は、
 
 
食事中によく立ち歩く
 
宿題中に近くのものを手に取り、集中力がパツンと切れて遊ぶ
 
・朝、遅刻しそうなときでも、急に何か気になるものに引き寄せられて、準備が一時中断する
 
外でも興味があるものに引き寄せられて無断で触る
 
 
という行動がありました。私は、息子の行動が全く理解できなくて困っていました。
 
 
 
 
私は、目の前のことに集中してほしくて、息子を注意してばかりいました。しかし、全然改善しないのでイライラしてさらにガミガミ叱っていたんです…
 
 
特に、外出は常に息子を注意して見ていないといけなかったので、とても疲れました。周囲に迷惑を掛けないか、いつもハラハラ、ドキドキしていました。
 
 
息子に、話をすると頭では分かるのですが、行動は変わらなかったんです。
 
 
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2.どうして、見たものに引き寄せられるの?

 
 
どうして見たものに引き寄せられるのでしょうか。
 
 
例えば、授業中に先生の話がよく分からない、つまらないと感じると、何か楽しいことはないかとアンテナを張り、目でキョロキョロ探します。
 
 
結果、注意散漫になってしまったり、立ち歩いてしまったりしてしまうのです。
 
 
 
 
これは、視覚機能が活発に動き、常にアンテナを張って目新しいものや興味があるものを探している状態だからです。
 
 
このタイプのお子さんは、視覚優位で好奇心が強く、不注意や衝動性、多動の特性もある子も多く、余計に興味あるものに引き寄せられていきます。
 
 
視覚機能がより発達すると、目で見た情報の中で無視してよい情報が自然に無視できるようになります。
 
 
現代の子どもは、テレビやスマホを見る機会が多いですよね。テレビやスマホでは、画面の中で視点を動かすことはできますが、視線を動かす幅が狭く、見る力を発達させにくいのです。
 
 
私たち親世代の子ども時代を、思い出してみてください。
 
 
外遊びすることが当たり前で公園で遊び、広場で体を動かしていませんでしたか?私たちは、外の広い場所で自然に見る力を発達させていたのです。
 
 
視覚優位だけどまだ伸びしろがあるということは、脳のアンバランスからくる問題です。脳の問題なのでガミガミ叱っても改善はされないんです。
 
 
物理的な支援発達がゆっくりになっている部分を伸ばすことが必要なのです。
 
 
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3.〇〇〇を伸ばせば改善できる!3つの秘策

 
 
お子さんが、視覚優位と言うことは伸び代があります。ですから大人がサポートと工夫をして、「見る力」をさらに伸ばしてあげましょう。
 
 
「見る力」が育つと、困りごとは減りお子さんの強みに変わっていきますよ。
 
 
では、まず視覚優位の子どもの物理的支援についてお話します。
 
 
学校では、先生に相談して1番前の席にしてもらいましょう。家庭での学習時間や食事の時間は、周囲に余計なものは置かないようにしてください。
 
 
視覚優位の子どもが、集中しやすい環境を大人が作ってあげる必要があります。
 
 
次に、遊びや生活の中で楽しみながら「見る力」を伸ばす方法をご紹介しますね。
 
 

◆①外遊び

 
 
1番のオススメは、外遊びです。先ほどもお話ししたように、外で体を大きく動かして遊ぶことで眼を大きく使い、見る力と一緒に未熟な部分が育ちます。
 
 
特に、ボール遊びや鬼ごっこなど目を大きく移動する遊びが良いですよ!
 
 

◆②「どこかな?クイズ!」

 
 
 外出した際に、「どこかな?クイズ!」と題し、「赤い車はどこかな?」や「困った顔をしたおじさんはどこかな?」など物や人などを探すクイズをします。
 
 
散歩中でも、車の移動中でもできるのでオススメです。
 
 

◆③卓球&卓球ホッケー

 
 
お家では、100円ショップで購入できる卓球用品を使う遊びがオススメです。
 
 
小さいお子さんなら、「卓球ホッケー」をします。テーブルの上や床の上で卓球の球を転がしながら、ラリーをすることです。家にあるスーパーボールと缶の蓋などで代用してもできますよ。
 
 
年齢が上がれば、通常の卓球にチャレンジしてみましょう!まずは、ゲームよりもラリーで何回続けられるかチャレンジしてみてくださいね。
 
 
 
 
 お子さんの発達には、「上手!」「すごいね!」「ナイス!」などのお母さんの声かけもとても大切です。
 
 
また、宿題や食事中に、きちんと座って集中できているときには、見逃さずに褒めることも効果的ですよ。
 
 
子どもは、褒められると自信がつき、少し難しいことや新しいことにチャレンジする力になります。
 
 
褒められた!できた!という小さな成功体験の積み重ねが脳の発達をぐーんと加速してくれます。
 
 
さて、現在小学5年生の息子はというと、見たものに引き寄せられることが、ほぼなくなりました。
 
 
学校の席は、前方より1、2番目の席をキープしていましたが、5年生になってからは1番後ろの席や後ろから2番目の席になりました!
 
 
気が散りやすいところがだいぶ改善され、授業や宿題に集中することができるようになりました。
 
 
息子の問題行動が激減したので、私も苦だった外出が今は楽しくできるようになりました。
 
 
いかがでしたか?視覚優位で見たものに引き寄せられるお子さんの行動を変えるためには、叱ってもメリットはないので「見る力を」を伸ばすことが得策です。
 
 
ぜひ、親子のコミュニケーションを楽しみながら、「見る力」を高めてくださいね。
 
 
また、視覚優位な子どもへの効果的な対応はこちらでも紹介しています。合わせてチェックしてくださいね。
 
 
 
 
発達凸凹の子どもの「困った!」が改善するお母さんの対応をお伝えしています!
 

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執筆者:高嶋ともこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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